陸前高田と藤沢のFMが13日に同時放送、被災地への思い語る/藤沢 | 民間防災 「防人 司」のひとりごと・・・

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カナロコ 3月12日(火)22時30分配信


 「湘南」の縁で一緒にラジオ生放送-。海岸近くの松林の風景や比較的温暖な気候などから“岩手の湘南”と呼ばれている陸前高田市内の「陸前高田災害FM」(周波数80・5メガヘルツ)と、藤沢市内のコミュニティーFM「レディオ湘南」(同83・1メガヘルツ)が13日につながる。両局のパーソナリティーが対談し、それぞれのエリアで被災地の思いなどを伝える。


 全国青年市長会が設けた「陸前高田市復幸応援センター」による「応援プロジェクト」の一環。陸前高田災害FMからはパーソナリティーの阿部裕美さん(45)と茅ケ崎市から同センターに派遣されている職員の柳原洋平さん(34)、レディオ湘南からはパーソナリティーの大野和世さん(46)が出演する。両スタジオを電話でつなぎ、午前11時17分から約10分間放送する。


 阿部さんは陸前高田市内で和食店を経営していたが、震災で両親や友人らを亡くした。2011年12月の災害FM開局をきっかけに、パーソナリティーを務めている。放送では復興が遅れている故郷の現状などを伝える予定で、「私たちと同じ悲しみを二度と繰り返してほしくない。同じ海がある街として、(地震が来たら)高いところに避難してほしい」と話す。「せっかく“湘南つながり”で話ができるので、陸前高田の市民に向けてメッセージをもらえたら」と期待している。レディオ湘南の聴取エリアは主に藤沢と茅ケ崎市、寒川町。両局の放送はインターネットでも配信される。