いつもありがとう♪
日々仕事をする上で、どこに向かうのか?どういう在り方で臨むのか?
理念やビジョンはとても重要です。
とっくにブログにアップしてるつもりでしたが。。ブログには載せてませんでした(''Д'')
僕が創業の時に金融機関や大家さんにプレゼンした時の創業計画書に書いた想いです。
改めて共有しときます。
実際の創業計画書も見たければ公開しますので、興味ある人は言ってください( *´艸`)
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「みんなの」が考える飲食業の存在意義
今飲食業界が抱えている現実はかなり厳しいというのが現状です。
食品偽装問題やブラック企業体質のレッテル。飽食の時代で働かなくても食っていける世の中で飲食業はキツイ仕事とされ働き手が集まりません。原材料費の高騰等々。挙げればキリがないでしょう。
又、さまざまな業態、さまざまなお店が溢れかえり、特に都市部は飲食業の飽和状態です。
その背景には飲食業が開業のハードルが低く、経験もスキルもなくても開業できてしまうからという事があると思います。そのせいで実力の無い店、魅力の無い店。儲け重視の店がいい店よりも目立ってしまい、業界全体の質を落とし、業界を窮地に陥れているものだと私は考えます。
本来飲食業とはどうあるべきか?
私が飲食業に携わって約8年。飽き性の自分がこれだけ長く携わっていられたのは飲食業だけでした。
私は人との出会いには恵まれていると思っています。運が良いと本気で思っています。
私が出会った飲食企業はどこも素晴らしい企業でした。自社の儲けよりも従業員の幸せや地域に愛され必要とされることを優先していました。
当然ながらそこで働く従業員、ご来店されるお客様。現場は常に沢山の笑顔で溢れていました。
それはなぜか?
新人のアルバイトまでおもてなしの心が伝わっているからではないでしょうか。目の前の人に喜んでもらいたい。そんな想いでみんな働いているからお客様も喜び、店に感謝してくれます。感謝されるからまた喜ばせたくなる。その連鎖が人を呼び、人を笑顔にし、地域を元気にし、街を元気にし、その街に必要とされる店に育つのだと思います。
飲食業はお客様のお腹を満たすだけではいけません。
ただ料理を出す。ただ酒を出す。それは飲食業ではありません。
そこには人と人とのアナログな繋がりがあり、笑いがあり涙があり、怒り悲しみといった人の喜怒哀楽があります。それは映画や演劇、コンサート、お笑い等のエンターテイメントとなんら変わりありません。
私は約8年の飲食人生の中で沢山の人間ドラマを目の当たりにしてきました。店で出会って結婚する人がいたり、何年ぶりの再会をはたしたり、喧嘩で警察が来たり、自殺志願者が元気になったり。
飲食業はお客様参加型のエンターテイメントなのです。
そんな店が我が街に沢山あったら、どれだけその街が笑顔で彩られ、その街に住む人の人生を豊かにする事が出来るか。
今巷に溢れかえる自社の利益だけを追求する店や、ただ料理とドリンクを運ぶだけの飲食店はきっと淘汰されていきます。これからは本物のおもてなしを追及する店しか生き残れません。
今回「みんなの」という屋号をつけさせていただきました。「みんなの」という屋号には店・会社はオーナーのものではなく、従業員や地域の物であり関わるみんなに必要な店・会社にしていくという想いと自分への戒めをこめて名付けました。
開業の機会さえ頂けるのならば、理念を全うし、永く地域に愛され必要とされる企業に育てられるように全力を尽くす所存です。
みんなの株式会社 代表取締役 菅野大輔
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