★知識をUPdate50★獣医さんのインスタライブより | ミニチュアピンシャー カルア’s family

ミニチュアピンシャー カルア’s family

☆ボク達の生活日記☆
毎日の生活を日記風に書いてます!!
大事件から些細なことまで。

本来なら…かかりつけ医さんに、

しっかり質問してしっかり答えをもらうのが一番いいですが、

聞き損ねた…

聞けなかった…

聞きずらい…etc…

そんな時にすごく助かるLIVEありがとうございますm(__)m

 

[注意書き( ..)φ]

お話していることを文字にしているので、

よく聞き取れなかったこととか、自己解釈したりとかあり。

医療知識はない素人です。

薬の名前は一度ネットでそのような薬があるかは検索して

書いてますが、その辺りはお許しを。

先生は不定期ではありますが、20時以降で、

インスタライブでお話して下さってますので、

フォローされると開始されたら参加できます。

実際参加してみる、

もしくは、アーカイブをご自身で聞かれるといいと思います。

 

お話しされている内容は、

経験重視よりは、ガイドライン・エビデンス重視。

勉強熱心な先生なので、

いろんなセミナーで見聞きしたお話しなどを

アウトプットしてお話してくださっています。

 

 

№50はどこからどこまで…

書いていたのかわからず(;'∀')

大事な記事を取りこぼす結果になってしまった。。。

元明先生のインスタアーカイブを見てみて下さいませ。。。

。・д)ゴメンヨゥ...

 

 

 

 

 

★腎臓について★

昨年の健康診断後から

早期腎臓サポート、腎臓ケアの缶詰を食べさせていて

甲状腺の薬チラージンを服用

昨年11月追加検査で肝臓・心臓のエコーをした

検査後、腎臓ケアのごはんで、

肝臓に負担が来ている可能性が考えられるといわれた

胆泥→泥っとしている。

膵臓は大丈夫。

肝臓は少し脂肪肝。

今のまま腎臓サポートを取りながらチラージン服用し、

整腸薬(ビオイムバスター)を追加しましょうなり、

春に再検査で対応しましょうとなっています。

 

食べるのが好きだった子ですが、療法食になりおなかが空いて

外出時にはキッチン周りをあさるようになった。

薬は続けないといけませんか?

ALT 91/ALP 179/ Lip 404/

 コレストロール 349/シスタチンC 0.57

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◆ご質問については、

 「療法食を続けないといけないのか?」

 「薬を続けないといけないのか?」

 だと思うのですが、腎臓のことが何一つ書いていないです。

 

 ・腎臓のエコー

 ・尿検査

 ・腎臓の血液検査

 記載がないので、この文章からでは判断ができない。

 

 健康診断の結果で、

 「腎臓の値が悪いね」→腎臓の療法食

 「肝臓の値が悪いね」→肝臓の療法食

 を、使うのは良くないです。

 

 「どうしてその療法食が必要なのか?」

 「どうしてその薬が必要なのか?」

 を、見極めたいので答えることができません。

 

 肝臓についても同様で検査結果の記載がない。

 

 

◆腎臓については、

 IRISというガイドラインがあります。

 これに沿って治療をしましょうというのが決まっています。

 

 ステージは1-4まであります。

 

 療法食が必要なのはステージ2からです。

 3.4の時はしっかりやった方がよいです。

 

 早期腎臓サポート、腎臓ケアの缶詰を使用とあるので、

 ステージ2なのかなと推測できます。

 

 尿蛋白がすごく出ている場合は、使う必要はあるが、

 これより低い値だったら使う必要がない。

 

 

〇必要な検査

 甲状腺(チラージンを飲み始めた時の)→T4・TSHの値

 腎臓→クレアチニン、SDMA、UPC、

            血圧、りん、FGF23

 

 この辺りの結果があれば、もう少し詳しくお話しできます。

 

 

 

 

★以前ご相談させてもらった…について★

膵炎 チャイクレ
大学病院で手術を前提で検査を行いました。
以前相談したときに、
先生はうちの子なら手術はしないと仰ってましたが、
そこが気になっています。

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◆僕の個人的な考え方で立ち止まられたようですが、

 ご相談者様は手術を前提に考えてらっしゃるので、

 手術で良いと思います。

 

 「人間で80才で悪性腫瘍が見つかった」

 →手術の成功率は50%とする。

 →手術をする人もいれば、しない人もいる。

 

 と同じで、

 「小型犬の寿命はだいたい15才」です。

 →15才以降に関しては、飼い主様の考え方です。

 

 まずは、

 「15才まで元気に生きてこれた」ことを誇りに、

 思ってほしいです。

 

 15才まで生きなかったからどうこうはありませんが、

 「病気を見つけた」ことは、

 「飼い主様がしっかり見ていた」からだと思います。

 

 年齢的なことを含めて、

 「手術は成功しても他の部分が悪くなることもある」。

 →若い子なら手術は早い方がよいですが、

  たとえば腫瘍を取り切って成功したが、

  1週間は入院で刺激のない生活を送り認知症が進む。

 

※検査治療をしっかりやることだけが、愛情ではないと、

 思っています。

 

※実際に診てくれているかかりつけ医さんに、 

 重きを置いてほしい。

 腑に落ちないときなどには、検査結果を読むことは

 できますが、かかりつけ医さんの言葉を大事にして下さい。

 

 この子に関してはかかりつけ医さんは、

 手術に行けると踏んでいるんだと思います。

 

 術後幸せな時間が過ごせると踏んでいて、

 飼い主さんも手術を踏んでいるので、

 僕の「うちの子だったら手術はしない」という言葉で、

 立ち止まってしまっているようなので、

 僕の話は気にしないで良いと思います。

 

 

 

 

 

 

★シュウ酸カルシウム結石について★

チワプー 10才

膀胱結石シュウ酸カリウムで手術し、

ヒルズの療法食、ヒルズのトリーツを与えている

半年後にまた石ができた

療法食はつづけた方がよいですか?

りんごなどもあげたい

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〇療法食について

 ・ヒルズ

 ・ロイヤルカナン

 ・JPスタイル

 

 どのメーカーだとしても、

 「シュウ酸カルシウム」は溶けない石です。 

 

 シュウ酸カルシウムに対して、

 きちんとコントロール取れたというようなエビデンスは、

 出ていません。

 

 専門の先生方もこの場合は、

 療法食は進めていないです。

 

 

※「お水」をたくさん飲むことが大事。

 →ドライフードよりは水分が多いウェット・缶詰がよい。

  ウェットフードは水分が60-80%です。

 →手作り食+ドライフードもよい。

 

※「療法食を食べているからなりません」ではありません。

 

 

◆「ストルバイト」は療法食でコントロールはとれるが、

 「シュウ酸カルシウム」はやった方がいいんじゃない?

  程度です。

 

◆かかりつけの先生の意見に反しますが、

 「シュウ酸カルシウム」の子には当院では進めていません。

 ・缶詰 ・水を飲む

 ことを進めています。

 

 

〇りんごについて

 どう関係するかわからないですが、

 水分含有量が高いと思うので悪くないのではないか?と思います。

 詳しいことはわかりません。

 

※詳しく知りたい場合は、

 有料になりますがDC one dishさん(獣医さんのフード専門店)に

 相談されると良いと思います。

 

 
 


 

★ストルバイトについて★

ストルバイトができやすい子におすすめのごはんはありますか?

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◆療法食が良いです。
 
〇ストルバイトを溶かすフードについて
 ・ロイヤルカナン/ユリナリー
 ・ヒルズ/cd
 ・JPスタイル/ストルバイトブロック
 
※どのフードが溶けるかは、
 「その子によって違う」ので、トライアンドエラーで試す。
 
※水分も大事。
 
※細菌感染しやすい子の場合は、
 陰部を軽くそこだけシャンプーするとかウォシュレットする。
 [膀胱の中に細菌が入らないようにする]
 
※療法食がないと再発する子もいる。
 

 

 

 



 

★腎臓療法食について★

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〇クレアチニン
 1.19だと腎臓病ステージ1。
 クレアチニンだけで判断すると、療法食は必要ない。
 
◆クレアチニンは「筋肉から出るゴミの量」です。
 体系・筋肉量で異なる。
 →筋肉が多い子は高めに出やすい。
 →痩せ気味の子は低く出やすい。
 
※クレアチニンは数値だけではわからない、
 体系も考慮して考えないといけない。
 
 
〇リン
 高いときに必要に応じて使うことがある。
 基本的には療法食は使わない。
 
 →4.6以下なので、
  リンの数値が4なら必要ない。

 

 

〇腎臓療法食

 たんぱく質、塩分の量を落としているフードなので、

 脂質が高い。

 

 「タンパク質」を落とす=「筋肉量」が落ちる。

 →人間の方でも筋肉量が落ちると予後が短いといわれる。

 

 腎臓病だったとしても、

 最初のうちは筋肉量確保のために、

 たんぱく質は、落とさないほうがよい。

 →早期の時点で腎臓療法食は使わないほうが良い。

 

 エコーの状態がすごく悪い場合は、

 療法食の可能性はありますが、クレアチニン数値だけで

 判断すると、必要ないです。

 

 

 

★鼻水について★

チワパピミックス 14才

年々鼻水が酷くなっている

水のような鼻水やくしゃみを続けると、

粘膜は悪くなりますか?

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〇くしゃみについて

 ・ウィルス性疾患…水のような鼻水・くしゃみ

 ・細菌感染・カビ…ドロッとした黄色・黄緑っぽい鼻水

 

※水っぽいのは「ウィルス性疾患」「鼻炎」、

 「アレルギー」が多いです。

 

◆ウィルスかアレルギーの可能性が高い。

 有効性は微妙ですが、PCR検査はあります。

 

 

〇犬呼吸器パネル

 鼻水を採取して検査会社に送る。

 費用1-2万円くらい。

 「治療できるものなのか?」

 「何のウィルスなのか?」

 を調べることができます。

 

※アレルギー疾患の場合は、何も出ません。

 

 

◆くしゃみをするネコの鼻洗浄の際、

 内視鏡で鼻の中を診たら真っ赤でした。

 かなり真っ赤なことが多い。

 ・症状を抑えることが大事

 ・鼻水、くしゃみを甘く見ない

 

※慢性的な鼻炎を良くすることはできないので、

 症状を軽くする。

 

 

◆点鼻薬(抗菌薬が必要なら抗菌薬)を使用したほうが良い。

 

 飲み薬は全身に効く。

 →飲んだら腸で吸収されて血液に乗って全身へ回る。

 

 

 

 

★食欲低下について★

ねこ 14才 繊細な子
がつつく子ではないが食欲低下している
口の中、血液検査異常なし
ミルタザピンで1週間ほど食べていましたが、
また食べなくなりました。
1-2gくらい食べて別のものがいいというような感じ
単なるわがままでしょうか?
ぐったりはしていませんが、
体重が減りつつあるので心配

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◆犬猫同様で、

 時期的に、食欲不振はあると思います。

 

〇病気かどうかの明確な基準

 ・体重5%落ちる→危ない

 ・体重10%落ちる→病気の可能性あり

 

 例)5㎏の子が4.5㎏になったら、

  病気の可能性は高いと思ってください。

 

 ・生活スタイルを変えていない

 ・同じ体重で来た

 急に体重が落ちるのはおかしいです。

 

 

◆好き嫌いの可能性も0ではありませんが、

 病気を疑う。

 

※体重の減少は気にしてください。

 

※体重が減ってなくて食欲不振の子は、

 気にしなくてはいいと思いますが、

 スクリーニング検査はしてあげて下さい。

 

 

〇食欲不振

 どんな疾患でも出ます。

 ・目が痛い

 ・骨が折れている

 ・皮膚病

 ・胃腸疾患

 ・腎臓病 etc…

 

※血液検査だけではわからない。

 肝臓・膵臓・胆のう・腎臓などはわかりますが、

 「腸の値」「胃の値」「脳の値」「目の値」などはない。

 

※他の疾患があるのではないか?と探しに行く。

 

 

〇検査について

 食欲不振には「エコー検査」は必要です。

 →血液検査で全く問題なくても、エコーで出ることがあります。

  腫瘍とかetc。

 

◆初診で食欲不振、下痢の子が続いたときに、

 エコー検査をして大きい腫瘍が見つかったことがあります。

 

◆体重が落ちていないなら「対症療法」でいいかなと思いますが、

 体重が落ちているなら、

 「スクリーニング検査」はしておいた方がよい。

 

 

 

 

★エルーラについて★

ねこ 16才11か月
3.8㎏が1.8㎏まで落ち飲み始めて1か月で2㎏まで
増え、よく食べるようになった
大きな痙攣が5回ほどあり、1回が3-5分の痙攣で、
ミタゾラムと座薬で対応中
抗痙攣剤を勧められましたが、ぼーっとするなどの
副作用が気になり使っていません。
13才から点滴が始まり、
昨年から通院点滴をして1年になります

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〇エルーラ

 ねこちゃんの食欲増進剤。

 昨年11月頃発売された新しいお薬です。

 

 

◆質問ではなさそうですが、

 腎臓病と痙攣をもっているのかな?

 

 少し気になったので、

 教科書的なお話をお伝えします。

 

 ・同じ疾患

 ・同じ年齢

 ・ご家族がどう考えているか

 

 この辺りを含めて、

 診察でこうしたほうが良いは皆さん違います。

 

 

〇痙攣について

 1か月に5回の痙攣は多いです。

 

「3か月に2回、かつ1回が3分未満ならほおっておく」です。


※「1か月に5回」は、

 抗痙攣薬を使ってでも止めた方がよい。

 

 

 「痙攣が起きている=脳にダメージが起きている」

 と、思ってください。

 

※1か月に1回無い・3分以内なら、

 →「抗痙攣薬の副作用の方が高いので使わない方がよい」

 

 1か月に5回

 →「抗痙攣薬は使ってあげた方がよい」

 

◆量さえ間違えなければ、

 「ぼーっとするという副作用」は出ません。

 ほとんどありません。

 

※ぼーっとする子は薬の量が多い。

 

◆抗痙攣薬の多いか少ないかは、

 「血液検査」で調べることができます。

 

 基本的に第一薬で、

 「フェノバルビタール(フェノバール)」を使うことが

 多いですが、これは2週間くらいでしっかり効く薬です。

 

※初回の数回だけは多すぎることはありますが、

 あまり気にしないで使った方がよい。

 

 

 二週間後に血液検査で、

 「フェノバールが多すぎないか?」

 「少なすぎないか?」

 を調べることができます。

 

 

〇点滴について

 移動は負担になることがあるので、

 自宅で点滴する方法もあります。

 

 

◆「家族がやりたいようにやることがベスト」

 強くは進めないですし、

 自宅で針が刺すのが嫌で通院する方もいます。

 

 →知らなかったら…。

  と思ったので、お話させていただきました。

 

 

 

 

 

★食物アレルギー検査について★

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◆答えづらいのですが…

 今の日本の動物病院で、皮膚に特化した病院の先生て、

 日本のアレルギー検査をしている先生は2人しかいません。

 いろんな先生に聞いたことはありますが、

 皆さんやっていません。

 

 ・教科書に載っていること

 ・エビデンス

 ・ガイドライン

 

※アトピー・アレルギーのガイドラインに、

 「アレルギー検査」は入っていません。

 

 

◆先輩の先生が…

 「同じ子の血液を同じ検査会社に別々の名前で出した」

 結果は、同じ血液なのに別々の結果が来ました。

 

※今後、10年後20年後良くなっているかもしれませんが、

 現時点では有益な検査とは言えません。

 

※やっている先生を批判するわけではありません。

 僕も以前はやっていましたが、

 勉強してからやらなくなりました。

 

 

 

 

 

★食欲低下について★

野良猫 猫エイズあり

急に食欲が落ち、朝昼晩数口しか食べない

病院で検査したら、貧血が酷く、

骨髄由来ではないかと判断された

ステロイドと抗がん剤を飲ませている

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〇薬の飲み合わせについて

 

・NSAIDs…非ステロイド性抗炎症薬。

      バファリン、イブプロフェンとか。

      「メタカム」を飲んでいる。

 

・ステロイド…抗炎症作用、免疫抑制作用。

      「プレドニゾロン」を飲んでいる。

 

※NSAIDsとステロイドの同時使用は✖。

 →「胃潰瘍」で死んでしまいます。

 →大きい病院で働いていた勤務医時代、

  実際に死んだ子を見たことがあります。

 

※NSAIDs、ステロイド、どちらもよい薬ですが、

 使い方を間違えると悪くなってしまいます。

 

 

 

 

 

 

★食後の胆汁酸(TBA)について★

トイプードル
食後の胆汁酸の値が高いのが気になる
食欲・元気あり
胆汁酸値30-50 現在73.1
アンモニアは低い
CTと肝生検を進められている

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〇胆汁酸(TBA)について

 

 ・低い場合…気にしなくていい。

       低くてどうこうは聞いたことがない。

 

 ・高い場合…50超えたら良くない。

       100超えていたら年齢にもよりますが、

       「門脈体循環シャント」の可能性あり。

 

       肝臓の機能が落ちている。

       →肝硬変、肝臓がん

 

※50以下なら個人的には、

 リチェック(再検査)でよいと思います。

 

※高い場合は、アンモニアの値も大事です。

 

 

〇検査について

 お金について、麻酔については、

 それぞれ飼い主様の考え方がありますよね。

 

※お金、麻酔について良い場合は、

 「CTは調べておいてよい」と思います。

 

※肝生検については、

 専門の先生でも積極的にやりません。

 

 肝生検…腹腔鏡ができる先生ならあまり開けなくてよい

     ですが、結構おなかを開けます。

     たいていの場合は、門脈低形成で微小血管異形成で

     返ってきます。

 

      門脈低形成…肝臓に流れ込む血管が通常より

            少ない状態。

    

 CT…銅蓄積性肝炎の可能性も0ではないから、

   撮っておいた方がよい。

 

 

◆肝生検については進めていません。

 ・ずっと何をやってもTBAが下がらない

 ・門脈シャントもない

※何をやっても下がらない場合は、

 体の中に不要なものがずっと流れている状態になる。

 

 

◆食べ物の流れ

 【口→食道→胃で分解→小腸で栄養分吸収

  →大腸でミネラル・水分吸収→肛門から出ていく】

 

 入ってきた栄養はいったん肝臓に入る。

 腸から肝臓に物を運ぶ血管を「門脈」という。

 →ごはん[たんぱく質・脂質だったり]を、

  肝臓が検問する。

  解毒が必要な場合は解毒をして通過したものが心臓へ。

  心臓から全身(動脈・静脈)に回る。   

 

 

◆門脈シャント◆

  シャントは肝臓を通らない近道ができる。

  肝臓を通らない=解毒をせずに全身に悪いものが回る。

 

 

◆胆汁酸◆

[通常の胆汁の働き]

  胆嚢の中には「胆汁」という消化酵素が入っている。

  「脂肪の分解」をしている。

 

  胆汁酸は肝臓で作られ、通常は胆嚢の中にある。

 

  食事が来た時に、胆管を通り、

  小腸の一番上の「十二指腸」に排出される。

  脂質を分解して使い終わったら、

  →流れて大腸小腸を通り、便になる。

  →門脈を通り肝臓に戻ってきて胆嚢に入る再吸収もされる。

   [腸肝循環を行っている]腸と肝臓を循環。

  →胆汁がないとうんちの色は「白」になる。

 

[シャントがある場合]
  肝臓にいく分もありますが、
  シャントから全身に胆汁が流れていく。
 
※胆汁酸(TBA)の検査は、
 食前と、食後2時間後の値を測ります。
 →シャントがあると、動脈静脈に胆汁酸が増える状態。
 →食後の胆汁酸が高いと、
  肝臓を通らない道・シャントがどこかにできている。
 →シャントがなかったとしても肝機能が低下している場合も
  ある。(この場合は食前も高い) 

 

 

◆食後の胆汁酸が高いということは、

 「解毒しないといけないもの」が動脈静脈を通り、

 心臓や脳にも回っている可能性がある。

 →この状態は良くない。

 →体の悪いものが全身に回っている状態。

 

 質問者様の総胆汁酸は、73.1。

 →門脈シャントがない可能性もあるが、

  肝臓のサプリを使ってもいいと思います。

 

 

◆アンモニアの数値が高くなってきたら、

 「肝臓用のごはん」を使うのも一つの手です。

 →アンモニアが高くないなら、

  肝臓用のごはんはまだ使わないほうが良い。

 

 

◆シャントは「CT」で確定診断できる。

 

 

質問者様追加コメント

 肝生検は腹腔鏡を進められています。

→腹腔鏡の肝生検とCTなら負担が少ないので、

 やっていいと思います。  

  

 

 

 

★リンパについて★

オス 10才
腸のエコーでリンパが見えると言われた
血液検査・尿検査異常なし
どんな病気が考えられますか?

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◆リンパ節かな?リンパ管かな?

 

〇リンパ節

 エコーでリンパ節(2-4mm)が見えているのは通常です。

 

※10mm(1㎝)とかだと何か疾患の可能性あり。

 

 

 リンパ節…関所みたいな感じです。

      感染とか炎症とかがあると近くのリンパが腫れる。

      風邪の時は、鼻とか口から感染し、

      喉のリンパ管(扁桃腺)をよく触りますよね。

 

※10才で大きい場合は、

 腫瘍、腸炎、潰瘍性大腸炎、アレルギー疾患だったりします。

 

 

〇リンパ管

 リンパ管拡張症。

 ストリエーションが見えているのかな?

 

 [血液検査]

 ・TP(トータルプロテイン)が落ちていないか?

 ・アルブミンが落ちていないか?

 ・コレステロールが落ちていないか?

 

※血液検査・尿検査に異常がなければ、

 一時的に見えているものの可能性もあるので経過観察。

 →ひどくなるようなら、治療に入る。

 →獣医師によって考え方が違うようです。

 

 

 

 

 

★ウルトラローファットについて★

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・ウルトラローファットが3%以下

・ローファットが5-6%以下

 

※脂質がないと「免疫が落ちる」「皮膚乾燥」。

 いろんなことが起きる、

 ぐったりしたり、心臓・肝臓にも良くない。

 

※長期使用は2か月と言われている。

 

※手作り食については、

 論文上は2017年動物病院が進めるレシピ、本のレシピ

 400種類中1つも栄養素を満たしているフードはなかった。

 →手作り食の場合は、

 「サプリ」か「総合栄養食」をプラスする。

 

 

 

 

 

★猫白血病について★

成猫で白血病に罹患した場合、

ほかの猫には移らない説は本当ですか?

発症しないとも聞いたことがありますがどうですか?

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◆免疫がしっかりしているから、
 「一過性で終わる」
 「寿命を全うする」
 そういうことはありますが、
 ほかの猫に移らないというわけではないです。
 
◆免疫を保っていれば発症することはないですが、
 発症しないとは聞いたことがありません。
 
 

 

 

 

★犬も顎が外れますか?について★

トイプードル 6才
おもちゃをかんで遊んでいた時に、
顎をカタカタならしていた

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◆人間の顎関節症の症状がどういうものか

 わかりませんが、

 わんちゃんも関節炎になることはあります。

 

 「顎」と「股関節」はとっても良い関節と、

 言われています。

 

〇検査について

 ・レントゲン

 ・CT

 

※レントゲンでわからないこともあるので、

 麻酔がかけられるなら、CTも撮ってみて下さい。

 →見落としを減らせる。

 →レントゲンだけではわからないものもCTではわかる。

 

 

 

 

 

 

★大きな病院について★

日本高度医療センターとTRVAの間付近に住んでいて、
年末年始凄く並んでいました。
トリアージはしてもらえるのでしょうか?

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

◆救急だと「TRVA」さんが強いと思います。

 →夜間・救急の病院です。

 →年末年始は、3-4時間待ちです。

[HP]トリアージしてもらえる。

  

 トリアージ…治療の緊急性や症状の重症度から

       治療の優先順位を決定して、搬入・治療する

       こと。

 

◆日本動物高度医療センターさんは、「総合病院」。

 →夜間で来た時に、特化した科があるので、

  すぐ回せて治療ができる。

 [HP]かかりつけ医からの完全予約制

 

 

◆(僕は)セカンドオピニオンは積極的に行ってもらった方が

 良いと思っています。

 一人の獣医師が全部を見るというのはもう終わっている。

 総合診療医ではあるが、行けるなら専門の先生に診てもら

 った方がよいと思っています。

 

 

 

 

 

★麻酔リスクについて★

膵炎を軽々しているので麻酔が怖い

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〇麻酔について

 麻酔でダメージを受ける臓器は、

 「膵臓」と「腎臓」です。

 

 麻酔をかける→血圧が下がる→血管が広がる→血圧が落ちる

 →臓器に影響がでる。(影響が最初に出るのが膵臓・腎臓)

 

 

※お金はかかりますが、

 病院に麻酔専門医の先生を呼んでもらう。

 [フリーの方はいらっしゃいます]

 万全を期すのであれば、

 麻酔専門医を呼んで麻酔をかけた方がより安全です。

 

※病院で既往歴に膵炎があるのでと言って専門医を呼んで

 もらうとよいと思います。

 

 

 

 

★飛行機乗車リスクについて★

トイプードル 18才
ハイリスクだと思いますが、飛行機移動が必要となった

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

◆気圧が下がるので、

 「血圧」は良く見てあげて下さい。

 

※緊張・興奮で血圧が上がりやすいです。

 

※「心臓病」「脱水」「高血圧」「発作」があるなら、

 やめておいた方がよいです。

 

※亡くなるケースはほぼないですが、

 飛行機はかなりリスクがあるものだと思ってください。

 

 出てきたときにおしっこだらけ、うんちだらけの子も

 多いということはそれだけ怖いということです。

 

質問者様追加コメント

 今まで70回くらいフライトしていて、今まで異常ないです。

 →それだったら、またか…。みたいな感じかもしれません。

 →今まで大丈夫でもダメな時はあるし、

  そこに関してはわかりません。

 →獣医師的には進めるなとは言われていますが、

  無事を祈っています。

 

 

 

 

 

★肝臓・胆嚢について★

胆泥・胆石あり、肝炎あり。
胆嚢の検査もしましたが、
ほとんど機能していないと言われた
肝炎はCTをとってわかりました
胆嚢破裂の危険があり、明日胆のう全摘手術で不安。

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〇肝炎の診断

 めちゃくちゃ難しく、肝生検になる。

 

 「炎症があったんですかね?」

 「針生検してないんですかね?」

 「CTで炎症が分かる…?」

 

 肝炎と診断された判断がわからないのですが、

 やることが決定されているのであれば、

 「胆嚢摘出をする」のであれば、必ず、

 「肝臓の生検」はとっておいた方がよいです。

 

◆病院あるあるですが、

 肝臓を取り切って、大仕事が終わったと思って、

 肝生検を忘れて閉めてしまうことがあります。

 「肝生検は忘れないでくださいね」と伝えておく。

 

 

〇胆嚢粘液脳腫について

 状況がわからないのですが、

 「胆泥で胆嚢摘出することはない」

 「胆石で胆嚢摘出することはない」

 

 胆のう粘液脳腫

 グレードが3.4.5.6の時は推奨されている。

 5.6の時はやりますが、

 3.4の時は症状を見て判断という感じになります。

 

 

◆胆嚢の機能はほとんど機能していませんは、

 収縮率のことなのかな?

 

 その場合は、ALP、GGTが、

 (話し言葉はTとPが聞き取りにくいのでもしかすと、

 ALPはALTかも? GGTはGGPかも?しれません)

 上がるはずなんですが、そうだったのかな?

 

質問者様追加コメント

 肝臓の数値が悪く腫瘍があります。

→それだと、腫瘍も摘出すると思うので、

 一緒に胆石があるので胆嚢摘出しましょうねは普通です。

 

→麻酔が大丈夫ならうちでも積極的に進めると思います。

 

・肝臓の数値が悪い

・胆石がある

・腫瘍がある

 

これなら、(胆嚢摘出)やりますね。

 

 

◆手術をするとき先生に渡すときは、

 愛犬・愛猫同様

「極力不安な気持ちで渡さない」でください。

 気持ちが伝わります。

 

 ごめんね、怖いね、痛いねよりは、

「先生がしっかりやってくれるからね」

「大丈夫だよ」

 と、思っていた方が愛犬愛猫の状態が良いと

 エビデンスにもあります。

 

 不安だと思いますが、

 不安を出さないように気を付けて下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*⑅୨୧┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈୨୧⑅*

 

 

いつも丁寧に、

 

親身になってご相談に乗ってくれる先生に、
感謝 (*´ー`*人)アリガタヤー
 
 
今回は、
「薬の飲み合わせ」が興味深かったというか、
獣医さんに疑いを持たず、
何の薬を出されているのかわからないなかで、
実は飲み合わせが悪い薬を飲ませていたって怖いですよね。。。
 
私は、先生のclubhouseだったり、インスタライブを
みるようになってからは、
薬の名前は聞くようにしている(゚д゚)(。_。)ウン(゚д゚)(。_。)ウン
→かかりつけ医からしたら面倒な患者の部類に入ってたりw
 
でももし緊急時に、
かかりつけ医に診てもらえない場合、
何の薬を飲ませているかは知っていないと困るので、
聞くようにしています(((uдu*)ゥンゥン
 
 
 
 
 
毎回悩んでる飼い主さんのために時間を使ってくださって
 (*´∀人)ありがとうございます♪
 

 

 

 

*⑅୨୧┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈୨୧⑅*

 

 

 

 

 

 

 

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我が家もシニア犬ですし、自分のランキングを上げるために、

書いているわけでも、訪問しているわけでもないです。。。

 

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