紀伊風土記の丘で特別展「紀氏、大地を開く~宮井用水と耕地開発」が開かれています。紀氏は岩橋千塚古墳群を築き,「日本書記」,「古事記」に朝鮮半島で活躍したと記される古代豪族です。古墳時代以降は紀国造家として国を治め,宮井用水という灌漑水路によって古墳時代から中世にかけて耕地開発を行いました。今回の企画では宮井用水について学べます。また開催場所である松下記念資料館は1971年の建物で紀州青石を貼り付けた外壁や銅鐸を模した面格子に特徴があり,今年の2月に国登録有形文化財に指定されています。その名の通り松下幸之助氏の寄付で建てられました。受付入口には埴輪や土偶のガチャポンが置かれていますし,1階には古代人の顔出しパネルもあって楽しめます。もちろん風土記の丘を歩いてみるのもお勧めです(2020年11月14日に紹介) 。










〈アクセス〉JR和歌山線:田井ノ瀬駅から
1.5kmまたは和歌山バス:紀伊風土記の丘。