そう決めたはずなのに買ったばかりの小説が気になった。
「ルパンの消息」
ルパンの消息 (光文社文庫)/光文社

¥740
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タイトルにつられて買った。
当然、推理小説である。
私は、推理小説をよく読む。
小学校から好きなジャンルだ。
でも、こんな時間に必死に日記に書いているのは
そこに潜む恐怖から逃げ出すためなのだ。
推理小説では、必ず人が死ぬ。
被害者が酷いヤツの時もあれば、いい人の時もあるし、
犯人だって、その善悪は入り乱れる。
そして人の汚い部分が描かれる。
痴情のもつれ
いさかい、一時の感情
闘争、下衆な行い
それはきっと、小説だけにとどまれないだろう。
人の汚さが嫌いで吐き気がする。
ページを捲るたびに、真相に迫る切迫感がそれに拍車をかける。
普段は見ない現実に引き戻されたような
私のような人間が滅多に出会うことはないけれど
TVニュースで流れてくる耳が痛くなるよなそれ。
たしかに存在するそれが、私の背中にへばりついてくるようだ。
しかし、今回は、それだけではなかった。
雲の隙間から降り注ぐ光のような
かすかな救い。
悲しい思いを支えた純情。
そんなきれいごとに少しだけ救われた気になる。
だから、私はこれを綴るとともに
明日を今日よりも少しだけ上向いて生きられるようにと
気持ちを入れ替えられるのかな。
もうすぐ朝だ。