私が恐れていたこと。
中山梨花が私から電話があったと夫に伝えやしないかと言うことだ。
でも、普通に帰宅して、普通にご飯を食べて、なんなら普通に抱かれたのでその可能性はかなり低いとみた。
翌日。
朝からソワソワしながら身支度をした。
駅前の託児所に息子を預ける時、号泣されてしまった。
こんなゴタゴタに巻き込んでしまってごめんねと涙がでた。
約束の喫茶店に正午前に到着。
しばらくして中山梨花がやってきた。
その姿を見て驚いた。
ブスなのは分かっていたけど、かなりのデブだった。
今時の加工技術は恐ろしい。
夫は誰でもありなのか。
中山「話ってなんですか?」
私「まずはこれを聞いてください。」
私と元奥さんのやり取りを聞いてもらった。
だから何?的な顔の中山梨花。
私「元奥さんの言うことをを信じて私は夫と結婚し、すぐに妊娠出産しました。でも、もっと早く真実を知りたかった。なぜかと言うと‥‥」
ここで元奥さんのSNSをプリントアウトしたものを渡した。
読み終えて真っ青になる中山梨花。
私「あなたは夫とどうしたいのですか?」
中山「分かりません。もうすぐ奥さんと離婚するから一緒になって欲しい、僕の子供を産んでって言われてて‥‥その‥‥避妊もしていませんでした。」
は?なんだそれ?
私「僕の子供と言うのは、恐らく女の子限定だと思います。」
中山「そう‥‥みたいですね。はい。」
私「あなたには私のような思いをして欲しくなかったので、失礼だとは思いましたが今日お呼び立てしました。」
中山「はぁ、その‥‥有難うございます」
私「今後のことはお任せします。結婚しても別れてもどちらでも構いません。」
中山「頭がこんがらかってまして、すぐには結論出せないっていうか。有難うございました、昼休みが終わるので会社に戻ります。」
私「お時間取らせてごめんなさい。では失礼します。」
てか、一言ぐらい謝れよ!このデプス‼︎