11月22日は即位礼正殿の儀が執り行われ天皇陛下がその即位を内外に宣明なされます。この国民的慶事につき心からお喜び申し上げますとともにその気持ちを表すために福岡市役所を訪問し祝賀の記帳を致します。
とはいっても何か実感が沸いてきません。改元の際に祝賀の行事は終わったのではないかと思っちゃったりもします。
平成から令和の改元が、生前退位→即位で、基本的に祝賀行事続き(お祭り騒ぎ)だったからではないかと思われます(生前退位も高齢によるもので国民的にはお疲れさまでしたという点で祝賀の意味が強かったと思われます。)。
昭和から平成の改元は、昭和天皇崩御から先帝陛下即位正殿の儀及び大嘗祭までの間、自粛・喪中ムードから新たな時代の幕開けへという、タイムスパンが長かったような気がします。個人的に、天皇は自然法則以外の力でこの国の時間軸を支配しているのだなと実感しました。
両者の改元の違いは、先帝陛下の崩御退位か生前退位の違いによるものなのでしょうが、天皇及び皇室が国民生活の中心的存在であり続けるのであれば、基本的に生前退位は好ましく無いのではないかと思います。
なかなか難しい問題です。政治家でも皇室の一員でもない私ができるのは市役所で記帳をすることくらいです。