JR東日本の赤字路線報道について | みんみんの「鉄道乗りつぶし」

みんみんの「鉄道乗りつぶし」

これから一層老いる自分。その人生を楽しくする術。
それは一生続けられる趣味を楽しむこと。
このブログはそんな私の数ある趣味を小出しに紹介していくブログです。
現在【鉄道乗りつぶし中!】です!!

今回は写真はありませんてへぺろ

 

「限界集落」という言葉に聞き覚えはないですか?

過疎化が進む地方の集落において、電気・ガス・水道などの都市インフラを整備・維持するには、人口の少ない集落の税収では賄えないというものです。結果的にその集落は破綻へと・・・。

 単純に考えるとそんな集落の都市インフラを維持するには「人口を増やして税収UP」「税金を上げる」「料金を大幅に値上げする」という策が思い浮かびます。

 しかしながら両者とも、そんな簡単には実現しません。中にはスローライフに憧れて、限界集落に引っ越してくる人もいるでしょうが、焼け石に水です。また過疎地の住人が税金や料金を大幅値上げされて払えるものでしょうか。

 となると「限界集落」って衰退の一途。。。

 

なぜこのような話をしたかというと、先日のニュースをご覧になられましたでしょうか。そうです。7/28付のJR東日本の「ご利用の少ない線区の経営情報を開示します」というニュースリリースを受けて、各メディアが反応したものです。

※詳しくは下矢印をご覧ください。

https://www.jreast.co.jp/press/2022/20220728_ho01.pdf

このニュースリリースのきっかけは恐らく1ヶ月ほど前のJR西日本のリリースがきっかけと思われ、JR各社が追随しているようです。

JR各社は「赤字路線だから廃止します」と言っているものではないと言ってます。また沿線住民は「利用者が少なくても、廃止されると困る住民もいるから、企業努力で何とかせよ」と言ってます。どちらも正論ながら企業努力にも限界があるため、JR側は「地元自治体と建設的な協議をしたい(=援助要請)」と言ってます。

そうするとどこかのアホな首長は「もう資金援助している」などと言ってますが、それでは足りないから今回のリリースになったことに気付いてません。

先ほどの都市インフラのように「利用者を増やす」「税金・料金を上げる」という策も思い浮かびますが、そんなに簡単にいくものではありません。反面企業努力し続けた結果、JRが破綻するようなことになると、全線廃止となりますので、JR側も「企業努力できる」体力も必要です。

地方交通線はこのようなジレンマを抱えており、私一人の乗りつぶしが、赤字路線を救えるとは思っていませんが、もう一度各路線が潤うような地方の活性化は無いものだろうかと思案し続けているところです。

鉄道も都市インフラの一つであり、電気・ガス・水道と同様に悩む必要があると思います。

 

また環境問題や自家用車保有家庭も減少していることから、ぜひ鉄道利用を見直してほしいものです。都心部同様に地方においてももっともっと鉄道が便利になると、車も必要なくなるでしょうし。

 

この様な話題や路線廃止のニュースが出ると、よく周囲の方から「乗りつぶす距離が減ったからよかったね」と言われます。私の場合は逆です。寂しくなるだけです。JR発足前に大量に赤字路線が廃止されましたが、なんならその前にこの乗りつぶしをやっておきたかったと思うぐらいです。

今でも乗りつぶしでローカル線に乗っていると、駅構内が無駄に広かったり、さび付いたヤード線があったり、昔はもっとにぎやかだったんだろうなと思える駅が多数あります。いまだに転車台が残っているところもあります。ノスタルジックな気分になるのは私だけでしょうか。。。

 

本日はただのつぶやきです。世の中にはいろんな考えの方がおられることを承知しており、私の考えへの反論もあるでしょう。それも承知しております。