ポツリと、娘が言った。
『4月から、学校どうしよう…』
という意味だ。
行けない…ってことだよね。
いいよ、それで。無理しなくていい。
『4月から、学校どうしよう…』
という意味だ。
行けない…ってことだよね。
いいよ、それで。無理しなくていい。
小2から、登校渋りが始まった娘だ。今まで、学期が変わる度、学年が変わる度、幾度となく、いついつから「学校へ行く」という言葉を口にしてきていた。
アスペの特徴から、その言葉は決して嘘ではないと、心療内科の医師は言っていた。その時、そう思った事は間違いないのだと。嘘はつけないのが特徴だから。
娘は散々苦しんでいたに違いない。
学校に行かなきゃ…と。
学校に行けない自分を、『悪い人間』だと追い詰めて、とうとう体を壊してしまった。
だから、もういい。
無理をして、体も心も壊してまで行く所ではないの学校は。
でもね、学校に行っていない事を知ると、何も解っちゃいない人たちは、口を揃えて言うの。
「勉強はどうしているの?塾に行っているの?」
アホか。
塾に行けるくらいなら、学校にだって行くわ…
生きている。
それだけで、充分だった頃。