さてさて。
早いものですでに6月となってしまいました。
サッカーのワールドカップの大会がもう目前に迫っています。
日本の最初の試合までもう1週間を切ってしまいました。
最初のオランダ戦の試合が始まるのが、15日(月)の朝5時。
残念ながら自分はその時間帯仕事です。
(何なら三試合とも仕事か出勤途中)
落ち着いてゆっくり試合を観戦することはできません。
だからというわけでもありませんが、この映画に行ってきました。

クリーチャーというと、「遊星からの物体X」で犬の顔がバカっと割れて、触手がウニョウニョ出てくるあーゆーのを連想しますが、そうではなくて「一つの生き物」という意味。
およそサッカーの映画らしからぬ題名ですが、その理由は映画終盤に分かります。
元代表監督のハンス・オフトがインタビューに答え、「代表チームというものは一つの生き物であり、監督の仕事はその生き物を最高の状態にすることである」と言っているのです。
昔からサッカーと言うと神様ペレとか、皇帝ベッケンバウアーとか、ジーコ、マラドーナ、ジダン、ロナウジーニョ、メッシなど、いわゆるスター選手がものすごいプレーで得点を重ねる、というイメージがあります。
日本で言うと、釜本邦茂、三浦知良、中田、中村、本田、香川といったところでしょうか?
現代表なら久保や三笘がそれに近い。
でも現在ではそこまで特別というわけではありません。
全体のレベルが上がっているからです。
この映画でも「キーマンは誰か?」という問いに複数の選手がこう答えています。
「全員」だと。
今の代表は個の力で打開して点を入れるチームではなく、全員が同じイメージを共有し、連動して問題を解決していく。そうゆうチームになっています。
映画は4年前のワールドカップ、カタール大会の敗戦から始まります。
練習、ハーフタイムの控室、移動。
選手や監督、コーチ、スタッフへの豊富なインタビュー。
それらを通してこの4年間の代表の裏側が描かれていきます。
この映画を観ると、長友の存在がいかに大きいかよくわかります。
今回の代表メンバーの選出においては、
1 長友の選出の是非
2 ボランチ守田の不在
がファンの間で話題となっていました。
特に2は、同じボランチの遠藤の怪我の状態とあいまって、現在でも取り沙汰されています。
正直、この映画を観終わっても、なぜ監督が守田を外したのか、明確な理由は分かりませんでした。
しかし映画の冒頭で監督が
「もしチームの輪を乱す選手がいれば、たとえ中心選手であっても、自分はチームを選ぶ」
と答えています。
守田の落選の理由がこれなのか、あるいは他にあるのか、明確な理由は分かりません。
しかし森保監督は一人で独断専行しているわけではない。多くのスタッフやコーチを抱え、常に情報収集しています。
代表選考の対象は100人をゆうに超えています。暇さえあれば彼らの試合の映像を常にチェックしているのです。
つまりそこには明確な理由があるはずで、いずれそれは語られるでしょう。
たとえ有名な評論家、あるいは元代表選手であっても、詳細な事情を知らない限り、門外漢同然であって、監督を非難するのは筋違いというものです。
いずれにしてももう試合は目の前です。
監督はアイスランドとの壮行試合の後に「優勝」の2文字を目標に掲げました。
まだベスト16をも達成していない日本の監督が、「優勝」を口にするなど、他国から見れば笑いものかもしれません。
しかし言葉には責任が伴います。
果たして、彼らは夢を見せてくれるのでしょうか?
期待して待ちましょう。