ひとあじ違うんです。
新宿にある百貨店 [伊勢丹] のおはなしです。
最近の百貨店の空間演出は、どこも目を見張るものが多いですが、
ここはひとあじ違います。
特に 本館B1F フードフロア は、百花繚乱。
どれも めちゃ おいしそうに見えます。
で、全体が大きくコーナーごとにまとめられ、
それぞれ すっきり 華やかに オートクチュールされている。
ありきたりなショーケースを並べるのとは、一線を画しています。
知りたくなるし、食べてみたくなるし、
プレゼントしたくなります。
本館1F のLADIES SHOES 売場も品があって必見ですが、
( 改装前の方がすてきでした ・ ・ ・ ・ ・ )
やはり MEN'S館 の環境デザインがひいでています。
シンプルな形体をアシンメトリー(非対称)にアレンジして、
明暗メリハリのきいたライティングで、シックに MEN'S の心をとらえています。
各ブランドの個性を単に強調するのではなく、
男の専門店として、魅力的な風景を創出し、
それに各ブランドが提案。
それぞれを組み合わせる楽しみも内包しているかのようです。
どれも伊勢丹カラーが配合され、シーン展開され、
オリジナルな空気感で包み込んでいます。
こうした演出は、
ここにはきっといいものが売っている、
ここに来れば、何か発見がある、と思わされます。
他で売っている同じものも、「買うならここで」 となります。
格が上がり、期待感が増し、優越感を覚えるんです。
そして、ここで買うことが 楽しくなる ・ ・ ・ ・ ・ 。
空間をはじめとする演出の重要さ、必要性をあらためて感じます。
ちなみに、上の写真では、
そのイメージは、少ししか伝わらないと思います。
あしからず ・ ・ ・ ・ ・
風変わりなビル建築たち 05
みなさん よくごぞんじでしょう。
超著名なフランス人デザイナー によるこの建物も、
今年で20才になります。
できた当初、上部のモニュメントは ウ○コ だと安易に騒がれましたが、
これは [金色に輝く炎] を表しているとのこと。
存在感の強い印象、
東京には一切ないもの、
どの時代にもなかった神秘的なものをつくりたかったらしい。
一企業の巨大なシンボルとして、
社会的にかなり認知されたのではないでしょうか。
この地にあるべきかどうかは わかりませんが、
興味深いデザイン性は、今も健在です。
内部のレストランも 外観同様、話題をさらいました。
すごいんです。
いまも改装されることなく営業しています。
当初意図されていた使い方はされていないようですが ・ ・ ・ ・ ・ 。