母は母

 

いついつまでも変わらずに…

 

 

 

    

  

 

 

 

 

 

楽しい時間が過ぎるのは、どうしてこんなに早いのか…。

 

来る時は一緒だった次女が、帰りはここからJRなので

少し早めに家を出て、お昼は美味しい焼肉へ。

 

残念ながらいつものお店はお盆の間は

夜だけ営業とのことなので

 

今日はおサルが乗る駅の前の、少しお上品な焼肉屋さんへ。

 

最初のお肉を待つ間に、弟がポロリと言いました。

 

親父が亡くなる前の日に、親子3人でここに来た。

 

その後、少し足を伸ばして、

もう一つ隣の県までドライブしたと。

 

すると母も言いました。

 

あの時のお父さんは、湖に小鳥をみつけて

可愛いなぁと喜んでいたのに …。

 

のに … の後、母の目には涙が一杯 …。

 

その時、おサルも横に向かって小さくささやきました。

 
 

 

おじいちゃんには一度だけでも

 

     会って欲しかった

 

 

 

 

 

 

 

 

今日、それぞれの場所へと戻る私達のためにと

母はトマトやピーマン、ナスとジャガイモ

 

トウモロコシに至っては、なんと 50本もとってきて

持てるだけ持たそうとしてくれました。

 

高速代やガソリン代も気にして、一万円札を何枚も

私の手に握らせようとした母が使っていたモップは

 

もう古くなりすぎて、シートを挟む箇所がボロボロの

 

こんな状態だというのに

 
 

 

 

 

 

 

 

 

自分が使ものには、まだ使えると言って買おうとしないのに

私や孫のためには、こうして、とことん気を遣うのです。

 

80 をとっくに過ぎた親から、私がお金なんて受け取る訳がないのに

 

それでも毎回、必ず、帰ってきてくれて、ありがとう。

本当に嬉しかったの言葉とともに差し出すお礼。

 

家族がしてくれることが、当たり前には決してならない母の姿勢に

自分も親としてこうありたいと、いつも学んでの帰り道 …。

 

ただ今、私達は渋滞の真っただ中ですが

楽しい時間を過ごしたお陰で、心は軽く。

 

この三日間、とにかく美味しいものを食べ続けたので

いた者全員、お腹ポッコリ、太っ腹。 てへぺろ

 

でも名実ともに一番の太っ腹は

運転は爺やに任せて、一番食べて、一番飲んだ弟で

 

この三日間のお昼ご飯の支払いも

どんなに私が払うと言っても出させずに

 

全部、弟が支払ってくれたという、大盤振る舞い。

 

 

 

 

 よっ!大統領!

 

 

 

     

 

 

 

 

 

 

   天気も心も、晴れでも雨でも曇りでも

 

        どんな時に帰っても

 

      故郷って、ありがたいなぁ~…。