【義母宅へお泊まり?】生後6カ月の娘を母無しで 2 | 青い芝生だった私達

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サアヤです!アラフォー3人子育て中。私のサレ妻体験(ママ友が相手)、複雑な生い立ち、妹のモラハラ夫、義両親、離婚、ステップファミリー結婚、そして友達の話等、実話を元にフィクションを混ぜて書き綴ってます。ブログを書くのが趣味です!よろしくお願いします☆

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※今書いてる話は
【私の妹】美紀の話です。


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その日、
義母は約束どおり
チャイルドシートを装備した車でやって来た。



「ねぇ見て??
これ着替えとオムツセット♡
離乳食も冷凍したのあるからね!!

あ、バウンサーも用意したのよ!
うちの廊下、冷えるから♡」



次から次へと話を進める義母に、
私はただ立ち尽くすしかなかった。




「じゃあ、ひかりちゃん、
ばあばのおうちで
お泊まりしましょうね~♡」



にっこりと笑って
抱きかかえようとする義母。







でも──



「やっぱり無理です!!」


絞り出すように私は言った。




義母の笑顔が、固まった。





「え?」

「無理です。まだ、私……心の準備ができてなくて。夜中も授乳してるし、離れたら私が眠れなくなりそうで。」




義母は、露骨に眉をひそめた。



「そんなこと言ってたら、
いつまでたっても預けられないわよ?

母親なんだから、
少しぐらい離れることも覚えないと!!
子離れって言葉知ってる?!!

甘やかしてばかりじゃダメなのよ。
子育てって、距離感が大事なの!!
分かる?」



その言葉に、胸が痛んだ。



「……でも私は、
今はまだこの子と離れたくないんです。」


「はぁ……
あなたってほんと、頑固ね〜」

呆れたような声と、
軽蔑するような目。


そして
横で見ていた健人が、口を開いた。







「母さん、今日はやめておこう」
「え?」


「美紀が無理って言ってるなら、
無理なんだよ。
無理してまで預けることじゃない」



「健人……あなたまで?」



健人の言葉に、
義母の顔が信じられない、
というように歪んだ。



「私がどれだけ楽しみにしてたと思ってるの!?あんたまで、あの子の肩もつの?!」


「違うよ、母さん。


俺が決めた。


……美紀の気持ちを、
無視したくないから。」



健人の顔には疲れと
 戸惑いが滲んでいた。



でも、久しぶりに私をかばうその言葉の選び方に、少しだけ救われた気がした。




帰っていく義母の背中はまるで
ドラマのワンシーンのように険しかった。


車のドアを勢いよく閉め、
アクセルを踏む音が玄関まで響いていた。




義母は後味が悪い別れ方しか
できないのだろうか。



次会った時、何食わぬ顔をして
またあのハイテンションなのは確かだ。


そして
次は何を言い出すのか、、、
考えるだけで怖かった。







 





 





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