慰安婦を巡る橋本発言を断固支持する! | 岐路に立つ日本を考える

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 私は日本を世界に誇ることのできる素晴らしい国だと思っていますが、残念ながらこの思いはまだ多くの国民の共通の考えとはなっていないようです。
 日本の抱えている問題について自分なりの見解を表明しながら、この思いを広げていきたいと思っています。


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 橋下徹大阪市長が、第二次世界大戦中の慰安婦が必要だったと発言したことが、海外で話題を呼んでいるようです。普段は橋下氏に共感を覚えることの少ない私ですが、この発言に関しては断固支持したいと思います。

 慰安婦に関しては、中国や韓国のプロパガンダを受けて、世界的に非常に大きな誤解があります。今回のこの発言についても、例えばイギリスのBBC放送は、記事の中で次のような記述を入れました。

 第二次世界大戦中に日本軍が占領した地域の約20万人の女性が、軍に奉仕する性奴隷になるように強制されたと見積もられている。そうした女性たちの中には中国や韓国の女性が多いが、フィリピンやインドネシアや台湾の女性もいた。(Some 200,000 women in territories occupied by Japan during WWII are estimated to have been forced to become sex slaves for troops. Many of the women came from China and South Korea, but also from the Philippines, Indonesia and Taiwan.)

 「慰安婦の問題というのは、日本が過去に帝国主義に走った時代の中で、日本が犯した戦時レイプであり、人権の著しい侵害であったというのが、世界的な認識だ。」と、韓国の外務省のスポークスマンはAFP通信に語った。("There is a worldwide recognition... that the issue of comfort women amounts to a war-time rape committed by Japan during its past imperial period in a serious breach of human rights," a South Korean foreign ministry spokesman told news agency AFP.)

 このように、プロパガンダを真に受けた理解の下で、橋本発言を厳しい調子で批判するトーンの記事を書いています。

 その一方で、BBCは橋本発言を正確に伝える努力もしています。先入観に染まりながらも、橋下氏を公正に取り扱おうという態度もあるわけです。例えば、こんなことも書かれています。

 橋下氏は女性たちがその意に反して慰安婦になったことを認めた。日本軍が取った行動には日本に責任があるとしても、日本はこのようなシステムを利用した唯一の国ではないということもまた主張した。(He acknowledged that the women had been acting "against their will". He also claimed that Japan was not the only country to use the system, though it was responsible for its actions.)

 橋下氏が何を言いたいのか、海外の記者たちはまだよくわからない状態でしょう。しかしながら、今後橋下氏がこの慰安婦の問題についてどのような発言を行うのかについては、外国人記者たちからの注目は当然集まるはずです。ちなみに、BBCには数多くの記事がある中で、橋下氏のこの発言をめぐる記事は、読者によってシェアされた記事の中ではトップになり、読まれた回数でも2位になりました。世界がいかに注目したかがよくわかります。

 私が橋下氏に期待したいのは、外国人記者クラブで、この問題の深いいきさつについて、証拠を挙げながら長時間にわたってしっかりと説明を行っていくことです。参考文献も例示しながら、プロパガンダによっていかに真実が歪められてきたのかについて、記者たちに解明を促すことです。そしてこの問題の真相を真剣に究明するのは、記者冥利に尽きることもまた併せて語っていただきたいと思います。

 橋下氏が述べている正論は、対米関係などを考慮しなければならない立場にある内閣や政権与党の側からは、なかなか主張しにくいものです。野党の有力指導者である立場を上手に活かしてこのような発言をしてくれたのは、日本の国益に大いに貢献してくれると考えます。

 そして、橋下氏が慰安婦問題で日本を名誉回復させることに成功したとすれば、橋下氏が次に南京大虐殺の問題を取りあげたとしても、世界は橋本発言に真剣に注視してくれることでしょう。

 日本人の中には、釈明するのはみっともないという美意識がありますが、この美意識によって日本の国際的な地位をどれほど貶めることになったかを、まじめに考え直す時期に来ています。

 慰安婦や南京大虐殺のみならず、尖閣や竹島の問題にしても、日本は真実とそのいきさつについて、世界に向けてしっかりと発信するということをやってきませんでした。このような、積極的に語らずしてわかってもらおうという態度から、私たちは訣別すべきだと考えます。

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