民芸はこだて には床の間があり、月に二度 掛軸を掛け替えています。

 

5月前半は、福岡  寿福寺 50世 松涛泰宏和尚筆

「薫風自南来」 (くんぷうみなみよりきたる) (くんぷうじなんらい)

 

 

出典は唐時代の詩人 柳公権の詩です

 

<薫風自南来 殿閣生微涼> (くんぷうみなみよりきたり、でんかくびりょうをしょうず)

 

これは唐の皇帝 文宗が「人は皆夏の暑さを嫌うけれども、私は長い夏の日が好きだ」と言ったことに対する柳公権の詩です。

この詩の意味するところは「初夏にそよぐ南風の涼しさを感じられれば、宮殿に清涼がもたらされる」

 

「薫風自南来」の禅語としての解釈はいくつかあるかとは思いますが、概ね「無心の境涯になれば、わずかな事柄にも気づけるようになる」 「わずかな南風を感じるとき、無駄なことがなくなったような悟りの境地を感じられる」 ということでしょうか。

 

 

 

 

 

茶碗は、熊本県 小代焼 近重治太郎さんです。

 

 

 

 

<民芸はこだて>

 

040-0051

函館市大町1-1

0138-86-9255

 

HP

函館市 | 民芸はこだて | カフェ (mingei-hakodate.com)

 

2024年定休日: 月曜、火曜

 

月に1~2度程度 介護帰省のため週末休むことがあります。週末の営業は、ブログ、電話で御確認ください。 

*5月11日(土)12日(日)は営業します。