この時期になると、
つわぶき の花が咲きます。

花が咲いていない時期には、存在を忘れがちな地味な つわぶき
遠目からでも目立つ黄色の可愛いお花が現れると、
「今年も咲いてくれて、ありがとう。」と声をかけます。


冬を前にしたこの時期、
キンモクセイを剪定したあと、地植えのチューリップを仕込みます。
土にたくさんの空気を含ますように耕す作業つきです。
3年目のチューリップには、フィノラ と ブラックヒーローを選びました。
土をアルカリにするための調整を1か月前に行いました。
二つの球根を交互に置いたあと、
毎年施すマルチングを土の表面に施します。
有機たい肥→ もみがら燻炭→ バーク堆肥 の3層です。
この3層にすることで、微生物がたくさん住める環境になるそうです。
今年の有機たい肥には、米ぬかから作った手作りの有機たい肥料です。
米ぬかに、納豆菌のほか、イースト菌などを加え、2か月発酵させて作りました。
うふ。
成功するか否かは、後のお楽しみ。

そうそう、今年は、キンモクセイの根元にパンジーを植えず、
水仙を選びました。
ステンレスという名の、こんな球根です。
めずらしい品種のようで、純白の水仙なんだそうです。

話は変わり、先日、この庭から抜いたミニバラ達。
元気になりました。
白い根がほとんどなく、色も真っ黒だったゆえ、心配していましたが、
ご覧のとおりです。

バラの良さは、切ることで、リセットされることですね。
心が萎えるとき、
「ほら、リセットしよう。またやり直せるよ。」
そう語ってくれている気がします。

大きく育ってくれた トレニア
冬越しできないのが残念ですが、このあざやかな色が玄関を彩ってくれました。

最後にいくつか摘み取って、部屋にかざります。
こうして、花を季節ごとに植え替えていくうち、
私は、どの季節も好きになりました。

昨年の今頃、種をまいた クリスマスローズ
春に36個のポットあげをし、
そのひとつひとつに、名前をつけたタグを表示して世話をしていましたが、

夏にべと病が発生し、葉がこんな風に茶色く変色しました。

菌がこれ以上回らないように、すべての芽を切り取るしかなかったのですが、
裸になった茎のうち、3分の2が、新しい葉を芽吹いてくれました。
生きる力ってすごいですね。

結果として、成長不良の苗も含め、
9個の苗が夏越しできなかったのですが、
残る27個の苗は、今、ぐんぐん成長しています。
秋から冬に向かって成長するクリスマスローズ。
見ているだけで、元気をもらってます。

といっても、クリスマスローズの開花まで、2年もかかるとのこと。
花が咲くまで、まだ1年の長い時間が必要です。
じっと見守る忍耐強さも、必要なんですね。
そして、植物に休眠期と成長期があるように、
人も同じかもしれません。
何をやってもダメな時期があるのは、きっと人の休眠期。
休んでよい時期だってあるはずです。
私も数年前の3年間は、何をやってもダメな時期でした。
自信を失うというのが、こんなに苦しいものだと初めて痛感した3年間でした。
焦っちゃいけない時期だったのだと思います。

こんな風に、植物の世話をするうち、
モノを語らない植物から、
なにかしらの、生きるヒントをもらっている気がします。
そうして、今まで自分が気づかなかったモノの見方が、私のなかに生まれています。
来年の春、花たちの祭典が訪れる希望もまた、
植物たちからの贈り物なのだと思います。
そんな私のひとりごと・・・。
(笑)
おつきあいいただきまして、ありがとうございました。
明日も皆さんにとって、よい日となりますように。
(*^。^*)