・・・となったら、やっぱりコレ!
「ポッペアの戴冠」!!!
[オルフェオ」から30年以上経って作られたオペラ。
題材が随分変化してる。
この作品も、西洋音楽史の授業でDVDを鑑賞した。
ローマの遊女・ポッペアが、皇帝ネロの奥さんのオッタヴィアを追い出して妻になろうとする女性の物語。
歴史上の人物・皇帝ネロの実話に基づいた作品。
一部、「幸運の神」「美徳の神」「愛の神」が登場するものの、
人間をシリアスに描いてる。
わくわくしながらDVDを観ると、驚いたっ!!
なぜって、なぜって、授業で観たDVDと同じだったからだ!
う、う、うれじい・・・。
すばらしいDVDなんだよ!
美術や撮影、もう言うことなし。
劇場での反響音が、前回のような大劇場ステージとは違い、素晴らしい!
歌の響きが、古楽器の、あのどことなく柔い響きとマッチする!
すばらしい歌声と演奏!演技も素晴らしい歌い手達だったんだよ。
衣装なんかもさ、当時の絵画から抜け出たみたい。
きゃああああああ!素敵!
で、さっそくigaさんが書き込んでくれている説明を読むと、
「チューリッヒ歌劇場」と書いてある。
やっぱ、オペラ専用の劇場なんやな・・・。
でもって、「モンテヴェルディ合奏団」とある。
いや~~~!!!上手なはずですわ!!見事な演奏ですもん!!
前回の「オルフェオ」と全然ちゃう!!
モンテヴェルディの作品専用の合奏団ってわけですね!!
演出は「ジャン・ピエール・ポーネル」
DVDは第二幕からだったけど、この第二幕が入っててよかった。
第二幕こそクライマックス!
シリアスとコミックが混在する起伏に富んでいる。
ポッペアとの結婚を反対する老齢の哲学者セネカ。
そのセネカが、ネロから「自殺するよう」命令が下る。
この命令に嘆き哀しむ若者。
「セネカさま・・ああ・・そんな。」と言いつつ、
豊満な娘の尻を追いかけ、くどく青年たち。
『さっきまで泣いとったんちゃうん!?』
本来の台本では、そういう場面はなく、ここで「美徳の神」が登場して、セネカを慰める場面らしいのだが、モンテヴェルディは、それをカットして、この場面を入れた。
ギリシア神話を抜け出て、人間のさまざまな一面を入れるオペラに力を注いだのだと、教授は言ってた。
やった!やった!このDVDを観れるなんて!「棚ボタ気分」!
igaしゃま、ほんまにありがとです★