【廃線跡探訪】 ①道南エリア廃線跡巡りの旅   ~実行編・松前線の巻~ | みんみんの「鉄道乗りつぶし」

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この土日にツーリングで行ってきた廃線跡巡り第一弾「道南エリア廃線跡巡りの旅」の報告を続けています。

 

初の長距離ツーリングでしたので、今朝起きると身体中が痛い・・・。

 

筋肉痛です。

変な力が入っていたんでしょうね。

 

そんな今回は5/18(日)に走破した「松前線」です。

JR北海道発足後1年足らずの1988年2月1日に廃止された路線です

 

  無理してはダメです

私のブログを毎回お読みいただいている方は「あれ?」

と感じられませんでしたか?

 

もともとの5/17(土)のスケジュールは

 

 

こんな予定でしたので、昨日UPした2路線目「寿都鉄道線」の次は「瀬棚線」では?

 

実は2路線目の「寿都鉄道線」起点駅の「黒松内駅」を出発した時、16:00でしたので、かなり時間が押してます。

 

そんなわけで今回は「黒松内駅」以降を実況。

 

16:00黒松内駅出発。

この時点で1時間半押し。

しかも霧雨が降り出しました。

 

「黒松内駅」から国道5号線に出て、函館方面に向かう途中、愛車にもエサを与えつつ雨宿り。

 

17:00 瀬棚線起点「国縫駅」到着。

【国縫駅】

 

 

 

道中寄ってきた函館本線の現役の駅「小沢駅」「黒松内駅」同様に無人駅とは言えしっかり整備されています。

 

この駅は普通列車しか停車しませんので、上り下りとも1日に6本しか停車しません。


事前に調べた情報だと瀬棚線は優等列車も運行してようですので、その頃はもっと本数が多かったのだと思われます。

 

近隣主要駅への料金表ですが、停車する列車は全てワンマンカーで、乗り換えるとしても降車時に精算を要しますので、函館駅⇔長万部駅間の料金表があれば充分です。

 

ホームに出てみると

 

2面3線のホームで3線とも現役。

跨線橋は当時ものと思われます。

 

古い校舎の階段のような木製の階段です。

 

 
元瀬棚線ホームの3番線から長万部駅方面です。
この後方から函館本線と分岐していたようです。
(あまりに霧が濃くて写真には撮れてません)
 
霧で見にくいですが、暴風壁の向こうに北海道新幹線の高架橋脚が建設中です。
 

 

 

前駅・次駅とも張り替えられているのは、現在JR北海道では絶賛廃駅増量中ですのでこのような駅はよく見ます。

長万部駅方は昨年廃駅となった「中ノ沢駅」、黒岩駅方は廃駅にはなってないので判りません。

 

 17:15国縫駅出発なのですが、これから瀬棚線を巡るには時間的にも天気的にも無理がありますので、この日は瀬棚線巡りを断念し直接宿泊地の江差町に向かいました。

 

この時点では5/18(日)の旅程は「松前線」⇒「江差線」⇒「瀬棚線」⇒札幌へと巡る予定。

 

で一夜明けて元々の5/18(日)のスケジュールです。

 

江差線スタートの予定を「松前線」⇒「江差線」⇒「瀬棚線」⇒札幌へという順に入れ替えることにしました。

 

もともと胆振線まで回ろうとしていたスケジュールですので、時間には余裕があります。

 

そんなわけでホテルを8:00に出発し、国道228号線を南下。

松前駅に向かいます。

 

出発した時は曇り空だったのですが、途中からまたもや霧雨が・・・

 

霧雨の場合、ヘルメットのシールドが曇ったようになるので厄介です。

 

安全運転を要しますのでスピードも落ちます。

 

で9:35松前駅到着。

 

【松前駅】

松前町内の高台にありました。

 

 

松前駅が存在していたころから残る石碑。

その左手には、

 

「松前線のあゆみ」

 

駅前広場にあった「観光案内所」は現在住民のゴミ集積場に変貌。

 

駅跡裏の廃線跡を利用した道路です。

 

交通安全の旗が建っている辺りがホーム跡と思われます。

1面1線の駅だったようですが、転車台や機回し線などもあったようですので、構内は案外広かったと思われます。

 

松前駅を9:50に出発し、国道228号線に戻り東へ5分走ると9:55及部駅到着です。

 

【及部駅】

 

駅前広場ですが、特に駅の遺構は残ってないようです。

 

 

駅舎のド真ん前。

 

実際に駅舎があったところへつながるコンクリート製の建造物ですが、何なのかは判りません。

奥の木造の建物は民家でした。

 

10:15及部駅出発。

 

次の渡島大沢駅に向かう道中、松前線の橋脚が残っています。

こうやって見ると、案外高いところ走っていた路線なんですね。

 

この後、小道へ左折して住宅街を抜け高台に行くと10:30渡島大沢駅。

 

【渡島大沢駅】

 

このような表示があるとありがたいですね。

 

ホームが残っているようですが、自然に還りつつあり、怖くて入れません。

 

駅前広場と駅前通りです。

 

10:35渡島大沢駅出発。

また国道228号線を東へ。

 

途中、北海道最南端の白神岬が。

 

これで北海道最「北」「東」「南」制覇。

あとはこの後行く「西」だけ。

 

10:55渡島吉岡駅到着。

 

【渡島吉岡駅】

採石会社になっていました。

 

門の横には、

民間企業に譲渡されたといってもこの看板はありがたいです。

 

11:00渡島吉岡駅出発。

 

途中、またもや細い路地を入っていくと11:10白符駅到着。

 

【白符駅】

 

ホームに上がる階段が残っていて、その階段を上ったところに

 

看板です。

 

この右側にはガーター橋跡と思われる建造物も。

 

 

駅前通りです。

 

民家が立ち並ぶただの路地ですね。

 

11:15白符駅を出発して、11:20渡島福島駅到着。

 

【渡島福島駅】

ご覧の通り「福島町役場」になっています。

このような施設への転用は、自然に還らずランドマークにもなりますので、これはこれでありがたい。

 

役場前から見た駅前通り。

 

この役場の近くにはこんな施設も。

 

 

 

 

 

青函トンネル記念館をあとにし、11:40千軒駅到着。

 

【千軒駅】

 

自然に還って、もはや野原です。

 

駅跡から見た駅前通り。

比較的近代的な民家が立ち並びます。

地元の方と思いますが「なぜここ!?」と思ってしまいます。

 

11:45千軒駅を出発して、12:00湯ノ里駅到着。

 

【湯ノ里駅】

 

ここも完全に自然に還っています。

 

レプリカだと思いますが立派な駅名標も。

 

 

線路跡は道路に転用されています。千軒駅方です。

 

重内駅方です。

 

駅前広場と

 

駅前通り。

 

12:00に湯ノ里駅出発。

 

次の重内駅に向かう道中、北海道新幹線の高架と交差します。

 

この写真の右手方面は

写真右手が本州方面です。

 

とこの交差を過ぎると「道の駅しりうち」がありましたので、休憩も兼ねて立ち寄り。

 

新幹線展望台がありましたので、上ってみます。

 

直近の雪シェルターと・・・

 

 

その奥にはトンネルの入り口も見えます。

 

 

12:40重内駅到着。

 

【重内駅】

 

 

路盤上に駅名標が建っていて、駅舎があったと思われる場所には建設会社が建っていました。

 

路盤跡から「渡島知内駅」方です。

 

これは「湯ノ里駅」方。

 

駅前通りです。

 

12:45重内駅を出発し、12:50渡島知内駅到着。

 

【渡島知内駅】

 

 

image

函館バスの知内出張所になっています。

当時の駅舎を転用したものかは判りません。

営業中でしたので近寄ることもできず・・・

 

駅名標もしっかり。

 

駅前通り。

 

12:55渡島知内駅を出発し、13:00森越駅到着。

 

【森越駅】

 

 

駅前広場です。

 

 

 

 

ここも自然に還っていますね。

 

駅前通り。

 

13:05に森越駅を出発して、次はいよいよ松前線起点の「木古内駅」です。

 

13:15木古内駅到着。

 

【木古内駅】

新幹線停車駅の現役駅ですので、超近代的な駅に生まれ変わっています。

 

自由通路から青函トンネル方面を臨みます。

 

この左端の現役レールが途中で左に逸れて松前線になっていたのだと思います。

 

現在は貨物専用でこの先青函トンネルに入っていきます。

 

自由通路途中に「道南いさりび鉄道木古内駅」があります。

 

中に入ると、松前線・江差線の遺品たち。

この駅名標は「海峡線」のもので、「知内駅」は「湯の里知内信号場」の海峡線運行時の駅名です。

 

 

 

道南いさりび鉄道の五稜郭駅方です。

 

と、ここで時間を確認してみると13:30。

 

当初予定のスケジュールでは、すでに江差線・松前線とも走破して、木古内ICから帰路に就いている時間。

 

そんなわけで今回の廃線跡巡りは「江差線」「瀬棚線」を残して、ここで断念することに。

 

乗りつぶしを含めて、予定を消化できなかった旅は初めてかもしれません。

 

やはり不慣れなバイクでの旅と天候不良で思いのほか時間を消費したため、スケジュールに無理がありました。

 

現在予定しているスケジュールも全面的に見直した方がいいかもしれませんね。

 

今回はここまで~パー