ネクタイ殺人事件!顧問王国に思う | MINIOWL(ミニオウル)

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桜宮高校バスケ部主将自殺問題について思います。
マスコミの問題定義や、根本的な考え方に共感できるものが少ないので。
まず、2012年12月23日早朝、自宅の部屋で、制服のネクタイで首をつった状態で、家族に発見されたわけですが、そこにいたるまでの少年の葛藤はどれほどだったのか胸が痛みます。心からご冥福をお祈りします。

アメーバ危険のシグナルを聴く

問題は、この少年が発していた、または学校や部活が発していた危険なシグナルがどうしてもだれもきちんととらえず「殺人」に至ってしまったかということ。

1.大阪市立桜宮高校では2011年、男子バレーボール部の顧問の教諭が体罰をしたとして停職3か月の処分を受けていた(市教委に報告せず)。
2.2011年9月にも「醜い体罰が横行している」との情報が市の公正職務審査委員会に寄せられたが、学校の調査で「体罰はなかった」と結論づけている。
3.複数のバスケットボール部員が昨秋まで、学校に無断でマンションで共同生活をしていた。保護者や管理者はいなかった。
4.5日前の練習試合の際にも10回ほど顔をたたかれ、口から血を流して帰宅したと証言しているなど複数の目に触れている。

この様な中でも、なぜか危険シグナルは見過ごされ、最悪の結果となる。校長や委員会に是正を促す力はあったはずだが実際には意味をなしていない、なぜか?

アメーバ部活動というエゴの王国

まず、部活という名の「顧問王国」という制度。
よく言われることだが、部活動は学習指導要領にも定められていず、立場の曖昧な運営、組織だ。その規模、注目度、負担の大きさに比べ、顧問一人に全権が任され、時間や金銭の保証のない不確かな団体が「部活動」。形式上、校長は顧問に部活動を「お願いする」のであり、それ以上のことは言えない。任された顧問は何の保証もなく、微々たる時間外労働手当で働く。

しかし、実質はそこに裸の王様が誕生する事になる。
考えてみて欲しい、あなたが野球がとても好きで、TV越しに毎日作戦を練っていたとする。ある日、子供のチームを任され、監督をやってみないか?と言われれば飛び上がるだろう。相手は子供だから言うことは聞くし、上手くなるし、自分よりは力はないし、楽しくてしょうがない。音楽が大好きな素人うが吹奏楽のオーケストラを前に指揮をふらせてもらったり、予算を使って何かを作ったりするのは楽しくてしょうがないはずだ。
しかも、守らなければいけない指導要領もない、上司は部活動をしろと「命令」しているのでなく「お願い」をしているからうるさくない。基本的に、その部活動が好きな子どもばかりが集まっている。

アメーバ誰もやめられない部活動

この「部活動」というのが日本独特の不思議な存在なのだ。
諸外国では、オーケストラを習いたければ、市民オケへ、野球ならリトルリーグへ。自分の好きな活動をするべく、様々な大人と関わり、広い世界で優秀な指導者とともに放課後を過ごしているのだろう。なぜ日本だけが、教師のエゴで子供を学校に縛り付けるのか?この問題は教師サイドからは言えない。すぐ隣りの先生が部活やりたくてうずうずしているから。校長も言えない、「自分は若い時に~部で、全国行った」などとこの世代の方達は、本人も武勇伝を語っているから。

橋下市長 「事実なら“治外法権”でクラブ運営がなされていた」

との発言だが、そんな事はもともと分かっていた事だ。本来人事異動は部活動など考慮されないはずなのに、実際はこうした教師が15年も居座ったりするのだ、「部活動」が理由で。その結果、王国は出来上がり、教育の質は下がり、体罰を行う治外法権の準備が整えられる。

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アメーバ体罰教師の条件とは

体罰を行いやすい教師として
1.神様のようになっていて、外部的に成功するなど指導力がある教師
2.指導力不足で、生徒がなかなか付いてこない教師
の両翼だとされる。桜宮の体育教師は聞けば聞くほど、神様教師の典型だ。

神様を前にして、自分が進む道は首を締めるネクタイを手に取ることしかなかった。この少年の心理はどういうものだったろう。

しかし、こう書いていても日本の部活動はもう学校と切り離せないだろう。教師の仕事のかに染み付いてしまっている。お金、出張、会議、試合の組み方、みんな積み重なったものが多すぎる。これがなくなっても全国大会や、公共の施設や設備を使った文化やスポーツが育つとは到底思えない。

アメーバ命から学ぼう

だからこそ、少年の命から考えなければならない。要は法的な整備なのだ。曖昧なまま教育と共存してしまっている活動を子供の為にどうやって変えていくか。エゴをすて、外部に任せる、内部で出来る場合はしっかりと手当を支給しコントロールしながら働いてもらう。

部活動でエゴを満たし、生徒指導に使うのはやめよう。一年生は力で抑え、二年生は部活で抑え、三年生は進路で抑えるんだ!ガハハァとわらった先生が私の前にいた。部活で生徒を縛り、教師が楽をする事はもう止めよう。

ずっと、前から、いつも考えているのですがどうにかならないでしょうか。