第100回 全国高校野球選手権記念大会-第4日目- | Mの独り言

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高校野球好きなシンガーソングライター藤川麻理麻(ふじかわまりお)の日常生活のちょっとした出来事を綴っています。

  100回目の夏、4日目。
  四国勢2校が登場した本日、今日もまた接戦あり、逆転あり、劇的本塁打ありの1日でした。

  本日のレジェンド始球式は、浪商の牛島和彦さん。
  ドカベンと呼ばれた香川伸行さんとバッテリーを組んでいて、準優勝の経験もあります。
  プロでも活躍、監督も務めたそうです。
  そして、香川さんというと、息子さんが選手権に出場していたんですよね。
  88夏、福岡代表・福岡工大城東の香川英斗さん。
  ぼんやりとですが覚えています。
  さて、レジェンド牛島さんの投球はワンバンになりました。
  我々普通に「レジェンド始球式」って言っていますが、よくよく考えると「レジェンド」として始球式ってめっちゃ緊張するよね。
  でも、どの方も楽しそうに投げていらっしゃるのがまた良い。
  高校野球、甲子園という場所は特別なんだ。

  今日もNHKは8:15まで「半分、青い」をやっていたので、始球式はバーチャル高校野球で見ました。


○第一試合 日南学園(宮崎)×丸亀城西(香川)
  香川大会の決勝戦はバーチャル高校野球で見ていました。
  第1回の出場校の高松が決勝まで残ったという噂を聞きつけて、超にわかですがチェックしていました。
  高松は丸亀城西に逆転負けだったのですが。
  高松を敗って丸亀城西は選手権出場を決めました。
 
  日南学園の先発は辰己投手、丸亀城西の先発は大前くん。
  丸亀城西は香川大会は継投で、大前くんはリリーフだった、ということは奇襲か。
  試合は両投手がなかなか安打を打たせない投球で、本塁が遠かったです。
  日南学園が3表と8表に1点ずつ取ったのみで、丸亀城西はあと1本が出ない、日南学園の好守にも阻まれた感じでした。
  今大会2試合目の完封となりました。
  辰己投手は99球?だったか、三振は9回の1つだけ。
  打たせて取る素晴らしい投球。
  4安打完封だったかな。
  大前くんは、「攻撃野球を掲げる」日南学園を2点に抑えました。
  マウンドでも打席でもずっとニコニコしていて爽やかでした。

  この結果、日南学園は常葉大菊川と当たることになりました。
  何とまあ、また激アツな対戦カードなんだ。

  日南学園2-0丸亀城西。


○第二試合 金足農(秋田)×鹿児島実(鹿児島)
  鹿実はもし昨日の第一試合を引き当てていたら、始球式が先輩の定岡正二さんだったから「持っている!」「奇跡!」とか言われたんだろうな。
  星稜の影に隠れがち?だけど、レジェンド始球式の方の母校ですよね。
  もうちょっと話題になってもよかったのに。
  やっぱり3日目の第一試合じゃなかったからかな。
 
  鹿実も高知商と同じく創部100年目なのだとか。
  金足農のチーム紹介をしたマネージャーの名前が、彩愛さん・桃華さん・桃佳さん、だったように見えた。
  3分の2が「モモカ」説。

  個人的には秋田×鹿児島はアツい。
  それは92夏、93夏のお話。
  92夏、秋田代表の能代商は鹿児島代表の鹿実に15-0で大敗。
  その翌年93夏、能代商は再び初戦で鹿児島代表の神村学園と対戦し5-3と勝利し、チームは違うものの鹿児島県勢にリベンジを果たすのである。
  これが秋田県勢14年ぶりの初戦突破だったとのこと。
  能代商は鹿実に15-0で敗れたスコアを練習場に貼っていたのだそうな。
  胸アツです。
  2010・2011と能代商のエースだった保坂くんは印象的な選手でした。
  その後、能代商はベスト16まで勝ち上がりました。

  全然関係ない話だけど、悔しくてスコアを貼るというと、87センバツ準優勝の東海大四の大澤志意也投手も神宮大会で浦学にコールド負けしたスコアを貼っていたそうです。
  そしてセンバツ準決勝で浦学にリベンジを達成した。
 
  金足農のエースは吉田輝星(こうせい)投手。
  注目の好投手ということです。
  その吉田投手は14奪三振でした。
  鹿実は全くチャンスがなかったわけではなかった。
  8表にようやく1点を返したものの、本塁が遠かった。
 
  鹿実は創部100年目に勝利ならず。
  金足農は23年ぶりの勝利。

  金足農5-1鹿実。


○第三試合 大垣日大(岐阜)×東海大星翔(熊本)
  大垣日大というと79センバツで希望枠唯一の準優勝、だったはず。
  去年の夏は初戦で天理に敗れましたが、全イニングで出塁で完封という珍しい負け方をしていた記憶があります。
  前回大垣日大が勝利したのは96夏だということで、藤代に8点差逆転という試合だった気がする。
  東海大星翔は東海大二から校名変更したということです。
  東海大四も東海大札幌になった、あのタイミングかな。
  東海大星翔になって初出場ということです。

  大垣日大の先発は修行投手。
  大会前にケガか何かあったっぽい。
  試合後の阪口監督によると「岐阜大会はずっと投げていたのに、ここで投げさせないのは教育上良くない」ということでした。

  試合は東海大星翔が初回に2点先制、大垣日大が2ウラに1点返すも、3表に東海大星翔が1点取るという流れから、4ウラに大垣日大の小野寺選手の大会第10号となる満塁本塁打で逆転。
  大会2本目の満塁本塁打。
  そのあとは本塁打攻勢。
  6ウラに堀本選手のソロ(大会第11号)、7ウラにはまたもや小野寺選手の3点本塁打(大会第12号)。
  終わってみれば9-3と大垣日大の快勝でした。

  大垣日大9-3東海大星翔。


○第四試合 花咲徳栄(北埼玉)×鳴門(徳島)
  花咲徳栄は言わずもがな、去年の夏、埼玉に初の優勝をもたらしました。
  夏連覇を目指します。
  ちなみに埼玉4連覇は初なのだとか。

  鳴門は地味に、というと失礼なのだが、意外と(これも失礼)ベスト8とかにちょいちょい進出しています。
  徳島というと、未だに私立が出場していませんが、徳島大会決勝は私立の生光学園でした。
  武田久の母校ですね、確か。
  生光学園に逆転勝ちで今年もまた私立の出場を阻みました。
  鳴門は第1回大会から参加をしているという伝統校です。

  試合は意外にも(だから失礼だって)、鳴門が先制、リードを広げ、花咲徳栄が追いかける展開。
  4表に注目の野村くんに大会第13号本塁打で4-2と迫る。
  その後はお互いにチャンスを作るも得点できずというような流れのなかで、8表に1年生の井上くんの適時打で花咲徳栄が逆転。
  やっぱりこうなるか、って私は何度鳴門に失礼なことを言っているんだ(汗)。
  というか、花咲徳栄がこのまま終わる訳がないと思っていた。
  昨年夏の王者の底力。
  花咲徳栄は9表にも3得点で大きくリードを奪う。
  ウラに鳴門も1点返すも後続が絶たれ試合終了。

  途中、鳴門行けるかな、という感じがあったのですが、やっぱり去年の夏の優勝校はそう簡単には勝たせてくれなかった。
  7ウラのチャンスで点が取れなかったのが痛かった。
  飛び出した走者が花咲徳栄の空タッチで生きたところで、鳴門持っている!と思ったけど、その後をしっかり抑えるのが、さすが王者だ。
  でも、王者相手にいい試合していたし、いいチームでした。
  鳴門は1、2年生主体のチームなので来年以降も期待したいと思います。
  エースの西野くんは2年生、九番の田口くんは1年生。
  楽しみな選手が多いです。

  花咲徳栄8-5鳴門。


 
  ということで、四国勢2校は初戦敗退となりました。
  済美と高知商に丸亀城西と鳴門の分も頑張ってほしいです。
  どちらも次の対戦相手、強敵なのですが。
  勝ったとしてもベスト16で対戦することになるので、今年のベスト8に四国は多くても1校しか残れないことが決定している。
  済美と高知商、どちらかが残ればいいなあ、と淡い期待を寄せてみる。

  そして、今日もまた本塁打が4本出ました。
  着実に本数を重ねています。
  今年もどこまで伸びるかしら。

  あと、今年の大会の特徴として1年生の活躍が目立つということが挙げられそう。
  来年以降の楽しみも同時に作れる今大会である。



  明日の試合。

第一試合 横浜(南神奈川)×愛産大三河(東愛知)
第二試合 花巻東(岩手)×下関国際(山口)
第三試合 創志学園(岡山)×創成館(長崎)
第四試合 興南(沖縄)×土浦日大(茨城)

  第一試合は神奈川3連覇を果たした横浜と6月の練習試合で大阪桐蔭に勝利した愛産大三河。
  第二試合の下関国際は去年の夏に監督が批判されたことで話題になった。
  初勝利目指して頑張ってほしい。
  第三試合は「創」「創」対決。
  センバツベスト8の創成館に対するは明徳義塾の馬淵監督が「大阪桐蔭を倒すのは創志学園(だと聞いた)」という創志学園。
  ニュースとかでは馬淵監督が「大阪桐蔭を倒すのは創志学園」と言っていた、となっていたけど、これって又聞きじゃ・・・。
  でも、創志学園を評価しているのは変わりないだろうし、創志学園はけっこういいチームらしい。
 
  明日も好カードが多い1日です。