気付けばもう3月・・・
25歳が目前に迫り、すっかり気力が衰えている東京のヤギ飼いみたろうです。(老)
前回からだいぶ空いてしまい申し訳ございません・・・(よぼよぼ)
久しぶりの更新は、4コマのupです!
今回は知られざるヤギの生態をまたちょっとだけ、動画も交えて浮き彫りにしていきたいと思います。
相変わらず誰も得をしないヤギうんちくですが(笑)今回はびっくりする事間違い無しな内容になっておりますので、是非最後まで読んでみて下さいね!
それでは今日も元気にいってみましょう!はじまりはじまり~!
(よぼよぼしゃきーん!)
まずはマンガで、本日のポイントを押さえておきます!
ずばり、今回のテーマはこのポーズ!
ストーブの前でくつろぐ姿が人気なしろぺんですが、弱肉強食の世界で弱者であるヤギは、急所であるお腹を自分から見せるなんて自然界ではまずありえません。
わんちゃんやねこちゃんはお腹を見せて甘えますが、それは鋭い牙や爪など、攻撃手段を持っているからこそ出てくる余裕の姿。
睡眠時間についても犬猫は13時間以上なんて言いますが、ヤギはたったの3時間!
しかも寝ながら常に神経は外敵の警戒に使われ、少しの物音でもすぐに逃げ出せるようピーンと耳を立てています。
牧場関係者の方は完全にだらけきっているしろぺんの姿を見てまず、
「ありえない!」なんて驚きますね。
でもしろぺんに限らず室内飼いのヤギだと、外敵への警戒が薄いせいかこんな無防備な姿を見せる事が多いみたいです。
お座敷山羊は睡眠がいつでもどこでも気軽に取れるので、日中も日向ぼっこをしながらぐっすりすやすや熟睡しています。
ですが慣れない格好には変わりないので、起きる時にはまるで亀や昆虫のようにじたばたして起き上がっていますね。
それもそのはず、だってヤギには牛さんと同じように4つも胃があって、お腹の重心が肉食獣とは違うんですもの!
倒れたら容易には立てません!
そして諦めるヤギ・・・(二度寝)
加えて何やらこのポーズには、まだまだ隠された秘密があるようで・・・!?
詳しくはビデオで確認してみましょう。
(携帯の方は画像クリックでご覧になれます)
そう・・・そうなんです。
犬猫では単なる“甘え”の表現に過ぎなかったこのポーズですが、なんとヤギの業界では「どうぞお食べ下さい」と覚悟を決めた、肉食獣に我が身を捧げる“昇天”のポーズなんです!!!
群れ社会で暮らすヤギはこのように、全滅を防ぐため誰かを犠牲にして種の保存を計るという、何とまあとても賢いとは言えない手段に出る事があるのですね。
確かにストーブの前ではいつもうっとり、昇天顔のしろぺんですが、あれ実はちょっと逝きかけてた!?(笑)
ちなみにこのヤギ達は実際に気絶しているのではなく、筋肉をリラックスさせる遺伝子に問題があり、驚くと筋肉が硬直して倒れてしまうそうです。
長く家畜として飼われている種類なのですが、未だにその習性が遺伝して残っているみたいですね。
“Fainting Goat(死んだふりヤギ)”の他にも、“Nervous goats(ナーバス・ゴート)”、“Stiff-legged goats(硬直脚のヤギ)”、“Wooden Leg goat(木の脚ヤギ)”、“Tennessee Scare Goats(テネシー・パニック・ゴート)”という呼び方もあります。
こてんと寝転ぶ可愛い姿にも、実はこんな裏話があったというわけなんですね。
とゆーわけで、仲間たちのために自己犠牲を買って出る、献身的なヤギの姿なのですが・・・
でも・・・でもね。
そこはマイペースで間の抜けたヤギの性格だもの、やっぱりちょっと腑に落ちない所もあるんだよ。
(携帯の方は画像クリックでご覧になれます)
死んだフリをする役は、せめて事前にちゃんと決めておきません!!!?(爆)
何か割と全員反応して、みんな一斉に倒れてるじゃん!!
それじゃだめじゃん!!!
そんなんじゃどれでも入れ食い、食べ放題バイキングじゃん!!!(泣)
「犠牲」「身代わり」を表す英単語に“scapegoat(スケープゴート)”という言葉がありますが、彼らの習性を見るだけでも何だか頷けてしまいますよね。
もともとは旧約聖書に出てくる生贄に捧げられた「贖罪のヤギ」が由来なのですが、そんなに元から消極的じゃ、残るものも残らないよ!?
簡単にダメだと諦めずに、もっと頑張ったらいいじゃない!
限界まで抗ってから、涙を流せばいいじゃない!!
もっと熱くなれ!!草食男子たちよ!!!
・・・と僕も仲間たちを激励してみるのですが、自分にも全く同じ事が当てはまるので、そのまま一緒に悲しくなるヤギ飼いでした。(自爆)
ちなみに「立派な角があるんだから、それで攻撃すればいいじゃん?」
なんてお思いになる方もいるかもしれませんが・・・
ヤギの角は実戦で役に立つ事はほとんど無く、仲間同士の間で角を突き合わせて順位付けをしたり、大きさや形でメスの気を引く事がせいぜい。
言わばクジャクの羽のような役割しかない「お飾り」なので、残念ながら肉食相手に喧嘩は吹っかけられないのですね。
え?でも意外と便利な使い道があるんだって??
どれどれ・・・
(携帯の方は画像クリックでご覧になれます)
そんな使い道を編み出すより先に、少しでも身を守る術を考えたらどうだろうか。
角の先まで、とことんマイペースなヤギたちなのでした。
又次回!
~本日のグッピグ!~
皆さんごこちらでも無沙汰しておりました、ピグのみたろうです。
アラサー後半戦突入な生誕日が近付き、すっかり失踪しておりました。(現実逃避)
老いを気にしてひたすらうだうだしていた僕ですが、その前に今月は大事なイベントがあるんですよね。
重たい腰を動かして、そろそろ飾り付けをせねばなりません。
それがこちらです!
そう、3月3日に迫るひな祭りへ向けて、ひな壇を飾らなくてはなりませぬ!
中でも大事なのが、アツアツなカップル「おだいりさま」と「おひなさま」のポジションですよね!
是非ここはヒロインであるおひなさま役を、マイスウィートしろぺんにお願いしたいところなのですが・・・
バレンタイン同様、男の相手は嫌だとそっぽを向く女好きヤギ・・・
仕方がないので、代理を探す事に致しました。
でもシャイで奥手な草食系男子の僕に、気軽に声を掛けられる女性なんて宛があったでしょうか・・・?
はっ!!!
まだいたのか新人ウェイトレス。
いっちょ前に髪飾りなんて付けてるけど、ほんとに君は女の子なのか。
いやそもそも類人猿とアツアツになるつもりは無いので、即刻ここから立ち去ってくれないだろうか。
色んな想いが交錯しながらも、とりあえず猿は本気を出すと意外と怖い動物なので、そっとしておく事に致しました。(デジャヴ)
ひな祭り広場にお出掛けの皆様、、途方に暮れたヤギ飼いが新人ウェイトレスと一緒にひな壇で固まっていたとしても、深い理由があるのでそっとしておいて下さいね。
みたろう店長「こんなひな祭りは嫌だ・・・!!!」
ウェイトレス「ウキキ。」