これから子供達は、人生様々な困難なことがありながら、それを乗り越えて生きていかなくてはなりません。
今、大人達がしてやれることは、困難な中でどう生きていくか、身を持って教えていくことなのかなと思っています。
なかなかうまくはできませんが、
身を守りながら、「子供達の成長を止めない」努力をしたいと思っています。
オンラインのレッスンを否定的に言われる方も多いですが、活用の仕方によっては、子供達の成長にいい影響もありました。
普段は大人との関係にちょっと甘えがある生徒さんの自立には役にたったと思います。
しっかり受け答えをして、教則本を自分で開けて、注意されたことは自分で書きこみをしてくれました。
当たり前にあったレッスンがなくなり、その大切さに気づいたのは生徒さんだけでなく、私自身もでした。
リズムが苦手な生徒さんは私が映すリズムカードで一生懸命リズム打ちをしてくれました。
おそらく今まではついつい私が横で叩いてしまい、理解しないうちに過ぎていっていたかもしれません。
タイムラグがそれを拒みました。(笑)
拍の指導も結構がんばっていたつもりですが、タイムラグのため、絶対生徒さん自身で拍を数えなくてはならなくなります。そこで、数えながら弾くという大変な作業をすることになり、本当に理解してくれた生徒さんが多いです。
指使いもよく見ると間違いがわかりますし、分かりにくいときは言葉で、そこは1523になってる?と自分自身で確認してもらったりすると、より頭に入ったりしました。
要するにまどろっこしいことを丁寧にすることにより、より根本的な指導ができたように思います。
教則本の仕上がりは動画に撮って送ってもらいました。強弱や、表情をつけてテンポをあげて送ってね。と言っておくと、必死で練習して送ってきてくれました。次のレッスンまでに合格を出すので、学校がお休みなのも手伝って、教則本はみんなよく進みました。
教室のグループラインに私の動画をたくさん送りました。
お手本の動画に解説つけたり、練習の方法を話したり、ソルフェージュの授業を撮ったり。
なかなか忙しかったです。
中には、家にWi-Fiがないご家庭もありましたが、ラインの無料ビデオ通話でレッスンをしました。
携帯同士の相性かなにかで、オンラインのツールより、レッスンができることもありました。こちらが、ブルーツースをつけたら、結構な音量で音が聞こえます。
連休の間にレッスン室の模様替えをして
ピアノとピアノの間にしきりをつくりました。
秋になるとまた、第2波がくるかもしれませんが、生徒さんの安全をまず第一に、そして色んな方法を模索しながらがんばっていきたいと思います。
竹本喜代美
