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『いまから、君が社長をしなさい。』
島原 隆志 著

● この本を読んだきっかけ

社長のオススメだったから。


● 内容

タイプの違う4人が「社長」という求人票をみて、
社長候補となり、実際の案件に対して決済を求められていくという内容。
ストーリー性が高いので、気持ちを入れ込むことができます。

案件の内容は、事業に関することだけでなく、社員間のトラブルなども含んでいます。


● 率直な感想

社長の仕事は、大きく分類して
「事業の方向性の決定」「事業の全体像の把握」「労務」にあると思いました。
最後の砦として決定するためには、その基礎的な力があればあるほど有利でしょうし、
その経験値があればあるほど有利だと思いました。
最近のブームとして「統計学」があがってきていますが、
それも物事を多角的に観るには必要な視点だからこそ注目されていると思いました。

ただ、状況として、コンサルタントと社長、それから案件の紙。
この3つしか与えられないというのが私にとって違和感で仕方ありませんでした。
もし私なら…ほとんど紙は信じない。上司になんて体裁よく繕うのが部下だと思うからです。
異物混入トラブルならともかく、人事や事業は会議ぬきで雑談から判断材料を引き出せたらいいのにな、と思いました。

また、この本の前提になっているのは、
・徹底的なトップダウン
・リーダー=常に上の役職についているひと
なのであって、もし、ボトムアップを目指すなら違う答えがボロンボロンでてきたのではないか、と思いました。


● この本を読んで得られた目からウロコの話

P201
多くの社長が、会議では自分が主導権をもって多く話すことが自分の役割と勘違いしていますが、
活発な討議をするには、会議では社長は聞き役にまわることが重要なのです。
~中略~メンバー全員をステージにあげることが社長の重要な仕事なのです。

前職の社長が正にこの勘違いをしている方でして、社員から非常に評判が悪かったことを思い出しました。
社長という立場にかかわらず、最近会議が増えてきているミニッシュが意識すべきことかと思いました。
ファシリテーションがそうですが、主導権は聞き手&記録係にあるように思います。
メンバー全員をステージにあげることで、自分が思ってもいない結論がでてきたとしても恐れない、
受け止める勇気があるとなおよいかと思いました。

● この本を踏まえて今後どのように生きるか

統計学をより学びたいです。
また、できることなら素直なデータを集められるような環境作りに努めたいです。
労務に関しては、幸いかなりの経験値を稼がせていただいており、このまま精進していきたいです。


● どんな人にオススメしたいか

社長の仕事ってどんな種類があるのか知りたい人。



● 何冊目に読んだ本?

第2期
1冊目です。
(全体を通して25冊目)