4月下旬にお迎えした新苗
フランソワジュランビル
実のところ、村田晴夫さんの『つるバラのすべて』の本を読み
その魅力にひかれて衝動買いした新苗でした。
(780円という価格に惹かれたとも言えるが・・・。)

こんなにか細い苗が
フェンス一面覆い尽くすほどのつるバラになるのか半信半疑なまま
とにかく1年、シュートを保護しようと、ベランダに持っていったのでした。

7号鉢に植え替えて、オベリスクを設置すると
細い苗は、やがて細い枝のまま、ぐんぐん伸びていきました。

子供の頃、『ジャックと豆の木』という童話を読んだことがありますが、
そんなかんじです。
とにかく、どんどん伸びていきました。

そのうち、枝分かれした茎が出てきたため、
オベリスクに巻きつけながら、のばしていきました。
しかし、枝分かれした枝もまた、細いまま、ぐんぐんと伸びていくのです。
ベイサルシュートらしきものは出てこず、
ひたすら細い枝が細いまま伸びていくのです。

やがてオベリスクではどうもこうもなくなり、
ワイヤーネットを張って、そちらに誘引。

伸びるわ、伸びるわ、ジャックと豆の木。
ただ、上にはのびず
真横にぐんぐん歩腹前進するというかんじです。
これが「フェンスに合うバラ」と言われる所以ですね。

暑い夏のベランダにおいては、
ジュランビルは、時々水切れしながらも、
その成長は止まることがありませんでした。

そうして、ようやく10月に入り、終着駅となったのは、
1本の主幹の枝先が、ついにほうき状になりました。
そこに至るまで6か月。
計ってみると、10メートルを超えています。

ゴールにたどりついた安心感か、
なんだか枝葉がイキイキしてるようにうのは私だけでしょうか。
ジュランビルは、こうして垂れ下がっても、花をつける品種なのだそうです。
しかし、葉っぱに惚れただけあって、可憐な形です。

春しか咲かない一季咲きですから、
私には、まだどんなお花か、見たことがありません。
淡いピンクで、香りはリンゴのようだとか・・・。
まだ見ぬジュランビルの花に想いを寄せながらも、一方では、
「このバラだれか貰ってくれないかしら・・・。」という気持ちに。
だってだって、
ほんとに育てられるの?
どの場所で?
同じツルバラでも、パレードがほとんど落葉しないのに、
今の時期、ジュランビルは、バンバン葉が落ちます。
これではベランダに置くなんてことは隣家に申し訳なくて出来ないし、
何より、こんなにガンガン伸びるなら、
狭いベランダ、長さが足りない。
ふたたび
この家で育てられる?
・・・・・・。
試行錯誤の末に、たどりついた結論。
1階に降ろして、家の壁に真横に誘引するしかなく・・・。しかし
どこに誘引?
フェンスがないのにどうするの?
・・・・・・。
家の壁にビス打つの?
ビスを打って、ワイヤー這わせるの?
・・・・・・。
そこでminntaさん考えた。
毎日、毎日考えた。
そうして方策、考えた。
フェンスのない家の北側。
家の壁にビスを打たなくても、誘引できる方策を・・・。
なせばなる。
なさねばならぬ、ジュランビル。
全ては
To be continued
なのであります。
ほんまかいな・・・。
この記事のつづきとなる4年目の2016春の姿がこちらです。
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