スコットランドにお住いのゆうごさんから
このイギリスで
痛かった親知らずをスポッと抜いてもらえた！
しかも即日！
奇跡！
というお喜びのメッセージをいただきました。
これはねー、本当に奇跡だと思いますよ！
私、親知らずの怖い話 インザUKを持ってます。
その昔日本でレントゲンを撮ったところ、
上顎部には親知らずは、そもそもなく、
下顎部に、歯茎の下に埋もれて
もはや生えてはこないだろう親知らずが確認できた。
それが！
33歳の頃に、ぬくぬく生えてきた！
「親知らず」にもほどがある。
当時ロンドンで働いていたんですけど
親知らずが生えてきて痛いとブツブツ言っていたら、
日本人男性上司が、
「いや〜、僕、今週親知らずを抜くんですよね〜」
当時、現地採用平社員の私ですら
チャイナタウンにある高い歯医者に通っていたので
上司は駐在だし
日系プライベートの、
どっか良い歯医者で抜くのかな〜
と思っていたら、普通にHNSの歯医者で抜くのだと。
で、抜いてきたんですよ。
午前中に歯医者に行って
血をダラダラ垂らしながら出社してきた。
上司に対し、
冷徹、血の通っていないロボットの私でさえも
「大丈夫ですか？」
と本気で心配になる量の流血。
で、すっごい痛いと。
痛くてたまらんと。
痛み止めはもらったか聞いたら
「塩水でうがいをするように言われた」
21世紀ですよ。
塩水て。
でも、この真面目な上司は
塩水でうがいをしながら、
そして血をダラダラ流しながら
取引先に電話をしていました。
さすが。
現在、シンガポールだったか香港だったかの社長。
お元気そう。
毎晩、BankのGreenmanなんかで
一杯飲んで帰っていたんですけど
上司の親知らずが
この日の酒のツマミです。
すると同僚が、
「いや、俺の親知らずの話の方が凄いから！」
なんでも、
親知らずを抜くことになったが
（普通にHNSの歯医者で）
全然抜けなくて、
トンカチみたいなので、かち割られたと。
それでも抜けず
「ウチでは抜けないから、ここの歯医者に行ってくれ」
と言われ、紹介状を持たされて
かち割られた歯をおさえ、
大流血しながら Tube（ロンドンの地下鉄）に乗って
次の歯医者に移動して、やっと抜いてもらった。
やっぱり、塩水でうがいしろと言われた。
怖すぎる！！！
さて、私。
33歳で生えてきた親知らず。
その２年後、チビ子を産んで
産後だ、寝不足だ、授乳だと
免疫力、抵抗力が低下したところ
親知らずが、とんでもなく痛み始めた。
歯医者に駆け込んだら、
やっぱりそうだよ、食塩水。
「塩水で炎症が治まります」
若干、楽にはなるけど
激痛が続いているんだが〜〜〜。
痛み止め（paracetamolとIbuprofen）が手放せない。
この２日後に、
たまたま歯のクリーニングの予約があったんですよ。
クリーニングの人の方が、経験値が高いのか
いや、これは抗生物質いるわ、となって
同じ建物内の歯医者にまた見てもらって
抗生物質を処方してもらい、30分後に収まりました。
生地獄の３日間だった。
抗生物質の凄さを知った。
この時、親知らずを抜くかと聞かれ、
「君の親知らずは、病院で抜かないと。７ヶ月待ちです」
生後２ヶ月のチビ子を抱え、
その日、その日に精一杯で
７ヶ月後先のことなど考えられなかったので
とりあえずいいです。。。
としたけど、抜いておけばよかった。
が、まあ、あの時は無理でした。
あれから、疲れがたまって
「ん？親知らずが疼くぞ」
と感じると、速攻で塩水うがいをするようになりました。
結構効く。
そもそも、イギリスは薬をおいそれとは出してくれません。
インフルエンザも家で寝ているだけです。
病院にすら行かない。
２年くらい前に、耳に違和感があったんですよ。
医者にかかる前に、薬局に行けというのが定理になっていて
Boots（薬局）に行って相談したら、
オリーブオイルを耳に垂らすように言われました。笑
（Bootsに売ってる綺麗なやつ）
で、治った。
チビ子、最近のどが痛いと咳をしているんですが、
与えているのは、蜂蜜です。
効く。
蜂蜜、結構効く。
効能のほどはわからないけれど、
他にも薬の代用で、
あれを飲め、これを食べろ、それを塗っとけ
というのが色々あります。
お薬に頼らない。
良いことだと思うけれど、色々不安になる。
いや、それにしても良かった。
ゆうごさんの親知らずが無事に抜けて。
あの痛みに覚えがあるものとしては、
その嬉しさは、他人事ではありません。