ニースの世界選手権後のインタビュー記事、たくさんの方に読んで頂きありがとうございました


今日は、その続きです。
このインタビューは最後がとっても微笑ましいんです。
最後までお読み頂くと、必ず笑顔になると思いますよ

「感謝の気持ちを表現したい」
ーー羽生選手はまだ17歳と若いですが、感謝の気持ちをしっかり感じてそれを言葉にできますよね。そんな風にできるのは、どうしてでしょう?
「なんですかね、震災があってちょっと変わったかなって思います。震災があって、やっぱり自分が(周囲を)支えようとする立場だ、と思われるんですよ、たぶんメディア的な部分でも。自分の演技を通じて応援できれば、という感じに。でも、逆に僕がすごく支えられていたなって感じたんです。それはやっぱり震災があったからこそですね。地震に関しては、偶然じゃなくて、いつかきっと起きるって確率はあった中で、そこにめぐりあったその世代が考えなきゃいけないことだと思うんです。それをしっかり考えられているからかなって気はします。でも、そう考えるようになったのは、いろんな方々が支えてくださったっていうことが前提です。根本にそれがあります」
ーーいつどんな時に、そういうことを感じたりしますか?
「全日本のあとです。いろんなショーに出させていただいて、そこで沢山手紙をもらって、でもいっぱいありすぎて読みきれなかったんですよ。全日本のあとに時間があったので、そこで全部読んでお返事を書いたりしました。その時にすごい、なんか泣きそうにもなったし、そのあとに被災地の特集とかを見たら泣いちゃったし、そういうことはありました」
ファンの力と東日本大震災は、今季の彼を語る上でなくてはならなかったものだと、彼自身強く実感している。フリー演技翌日の囲み取材でも語っていた。
「グランプリファイナルを終えたあたりだと思いますが、多くのアイスショーに出させていただいて、そこで4回転を跳んだり、ほとんど競技用のプログラムをやってきていたので、ちょっと気持ちが切れ始めて。全日本の前も調子が落ちていたんです。でも全日本でも、応援の力というか、声援を受けた時の力をほんとに感じました。自分は被災者なのかスケーターなのか、ということにすごく迷っていた時期もあったんですけど、どっちでもないのかなって気がしました。明確な答えはまだ出てないですけど、スケーターとしてほんとにいろんな方々に支えられてるなって感じています。(震災後のファンレターには)福島の方からのもありましたし、いわきとか岩手県の沿岸のほう、大船渡とか、石巻の方からの手紙もありました。僕の知っているファンの方の中にも、津波に遇われた方もいらっしゃいましたし。(震災に遭ったファンが震災後)何回か自分のリンクに来てくださったり、八戸でショーがあった時に見に来てくださったりとかもありましたね。ほんと大変だったのにそれでも応援してくださった方々の力が、今回の結果に繋がったなって思います」
「演技の中で、復興とかそういうことを表現するのは難しいと思うんですけど、(エキシビションでは)感謝の気持ちを表現したいと思います」
「結構、青春しています」
16歳から17歳になった11-12シーズンは、彼を精神的に成熟させた。世界のトップで優勝争いをする選手たちには、テクニックのほかになくてはならないものがいくつかある。そのうちの1つ、「応援してくれる人たちへの心からの感謝の気持ち」を彼は今季、確実にはぐくんだ。身体能力もまだまだ上昇していくこの年で、内面をこんなに充実させた彼は、来季、2年後、6年後、いったいどんなスケーターになっているのか。
囲み取材で、高橋大輔選手の「羽生選手との差をそのうちにひっくりかえされちゃうかも」というコメントについてたずねられると、
「本田さんが抜けたあとずっと日本を引っ張ってきたエースの方にそう言われるのはほんと嬉しいですし、そういう風に期待してもらえるんだったら、いつかやらないとなと思ってます」
と、穏やかな表情で語った17歳。背筋がきっちり伸び、質問1つひとつに丁寧に真摯に答える彼は、随分大人びて見えた。その彼が急に高校生男子の顔に戻ったのは、インタビュー最後の問いだった。
ーー皆さんへの気持ちが演技にも繋がって、見ている人にも伝わっていると思います。最後に、今年高校3年生になりますね。今季は素敵なロミオだったんですが、いち高校生として、恋やときめきは?
「恋(苦笑)。恋は全然ないです。ははははー。全然。ときめき?ときめきはありますよ。なんかねー、なんだ、なんだろう?なんかフィーリングはあるんですよ、日々いろいろ。あるんだけど、何?って言われたらわからないけど。だから結構、青春はしているかも(笑)。いや、恋はしてないけど(笑)。恋…まったくしてないんですけど~」
フィギュアスケートDays Vol.14
羽生結弦『僕だけの力じゃない』 文 : 長谷川仁美 より
⭐⭐⭐⭐⭐⭐
来季、2年後、6年後、いったいどんなスケーターになっているのか。
はい、来季(2012年)NHK杯と全日本で初優勝して、2年後(2014年)にオリンピックで金メダルとって、6年後(2018年)にオリンピック連覇したスケーターになってますww
世界最高の330点出して、あ、それから国民栄誉賞も貰ってます。
・・って言ったら信じて貰えたでしょうか?
でも、予感はあったんですよ!
ニースのフリーを見た時の衝撃。
よく羽生くんは、天使だとか異星人だとか言われてますけど、
あの時、私の第一印象は「天から使わされた人」っていう感じでした。
世界を変える人。
きっと、きっとそうなる。
そう思いました。
羽生くんの感謝の気持ち。
応援の力。
このインタビューは、それがとても良く伝わります。
そして、恋やときめき😆
こういう事を気軽に聞けた時代があったんですよね。
この頃は、羽生くんもまだ少年だし、色んなしがらみも無かった。
今は、こういう事は触れられないですね。
あることないこと書かれちゃうから。
でも、いつか良い恋をして結婚して欲しい。
そして、羽生くんに似た子供が生まれて、将来スケーターになるところを見るのが私の夢ですw
インタビュー前半記事にたくさんの閲覧ありがとうございました。
私がブログを始めた理由として、昔の羽生くんのことを書いて、後発のファンに知って貰いたいというのがその1つでした。
ニースのロミオの演技について、この「こけてる、俺~」っていう発言があったという事がほとんど知られていないのでは、と思って記事にしました。
その記事にたくさんの方が見に来られたので、書いて良かったと嬉しく思いました。
ブログ始めて丸4年が過ぎました。
これからも、自分なりに羽生くんの応援をしていきます

◆写真は、雑誌を撮影したものです。