2時間気持ちを集中させて書きました。
ぐっと集中している時は気持ちがよくて、頭の中が、今書いている線の行方の事しか考えていません。
先生に、お習字は余白が大事と言われます。
まさしく芸術は何もないところが大事。
音楽にも通じるところがあります。
休符、ブレス、間の取り方が上手い生徒さんは音楽性があるのだなと思います。
お習字は線の行方の事だけを考えますが、ピアノを弾くときには音の行方を考えます。すこし大きすぎたかなと思えば、次の音でバランスをとったりしながら、全体像を考えて弾きます。
すなわち、自分が今まさに出している音を聞いて過去を考え現在を考え未来を考えて弾かなければなりません。お習字も絵画も、通じるものがあります。
そしてここでコンサートのお知らせです

館野泉が来松されます。
気がついてる方いらっしゃいますか?
レッスン室に館野さんの手形を飾ってます。
館野さんはコンサートのステージ上で、倒れられて、右半身不随になりました。
失意の最中、息子さんが、渡してくれたのが、左手のためのピアノ曲。
それから、左手の猛練習の末、ピアニストとして、復活されました。
お医者さんが、奇跡と言われているそうですが、最近は右手も動くようになったそうです。
とても美しい音を出されるピアニストです。
ぜひぜひ聴いてみてくださいね!
コンサートは7月20日18時開演ひめぎんホールメインホールです。
竹本喜代美

