その日は突然やってきました。
この数年間、この日のことを何度も考えて、どんな決断であれ、結弦くんの決断を応援するんだと、そう心に決めていました。
「決意表明」の情報が入ってきた時、前向きな言葉だったので、きっとどんな発表でも前向きになれるだろう、そんな予感がしていました。
アサイン発表のタイミングが近かったので、今後4A挑戦のためにGPSお休みしますとかそういった発表かなと思いました(それにしては大掛かりな会見なのが気になりましたが...)
昨日の朝、心無いメディアから変な情報が出ました。クリックしないで無視しましたが、ネットの至るところに「引退」という文字が表示されました。
会見を見たらどういう心境になるかな。涙するかな、何も手につかなくなるかな、と思ったりもしていました。
でも、そんな予想はことごとく外れました。
会見から一連の生出演を経た今、悲しい気持ちは微塵もなく、楽しみとやる気に満ち満ちた自分がいました。
プロスケーターという既成概念に自分を当てはめるのではなく、プロアスリートという新たな概念を提示してくれるところ。闘い続ける決意を示してくれたこと。いつも自分の言葉を尊重してくれるメディア、応援してくれる記者・カメラマン、そしてファンへの感謝を丁寧に伝えてくれるところ。
そのどれを取っても、羽生結弦そのものでした。
私は職場や友達に羽生選手ファンであることをオープンにするスタンスなので、よく「羽生くんのどの辺が好きなの?」と聞かれます。その度に、「闘うアスリート魂」と答えていました。
プロスケーターという既成概念に囚われていた以前の自分は、結弦くんが引退してアスリートではなくなることを想像して寂しさを覚えたこともありました。
でも昨日の決意表明で、引退ではなくプロに転向して更に進化するつもりであること、そしてこれからもアスリートでいてくれることが分かり、何物にも変えがたいプレゼントをもらえた気持ちになりました。
そんな結弦くんのファンになれたことを改めて誇りに思うと共に、自分も共に更に高みを目指したい、そのためにもっと努力したいと思いました。
もう何度となく頂いた勇気とエネルギーを、この最大の転機でも変わることなく届けてくれる結弦くんに、本当に感謝しかありません。
今までを一旦総括して振り返りたい気もしますが、今は前進あるのみなので、敢えて振り返るのはやめにしたいと思います。
結弦くん、自分の言葉できちんと伝えてくれてありがとう!そしてここまで本当にありがとう!これからもよろしくね!これからも変わらず応援します。
ここからの新たなステージ、まだ見ぬ風景をまたみんなで一緒に見に行きましょう!
P.S.
北京五輪前からずっと生活が立て込み、ブログ更新できていませんでした。相変わらず更新はマイペースになるかと思いますが、引き続きブログを続けていければと思います。