ここ数年JR各社とも赤字路線の存続についての議論が活発になっています。
そんな中、今朝の朝刊にこんな記事が
昨年度JR北海道が公表した赤字路線のアクションプランの収支結果です
新型コロナウィルス感染が落ち着きを見せ始め、観光需要も少しだけ回復基調にあったことから、前年度の赤字を3億円程度減らすことができて、営業損失が178億円だったというのです。
営業利益ではなく営業損失です。お間違え無きよう。
これはあくまで存続前提の路線で、沿線自治体とともに利用促進などを行うアクションプランの収支です。
このアクションプランは新型コロナウィルスが蔓延する前の2018年に、国交省から発出された監督命令をを受けて策定されたアクションプランで、その改善方策の期限が今年度いっぱいというのです。
来週末に実施する「道北・道東の旅」で走破しようとしている4路線がまるまる含まれています。
早いうちに計画しておいてよかったです。
恐らく根室本線「富良野駅~新得駅」間が今年度いっぱいを以て廃止されるのはこの流れだろうと察します。
(現在災害による不通で、損益改善すべきところ復旧工事を実施するとアクションプランに逆行するため廃止に追い込まれたものと・・・)
今年度インバウンドを含む観光客が急増していますが、恐らく焼け石に水と思われ、記事の8路線の存続に対する雲行きがますます悪くなります。
地元自治体とともに存続に向けて動いているのは当然地域住民一人ひとりの生活のためであり、国交省も新型コロナウィルス関連の助成金を個人事業主にばかり向けるのではなく、このような国民一人ひとりの正確に直結する企業への支援も検討してほしいものです。
「赤字を何とかしろ!」と丸投げするだけではなく、国の支援もあってほしいと願ってやみません。
今日のブログはほぼ愚痴でした