今日は、Twitterで懐かしい動画があったのでご紹介しますニコニコ

ひとつは2012年のニースの世界選手権のあとの「すぽると」。
世界選手権に出場したチームジャパン全員がスタジオ出演した動画です。
羽生くんの部分のみ書き起こしましたが、楽しいトークなので動画で全員のを見ても面白いですよ。

もうひとつは、そのあと仙台に帰って3週間ほどのちの羽生くんです。
NHKの夕方のニュースでのインタビューです。
NHKの仙台放送局前にいます。

両方、当時17歳の羽生くんです。




【2012年4月3日放送 すぽると】より

(動画書き起こし 羽生くんの部分のみ)







そして、去年の3月11日、仙台のリンクで東日本大震災を経験した羽生結弦選手。
 





羽生(ナレーション)
「「日本人は前を向いているんだよ」という事を少しでも自分の演技を通して感じてもらえたらいいなと思ってます」
 



その言葉通り、魂の籠った演技を披露。








技術点で全体最高得点をマークし、初出場で銅メダルを獲得しました。






ここからペアの話



ペアの話の途中 成美ちゃんの話でみんな大笑い




女子アナ「このペアの快挙、こう、羽生選手、このあと滑るチームジャパンとしてもかなり勇気づけられました?」
 
羽生「そうですねー、僕自身初出場ということで凄いプレッシャーがかかっていたんですけれども、やっぱり今までジュニアでも一緒に闘って来たんですごい勇気づけられました」




ここから羽生選手

西岡アナ「羽生選手、初めての世界選手権で4回転決まったところから伺いたいんですが、あれどうでした?自分の中では」
 
羽生「あの、ショートの方でけっこうあの、不安があったんですけども、それで決まったんでフリーの方ではけっこう伸び伸びといけました」
 
西岡アナ「そうですか。実は最終グループで滑りたいって仰ってたんですけどショートが7位で?」
 
羽生「はい(笑)」
 
西岡アナ「ちょっと悔しかったでしょ?」
 
羽生「そうですねー、やっぱりショートではミスがあったんでまあしょうがないかなという気持ちはあったんですけども、あのー、正直悔しかったです」
 
西岡アナ「そうですか。で、このままノーミスで行くかと思われたんですが、中盤にちょっと転倒したシーンがあって」
 
羽生「笑」
 
西岡アナ「あ、これ僕も好きで聞いてるわけじゃなくてスタッフが聞けって言うんですけど、あれはどういう事だったんでしょうか?」
 
羽生「まあー、ちょっと疲れちゃってましたね」
 
西岡アナ「疲れた?」
 
羽生「はい」
 
西岡アナ「ちょっと足に来ちゃいました?」
 
羽生「はい」
 
西岡アナ「ただ、そこから立ち直ってすぐトリプルアクセル決めてるんですから凄い事です。さあ、そして演技を終えた瞬間、今シーズン色んな事がありましたがどんな事が胸を過りましたか?」
 


羽生「そうですねー、やはり今年は本当に色んな方に支えられて、僕が支えようと頑張って来たつもりだったんですけども、本当に支えられてここまで来れたんだなーという事を改めて実感してちょっと涙が出てましたね」
 

野村「あの、日本人はね、前を向いているという事を世界に知らせたいという事を言われてましたけども、十分実現できたんではないでしょうかね?」
 
羽生「そうですねー、やっぱり表彰台に上がったっていうのは少しでも名前が残ったんじゃないかなっていう風に思うので、それは目標達成かなという風に思います」
 




西岡アナ「あの、実況していて僕はちょっと泣きそうになったんですけど、そういう声っていうのはかなり聞かれたんじゃないですか?」




羽生「そうですねー、やはりあのー、テレビで、まあ僕の演技は見たんですけども、それでも観客の人たちが泣いてるところも見ましたし、やっぱり、あの、日本に帰ってきても言われましたし、それはすごい嬉しかったですね」
 
西岡アナ「素晴らしい」


女子アナ「実はそんな羽生選手を一番近くで支えて来た阿部奈々美コーチの涙も印象的だったんですが、その阿部コーチから羽生選手へメッセージをお預かりしてます」
 

羽生「ええ!」
 
女子アナ「ご覧下さい」




 阿部「ゆづ、世界選手権銅メダル改めておめでとうございます。えー、色んな事があった1年でした。周りからの色々なプレッシャーというのもあったと思います。きっと今までに味わったことのないようなプレッシャーもあなた自身味わった1年だったと思いますが、私はそのプレッシャーをきっと力に出来ると信じてました。実際、あなたのフリーが終わった時に本当に信じてて良かったなと思いました。また、これからたくさんの試練も待っているかも知れません。でも、自分の目標に向かって歩んで行きましょう。これからもよろしくお願いします」
 



女子アナ「メッセージをお聞き頂きましたが、逆に阿部コーチに伝えたい言葉っていうのはどういうものですか?」
 

羽生「もう本当にありがとうの言葉しか出てこないですね。あのー、本当に感謝しても感謝しきれないぐらい、あのー、今回の試合を含めずっと支えられていたので、あのー、本当に帰って素直にありがとうって言いたいなと思います」







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こちらは、2012年世界選手権から25日ほどあとのNHK仙台の番組。
番組名が分からないです。夕方のニュースかな?
(追記 番組名は「てれまさむね」。2012/4/25放送の番組の冒頭部分と判明)


(動画書き起こし)


アナ「もう、世界選手権終わってから20日あまり25日ぐらい経ちますけども、そのあいだ仙台にいたんでしょ?」
 
羽生「そうですね、はい」
 
アナ「何してた?」
 

羽生「うーんと、まあ、ゴロゴロと。ははははは」
 
アナ「ゴロゴロと。でも、さっき見ていたら、この放送の前にステップの練習してましたね」
 

羽生「そうですね、早く滑りたいですね」
 
アナ「滑りたい?」
 
羽生「はい」
 
アナ「そういう気持ちが湧いてくるものなの?」
 
羽生「本当にもう何か、久しぶりにこんだけ滑ってないので凄いウズウズしてます」





      ⭐⭐⭐⭐⭐⭐

私はニース堕ちです。
でも、フィギュア初心者だったのでニュースをチェックするという考えがまだなかったんです。
2012年の世界選手権の関連ニュースは全然見てなかったし、録画もしてないという、今考えると勿体ないことしてました😢

このスタジオのインタビューは当時の雰囲気とかが伝わって「うおー、これリアルで見たかったー❗」って思います。
ニースが伝説過ぎてリアルタイムでその話をしてるのが妙に不思議です。

スーツのせいなのか?
なんとなくロミオの時の方が幼く見える羽生くん。
ワイプの羽生くんの表情がツボる。


2つ目の動画はそのあと帰った仙台で。
世界選手権から25日ほどあとの様子です。

何してました?って聞かれて
「うーんと、まあ、ゴロゴロと」って。

でもねー、違うんですよ(-д- 三 -д-)

世界選手権は、実は右の足首をねんざしててフリーは棄権を考えたほどでした。
アイシングしてるところをマスコミに見られたんだけど、フリー終わるまではケガの事は明かしませんでした。

世界選手権は、5位以内に入ってエキシビションをしたいというのが羽生くんの目標だったので、エキシビションの「ホワイト・レジェンド」を心を込めて演技しましたが、足首に無理をしたためそのあとの国別対抗戦は欠場しました。

この時「ゴロゴロと」って言ってるけど、本当は療養中って事なんです。
羽生くん、ケガの事はあまり言いたくない人だから、練習できなかった間のことを羽生くんなりの気づかいで「ゴロゴロ」って言ってるんだと思います。

でも本当は早く滑りたいんだもんね。

最近の足首のケガもずっと一緒のとこ。ずっとクセになってるケガだから心配。

私は、とにかくニースで堕ちてここまで来ました。
「ニースのロミオ」の感動は一生忘れない。

羽生くん、本当にありがとうございます。





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◆写真は動画からスクショさせて頂きました。