娘、中学2年の頃(33)やっぱり行けない学校 | 娘、猫さん、ときどき息子…と、モラハラ実母

    「どうしよう」

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    ポツリと、娘が言った。


    『4月から、学校どうしよう…』

    という意味だ。




    行けない…ってことだよね。


    いいよ、それで。無理しなくていい。



    小2から、登校渋りが始まった娘だ。今まで、学期が変わる度、学年が変わる度、幾度となく、いついつから「学校へ行く」という言葉を口にしてきていた。
    アスペの特徴から、その言葉は決して嘘ではないと、心療内科の医師は言っていた。その時、そう思った事は間違いないのだと。嘘はつけないのが特徴だから。
    娘は散々苦しんでいたに違いない。
    学校に行かなきゃ…と。
    学校に行けない自分を、『悪い人間』だと追い詰めて、とうとう体を壊してしまった。
    だから、もういい。
    無理をして、体も心も壊してまで行く所ではないの学校は。

    でもね、学校に行っていない事を知ると、何も解っちゃいない人たちは、口を揃えて言うの。
    「勉強はどうしているの?塾に行っているの?」
    アホか。
    塾に行けるくらいなら、学校にだって行くわ…

    生きている。
    それだけで、充分だった頃。