オレが歳をとったのか…五輪男子サッカー雑感① | サッカー民間強化委員会!(非公認)

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かつてアトランタ五輪でブラジルを破った日本。しかしその実、前園、中田らの攻撃陣と守備陣が決裂しており、結局金星を上げながら予選敗退してしまう。カネコタツヒト氏の名を一躍有名にした「決戦前夜」で明らかになった事実でした。
当時、サッカーで点を取りに行かなくてどうする、と中田にシンパシーを感じたものですが、あれから年月を経て同じような事件の発生した北京で思うのは、本田はオレなら使わねぇな、ということでした。

守備的に行こうとする監督と、オランダを知っており攻撃的にいきたい本田。彼はチームの攻撃陣と話し合い、前からプレスして攻撃的に仕掛けた。作戦は功を奏し、前半は相手にいい形を作らせない。
しかし後半、守備へのフォローが遅れ、本田が相手を倒してPKを与えてしまう。これを決められ0-1。このまま試合終了、敗戦。

ゲームをするのは選手である。だから本田の行動は一理あるし、そういう選手が必要な場合もある。だが、結果を出さなければ叩かれるのは監督である。
例え試合後に「オレらで決めてやりました」とヒール役を買って出ても。
だから、反町さんはこういうしかない。「選手の成長の手助けができた。悔いはない」と。言い訳ではない。苦し紛れでもない。彼は監督の指示を破ってまで、チームを牽引しようとした「力」をたのもしく思えたのではないか。それが指揮官の否定になっても、何も言わず受け止めた。大人の対応である。

前回のアテネでは、小野選手をOAで起用するために鈴木啓太選手がキャプテンでありながら直前で外された。
その所為かどうかは分からないがチームはグループリーグで敗退。「谷間の世代」と揶揄されることになった。
私は選手の結びつきは大事だと思う。西野監督に反目し、チームを2つに割ってしまったあのときもそうだし、精神的支柱をなくしたアテネもそうだった。やはり、身体的にアドバンテージがない分、日本には団結こそが力になるのではないだろうか。オランダやスペインが最近ようやく大舞台でも活躍をみせるようになったのも同じような意味があるだろう。

そういう中で、伊野波や青山、水本で組んでいた「完璧」なDFライン、献身的な動きのボランチ青山(彼の尻ブロックwがなければオリンピックもなかった)、彼らは外してはいけないメンバーだったと思う。3バックでも、今回の森重君や伊野波をサイドに回せば強固な4バックができたはず。内田、安田、長友よりも守備では安定していたかもしれない。

昨年のU20W杯。私はとても感動したし、現地のカナダ人たちも日本を応援してくれたと言う。それはなぜか。彼らのサッカーが楽しかったから。彼らが楽しそうにサッカーをやっていたから。彼らがひとつになって、大きな異国の選手たちと五分以上に渡り合っていたからではないか。
いまさらいう意味もないかもしれないが、やはりサッカーは一人では出来ないのだ。一部の選手が独走してうまくいくほど簡単なものではない。しかもスーペルな選手でもない以上、団結して当たっていかねば勝機もないだろう。古臭い言葉かもしれないが、やはりサッカーは一人ではできないのだ。