『在宅ワークと生産性』の連載第12回目も、体をコントロールするという観点からの工夫です。そして、今回のテーマは記憶力です。

 

個人で仕事をしていると、必要なことはすべて自分で勉強しなければなりません。ネットをちょっと調べてわかるようなレベルのことばかりではなく、何週間も本腰を入れて勉強をしなければならないこともよくあります。

 

その際にオススメなのが、丸一日は勉強しないことです。成果を出すための勉強なので、ずっと勉強ばかりしていては意味がありません。

 

また、午前より午後の方が記憶力が高まる[1]とか、適度な空腹時には記憶力が高まる[2][3]とかいう研究結果もあるので、午前はいつもどおりアウトプットの仕事に費やし、午後は空腹の状態で勉強をすれば多少効果的になるのではないでしょうか。現代人はカロリー過多の傾向にあるので、時間がなければ昼食は抜いても支障はありません。

 

さて、これを実際にやってみるとどれほど記憶力に効果があるのかというと、体感ではよくわからないというのが正直なところです。試験で点数が出るような単純な問題を扱っている訳ではないので、なかなか計測が難しいところです。昼食を抜けば、少なくともその分の時間が浮くので、多少効果が出るかもしれません。

 

今回は以上です。

 

参考文献

  1. 一川誠、『時間の使い方を科学する 思考は10時から14時、記憶は16時から20時』、2016年7月、PHP新書。
  2. 池谷裕二、『記憶力を強くする―最新脳科学が語る記憶のしくみと鍛え方 (ブルーバックス) 新書』、2001年1月、講談社。
  3. 「記憶力は空腹状態で向上する」という研究結果
 
 
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