これからは、我がままに!
母が歩けなく、いえ、歩かなくなりました。
ジッとしていると大丈夫なようですが
立って歩こうとすると膝が痛くて、痛くて
かかりつけの総合病院のお医者様からは
レントゲンでは、骨には異常はみられないとして
原因・病名の診断はされず?できず?で
痛み止めの飲み薬が処方されました。
これで楽になるかと思ったら
飲んでも全く痛みは変わらず
お手洗いに行く時には歩くよりも
廊下を這っていく方が楽だと、這うようになり
見かねた弟が隣の県の専門医まで
連れて行ってくれたのですが …
ここでもレントゲン検査をされたものの
やはり骨には異常が無いと言われただけで
痛みの原因、対処に関する説明もなく
湿布1枚も出されないままで帰されました。
都会住まいの方には想像ができないかもしれませんが
田舎の人には、医者の選択肢が、無いに等しく
結局、かかりつけの総合病院を再受診して
痛くて歩けないことを伝えたら
半年に一回しか打てないという
注射をしてくださったと聞いたので
これで痛みが徐々にでも消えるかと期待をしたのに
母曰く、全く痛みが変わらないとのこと …
弟から教えてもらった注射をネットで調べたら
骨粗しょう症の骨折予防の薬だと分かり
痛みを抑える即効性は、無いもよう
あの我慢強い母が、痛みを口にするのですから
本当に痛いのだということは
母の日頃の行い、人柄を知る家族には分かりますが
普段の母を知らない人、
ただの一患者にしか過ぎない、お医者様からすれば
90歳を超えた年寄りには
足の痛みの一つや二つくらい、あって当然!
それくらい我慢をしろということなのでしょうか!?
膝が痛くても動かすことが大切だと
説かれるお医者様もあるようですが
母の場合は何一つ、注意も説明もないままで
体を動かさない日が続いています。
このまま歩けなくなったらどうしよう …
母にとっても弟にとっても、それが一番の不安なので
とにかく今の私にできることを考えて
杖とサポ-タ-と湿布と低周波治療器を、実家に送付。
歩行器と車椅子の両方の機能を備えた
手押し車をポチっとな。
あとは顔を見に行くことくらいですが
それにしても、あんなに良い人が
どうしてこんな目に遭うのだろうかと
神や仏を恨む気持ちになりかけた今朝
テレビから、こんな言葉が聞こえてきました。
(あいまいな記憶で、文言は違いますが)
善い行いをして、真面目に生きてさえいれば
神様に守ってもらえるのだと思ってきたのに
命にかかわる病気になった時
神様なんていないのだと、恨みかけた自分に対して
ある方が言ってくれました。
神様はね、良い人のことが好きだから
良い人を、連れて行こうとされるのだと。
だからこれからはもう少し
悪い人(我がまま)になって暮らしてみたら!?
なるほど。そうか。
母は誰から見ても、本当に良い人だから
神様が連れて行こうとされているのか。
ならば、医者にも子にも、痛いと大げさに訴えて
もっと、どんどん我がままになって
自分の体を最優先に生きてもらいましょう。
少々遠くはなっても、医者は他にもいるのだし
むしろ私の家から通えば良いのですから
不親切な医者には、ケツをまくって
ヤブ医者め~!なんて言ってやれ~
と、そそのかしたところで、母が言うわけもないので
とりあえずペインクリニックを探して
弟に知らせておきました。
母の痛みが取れますようにと
父にも神にも祈りつつ …