今までに和歌山の偉人・有名人を何人か紹介してきました。紀伊国屋文左衛門(2021年7月17日),伊澤惣兵衛(2020年11月22日),松下幸之助(2020年10月3日),楳図かずお(2019年12月21日),陸奥宗光(2019年11月16日と17日)です。今回はヤマハの創始者である山葉寅楠を紹介します。残念ながら生誕碑や縁の地は無いのですが,寅楠は紀州藩士で天体観測や土地測量などを行う天文係の三男として嘉永4年(1851年)に和歌山市一番丁で生まれました。明治4年に長崎でイギリス人から時計修理の技術を学び,帰郷後に医療機器の制作を始めて上京したが成功せず,たまたま帰途の浜松で依頼された輸入オルガンの修理に成功し,明治20年に国内初のオルガンを製造しました。また明治33年にはアメリカへ視察に行き,ピアノの製造も始めました。明治30年(1897年)に「日本楽器製造株式会社」を創立し,昭和62年(1987年)に社名を「ヤマハ」に変更しました。ちなみにバイクの製造は昭和30年(1955年)から始まっています。私はバイクは乗りませんがヤマハの電子楽器は幾つか持っています。画像は何年か前に衝動買いした「reface CS」と先日リサイクルショップで見つけた「porta Sound PS-300」です。