学校が荒れている | スコットランドの毎日。

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スコットランドでのフツーの日常ブログです。

 

 

チビ子の学校のあれやこれやで

気がそぞろな毎日です、、、最近は。

 

チビ子本人は、ハッピーハッピーな感じで

元気に学校に行っているんですけども

 

 

えーーー

学校が荒れています。

ゲロー

 

 

イギリスは、生徒の素行が悪いと

学校は、その子どもを退学処分にすることができます。

 

ごく稀にそういう事例があるというレベルではなく

時々見聞きする頻度であります。

 

なんで、わざわざ遠い学校に通ってるんだろう?

と思っていると

「いや、あの子は退学処分で転校したから...」

とか。

 

 

 

チビ子の通ってる小学校は

まあまあの金持ちエリアの小学校で

(このエリアだと我が家は底辺 笑い泣き

 

金持ち喧嘩せずじゃないけれど

問題行動を起こす子どもはいないし

あったとしても躾の範囲という感じできてたんですけど

 

一昨年、隣の学校から退学処分になった

当時、男子(1年生)とその兄(5年生)が転校してきて

 

それから間を置かずに、同じ学校から

やっぱり1年生の男子が退学処分になって

転向してきてから

学校の様子が変わっていきました...

 

 

1年生、5歳で退学させられるって

すごくないですか?

何をしたんだよ?って不思議。

しかも2人。

 

 

 

と思っていたら、

彼らが編入したクラスの担任の先生が休職した。

ゲロー

 

 

特別な支援が必要だということで、

彼らには1人に1人ずつ、

アシスタントの先生が付けられていた(いる)のに

それでも担任の先生が休職するって、相当です。

 

 

 

 

それから学校から頻繁にメールがくるようになって

 

「明日から校庭で遊べなくなります。

一部の子どもの問題行為から、閉鎖せざるありません。

不公平であるのは承知していますが安全確保のための処置です。

夜のうちに、その旨お子さんにお伝えください」

 

と着たときは、

問題行動の子どもの親に遠回しに嫌味を言っているのか?!

と思ったものですが

 

学校は、その子どもたちを守る方向に走っていきます。

 

 

校庭で遊べないルールにしたのに

問題男子2人は、ルール無視で遊びます。

 

登ってはいけないと言われている木に登って

枝を折ったりしたのだそう。

で、学校は、危ないからと

校庭の一部の木を伐採してしまった...

 

真顔

それはどうなの?っていう...

 

 

 

それから、伝え聞いた話だと

ハサミだかカッターだかを家から持ってきて振り回すので

問題男子に対して、毎朝持ち物検査が実施される。

 

おそらく、暴力行為があったんだと思われます。

 

当該学年クラスの親たちは、

もう気が気じゃないわけですよ。

 

当然、学校に退学させるよう迫った。

 

 

学校の対応としては

 

1日7時間の学校での生活は、

彼らには長すぎるのだと思うので

まずは時短でやってみて、

成長に合わせてフルタイムに戻すというのはどうでしょう?

 

と、当該男子2人の、それぞれの親に提案するので

それを打開策とするよう進める。

 

 

が!

彼らの親、2組とも時短学習拒否。

 

しかも、、、

1組の親のお母さんの方は、

ここらの地域の(Counil)の教育委員会にいるんだそう。

ママ友たちの話を聞きながら

思わず笑ってしまいましたよ。

教育委員会て。

笑い泣き

 

 

 

 

 

 

相変わらず、学校からメールが色々来るんですが

ちょうどその頃(他の親たちが退学を迫った)、

 

ダイバーシティというか、

世の中には、いろんな人がいるので

みんなで助け合って、認め合って理解していきましょう!

という、啓蒙チャリティ団体のお知らせが来るようになって

 

LGBTへの理解促進とか、そういうことなのかな?

と思っていたんですね。

 

子どもと一緒に、親も理解を深めろみたいな

ニュアンスなんですよ。

 

 

おめでたい私は、

これは、人種、宗教も含めたもので

アジア人が半分入っているチビ子のために

学校が気を遣っているのかしらデレデレ

くらいに思っていたんですけど、

違う違う違う。笑

 

 

学校に、問題行動を起こす子どもがいるけれども

そういう子どももいるのだと

みんなで理解しあって、子どもの成長を見守ろう!

だから、学校にごちゃごちゃ言ってくるな

 

という解釈が正しかったらしい。

笑い泣き

 

 

 

もうこうなってくると

どんなお子様たちなのか好奇心が湧いてきます!

 

夏休み前に、

1年間みんな頑張りました発表会があって

全校生徒および親が集合。

 

 

学校に入って、まず「あれ?」と思ったのが

掲示物が何もない。

 

前は、生徒が描いた絵だとか研究発表なんかが

廊下にたくさん張り出されていたのに。

 

家に帰ってチビ子が教えてくれました。

「問題児の男子たちが全部破った」

「張っても張っても破るから、もう張らなくなった」

 

ゲロー

やばいよ、やばいよ。

 

 

そして、発表会。

会場の体育館を自由に出たり入ったり

大声をあげたりする男子2人。

 

なるほど、この子たちね!とすぐにわかりました。

 

それを必死に追いかける補助の先生2人。

が、補助の先生方、ご高齢で(60代)

馳けまわる6歳を捕まえられない。

 

 

親が対処しに行けよ!

と誰しもが思っていたんですが

親がそこに、いたのか、いかなかったのか...

 

 

 

子どもの顔は見れたんで、

次に見たくなるのは親の顔です。

ニヒヒ

 

チビ子は毎週金曜の夕方にプールに行ってて

お迎えの時間に、知り合いのママパパたちと雑談するのが常。

 

ある時、あまり馴染みのない顔のママがいたけれども

子どもがチビ子と同じ学校に通っているというので

あれやこれや話していて

 

ちょうどこの日、私はママ友に

下の子のクラスが荒れてて大変と愚痴られたので

思わずその話をしたら、

当該問題児1人のママでした。

笑い泣き

(教育委員会じゃない方)

 

 

で、その人曰く、

自分の子どもではなく、

もう1人の子どもが酷いんだと。

 

ウチの子は、その子に引きずられているだけなんだと。

だから、前の学校を退学になった時は、

その子から離れられるから良かった!と思ったのに、

そっちの子も退学転校してきたから、

非常にがっかりしている...

 

 

I see...

そうなんだぁ...

としか返せない会話。

滝汗

 

でもあんたの子どもが先に退学になったんでしょ、、、

 

 

 

 

 

 

さて、こんな学校ゴシップを

長々と書きたいと思った出来事が昨夜ありまして、

 

 

昨日、ハロウィンとクリスマスの

イベント&ファンドレイジング(募金)をどうするかという

PTAの会議がありました。

イギリスのPTAは有志。

 

私は有志ゼロだけど、

お前は子どもももう大きいし

当日の手伝いだけじゃなくて

たまには企画から参加しろと言われて 笑い泣き

しぶしぶ参加。

 

 

有志の集まりなので、

みなさん積極的に発言するんですよ。

黙ってるってことはない。

 

 

が!

最初に来て、最後に帰ったお父さんが

一言も発言せず、黙ったまま帰りました。

(挨拶くらいはする)

 

近所の人と、帰り道にパブで1杯飲んだんですが

あの人は、素行不良の子の父親で

PTAなんかの集まりには必ず参加するんだそう。

発言はしない。

 

なんで?

 

親たちが集まった時に

自分の子どもの話になって

学校に圧力をかけようということにならないように

見ているんだそう。

 

ポーンポーンポーン

 

お父さん本人がそう言って、参加してるんだそう...

ゲッソリ

 

そんな毎回参加の労力があるなら、

自分ちの子を躾けた方が早いんじゃ...

 

 

 

 

 

 

 

という、学校に不満タラタラで

親同士、会えば必ずこの話になる ここ1年半。

 

チビ子は、当該男子たちより4つも上の学年なので

そんなに影響はない、、、と言いたいところなんですが

 

 

学校の、

彼らも含め、みんな友だちです。

一緒に成長していきましょう!

という方針が(正しいよ!それが正しいんだけど)

学校のスタンダードを下げに下げてしまって

 

以前は、これをしたら注意されたけど

今は許容されている、、、というようなことが増えていき

全体的に素行の悪い子が多くなった印象。

 

チビ子も言っている...

ゲロー

 

 

金八先生の腐ったみかん理論、

あれを思い出してしまいます...

 

 

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