『在宅ワークと生産性』の連載第8回目も、意識をコントロールするという観点からの工夫です。

 

やる気を集中させるために重要なのは、目標設定です。いつごろまでに何を達成するかを定めれば、目標達成に必要なものにエネルギーを集中せざるをえません。

 

目標は年単位の大雑把なものが3年分くらいと、今年のクオーター単位の目標と、今週の目標があれば十分でしょう。細かく目標とスケジュールを定めることに、あまり時間を使うべきではありません。普段チームで仕事をしている人であれば、個人プロジェクトの管理くらいはほとんど手間をかけずにできるはずです。

 

目標を立てる際に注意が必要なのが、お金を目標にしないということです。お金は何かするための手段にすぎないので、それを目標にしてもやることの方向性が定まりません。

 

また、お金(利益)を中心に設計されたサービスは、提供者中心の発想に陥りがちで、顧客から見て魅力的に映りません。黎明期のサービスは、提供価値と比べてコストの方が高い傾向があり、そのコストを単純に按分して顧客に転嫁すると、高くて悪いサービスに仕上がってしまいます。その結果、成功確率を下げることになるでしょう。

 

とはいえ、慈善活動ではないので、いつどうやって投下したコストを回収するかの戦略は必須です。それがなければ事業継続は不可能であり、あたり前のことなので目標ではありません

 

今回は以上です。

 

 

 

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