小田井用水の5回目は前回(1月9日)の続きでJR和歌山線の大谷駅からスタートします。駅を出て右に行き公民館の前から先に進みます。川と交差したら左側を通り,民家に当たったら左へ曲がり,次に右へ曲がります。元興寺に寄ってみますと,お大師さんがいて四国八十八ヶ所巡りがありました。お寺を出ると,真後ろを用水路が通っていることがわかります。更に先へ進むと,新しく作り替えたと思われる伏越(サイフォン)があり,川を越していきます。別の用水路と交差した後に右へカーブして線路をくぐりますが,左側は行き止まりになっています。ここはなんとか右へ渡ると,遊歩道のようにずっと先へ歩いていけます。しかし他にも見どころがあるので,引き返して交差した用水路に沿って右に曲がります。民家のある交差点を右に曲がって少し行くと佐野(さや)寺跡があります。飛鳥時代後期のお寺で金堂跡,塔跡,塔の基礎である大石があって県指定の史跡になっています。佐野寺跡から少し先には玉川寺があります。独特な造りが外から見るとわかります。お寺を出ると佐野の踏切があるので渡ると用水路に出ます。右に戻ると線路下の行き止まりの所まで行けます。左へ行くと用水路と線路の間の遊歩道のような道が笠田駅の裏まで続きます。途中に地元の人だけが通っていいような線路を越える道がありますが,駅を過ぎてもう少し進みます。突き当たりの所が笠田の踏切で用水路はここまでとします。踏切を渡って折り返し笠田駅に着きます。駅前を右に曲がって次の筋を右へ入ると芝ノ前公園があり,なんとタコ公園でした。今回は距離が短いのでもう少し歩きましょう。佐野の踏切まで戻って右に曲がると真明寺があります。お大師さまや白い地蔵菩薩がおられます。かなり古い字体の石碑もありました。お寺を出たら,前の広いほうの道を少し行くと「八風の湯」(2020年12月20日に紹介)があるので,温泉に入ったり,お土産を買うと良いでしょう。
<アクセス> JR和歌山線:大谷駅