東京で探すことになった両親の住まい

検討していた住まいは

 

北関東戸建て

東京中古マンション購入

東京賃貸マンション

 

に変わっていたのですが、

ここで母が九州に残りたいと

言い始めました。

 

 

「洋服ここに残していかないといけないんだったら、私ここにいたいわ」

 

「そうは言っても

いつまでも

ここに住めないから」

 

「そうだよ!

今ならまだ体も動くし

病気もないし。

今のうちに引っ越ししないと、後々大変でしょ」

 

東京は家賃10万円くらいでありそうか?」

 

「あるある!

 賃貸物件たくさんあるから」

 

「10万円…、

やっぱり高いわ…」

 

「ここを離れるならそれくらいかかるのは仕方ない」

 

「家賃は北関東でも同じくらいだったよ…。

ユウちゃんの住んでるところは新興住宅地で新しいマンションしかなくて、賃貸価格も東京と同じくらいだったんだよ」

 

東京は住みにくいんじゃないのか?」

 

「確かに自然は少ないけど

公園はあるし、

生活は九州より

楽になると思うよ。

 

都内だったら

私もちょくちょく

様子見に行くし」

 

 

父の中で東京は緑がないビル街のイメージなのかもしれません…。

 

 

 

ですが、意外と至る所に公園があって

 

 

ちょっとした自然、季節を感じられるのです。

 

 

都内であれば

買い物の手伝いや

通院の付き添いなど

 

私も動きやすいので

そのくらいのことは

やるつもりです。

 

 

母の状態を見ながら

少しずつヘルパーさんに

お願いしようかな

考えていました。

 

 

「北関東なら

買い物は私が

車で連れて行けるから。

東京より楽だよ」

 

「車で連れてってもらわなきゃ行けないより、近くに歩いて買いに行ける方が自由でいいでしょ?」

 

「場所はなぁ…。

いろいろ考えると東京の方がいいとは思うけど…」

 

「私は引っ越すなら東京。

でもまだここにいたいわ」

 

父は父でいろいろ考えているようなのですが、

妹に気を使っているのか

はっきりしない…。

 

 

意見が割れたまま、

妹は関東へ戻るため空港へ向かうことになりました。

 

 

 

 

 

 

妹との攻防

 

 

空港へ向かい、関東へ帰る妹。

私はこの日もホテル泊。

東京へは翌日戻ります。

 

「空港行くから、おねーちゃんも駅まで乗せてくよ」

 

「いや、大丈夫だよ」

 

「いやいや、バスで行くの大変でしょ?」

 

 

なんだか、一緒に帰らせようとする妹

 

私は妹が帰った後、まだ両親に話があるのでここで帰るわけには行きません

 

 

「いや、大丈夫だよ。

バスで帰る。

空港、駅と逆方向だし

 

「……え、でも…」

 

 

粘っていた妹ですが、飛行機の時間があるので諦た様子。

空港へ向かうことになりました。

 

妹を見送るため2人で駐車場まで歩きながら話しました。

 

 

「引っ越し先、お父さんたちまだ迷ってるみたいだね」

 

「2人の意見も割れてるしね」

 

「そうなんだよね。

まあ2人が決めてくれないとね」

 

そう話して妹を見送りました。

 

妹が帰った後、

津波や救急車問題ではない、

もっと現実的な話をしなくてはなりません。

 

 

災害の話を持ち出す妹の話はこちら下矢印

 

 

 

 

 

実際に北関東に住んだらどうなるのか。

私が何を心配しているのか。

 

そして妹夫婦について。

この話もしておかないといけないのかも。

 

妹夫婦について、あまり踏み込んだ話はしないつもりだったのですが…。

 

あれほど東京を拒否し、北関東にしようとする理由は、やはり妹夫婦のお金事情が絡んでいるように思えるのでした。