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※今書いてる話は
【私の妹】美紀の話です。
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モラ夫の話を書いてます
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その日、
義母は約束どおり
チャイルドシートを装備した車でやって来た。
「ねぇ見て??
これ着替えとオムツセット♡
離乳食も冷凍したのあるからね!!
あ、バウンサーも用意したのよ!
うちの廊下、冷えるから♡」
次から次へと話を進める義母に、
私はただ立ち尽くすしかなかった。
「じゃあ、ひかりちゃん、
ばあばのおうちで
お泊まりしましょうね~♡」
にっこりと笑って
抱きかかえようとする義母。
でも──
「やっぱり無理です!!」
絞り出すように私は言った。
義母の笑顔が、固まった。
「え?」
「無理です。まだ、私……心の準備ができてなくて。夜中も授乳してるし、離れたら私が眠れなくなりそうで。」
義母は、露骨に眉をひそめた。
「そんなこと言ってたら、
いつまでたっても預けられないわよ?
母親なんだから、
少しぐらい離れることも覚えないと!!
子離れって言葉知ってる?!!
甘やかしてばかりじゃダメなのよ。
子育てって、距離感が大事なの!!
分かる?」
その言葉に、胸が痛んだ。
「……でも私は、
今はまだこの子と離れたくないんです。」
「はぁ……
あなたってほんと、頑固ね〜」
呆れたような声と、
軽蔑するような目。
そして
横で見ていた健人が、口を開いた。
「母さん、今日はやめておこう」
「え?」
「美紀が無理って言ってるなら、
無理なんだよ。
無理してまで預けることじゃない」
「健人……あなたまで?」
健人の言葉に、
義母の顔が信じられない、
というように歪んだ。
「私がどれだけ楽しみにしてたと思ってるの!?あんたまで、あの子の肩もつの?!」
「違うよ、母さん。
俺が決めた。
……美紀の気持ちを、
無視したくないから。」
健人の顔には疲れと
戸惑いが滲んでいた。
でも、久しぶりに私をかばうその言葉の選び方に、少しだけ救われた気がした。
帰っていく義母の背中はまるで
ドラマのワンシーンのように険しかった。
車のドアを勢いよく閉め、
アクセルを踏む音が玄関まで響いていた。
義母は後味が悪い別れ方しか
できないのだろうか。
次会った時、何食わぬ顔をして
またあのハイテンションなのは確かだ。
そして
次は何を言い出すのか、、、
考えるだけで怖かった。


