最高の全日本選手権 | さあ、楽しもう!〜羽生結弦選手とフィギュアスケート応援記〜

さあ、楽しもう!〜羽生結弦選手とフィギュアスケート応援記〜

羽生結弦選手を中心に、フィギュアスケート応援の日々を記録していきます。

 

皆さま、全日本お疲れ様でした!

 

結弦くん、

 

全日本優勝おめでとうございます!

 

本当に濃厚な5日間で、未だ全日本ロスな今日この頃です。笑

 

大会直前まで情報が無く、前日の公式練習と抽選会で結弦くんの姿を見て初めて「あぁ本当に出るんだ!」と実感しました。


(12/25 スポニチ。いつも素敵な紙面をありがとうございます!)

 

ショートの「Let Me Entertain You」、選曲も衣装も振り付けも最高ですね!個人的にロックが大好きで、キレキレかっこいい系プロをずっと待ち望んでいたので大変嬉しかったです。



格好良すぎて既に打ちのめされていますが(笑)、これから更に進化するプログラムだと思うので、今後がとても楽しみです!

 

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そして、フリー。実は今回奇跡的にフリーのチケットが当選し、長野に行って参りました。

 



現地では至る所で感染対策が取られていました。入場時の検温はもちろんのこと、手指消毒は、駅から会場に向かうシャトルバスに乗る前や入場時、またお手洗いにもハンドソープ・アルコール・ペーパータオルが設置されていました。


驚いたのは、お手洗いに列が無かったこと。フィギュアスケートの会場といえば、お手洗いの長蛇の列が風物詩ですが、今回は入場者数が1800名強(キャパの4割程度?)だったため、いつもとは異なる光景でした。座席は1席空けで、声援とリンクへの投げ込みはNG。ひたすら拍手で応援しました。

 

久々に生で観る結弦くんは、相変わらず自然と目で追ってしまうオーラがありました。

 

フリーの「天と地と」。久々の試合観戦はこんなに緊張するのかと思うくらい、緊張しました。ジャンプが1つ1つ決まる度、声を殺して思わず小さくガッツポーズしました・笑。



そして、前半の3Loが終わった頃、今まで緊張でガチガチだった自分の体が不思議なくらいフッと軽くなって力が抜けました。

それは以前も感じたことのある不思議な感覚でした。2017年ヘルシンキワールドでノーミスだったHope&Legacy。当時はテレビで観ていましたが、あの時もやはり序盤の4Sが終わった頃からそんな感覚がありました。「全く危なげないオーラ」みたいなものが出るのでしょうか。そこからは、あの時と同様、神聖な儀式でも観ているかのような気分でした。



最後のジャンプを美しく着地し、会場全体が「いよいよこれはノーミスだ!」といった雰囲気になりました。とはいえ歓声は上げられないため、ひときわ大きな拍手と観客みんなの「大変なものを目にしている!」という熱気で会場の温度が上がったように感じられました。


そしてフィニッシュ!会場は割れんばかりの拍手とスタオベ、押し殺した声なき歓声、そしてみんなの熱気で満たされました。

 

新プログラムで望んだシーズン初戦、まさかこんな演技ができてしまうとは…本当にただただ感動と驚きと尊敬の念でいっぱいです。

 

(12/27 信濃毎日新聞。お写真は小海途さん代表撮影)


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今回はリンク内だけでなく、リンク外でも結弦くんの凄さを随所に感じました。特にプレカンでの1つ1つの言葉の重み。。。コーチ不在で1人で練習する中、3Aが跳べない程どん底だったこと、それを乗り越えここにたどり着いたことを知り、言葉を失いました。



今回の演技やプレカンの話を聞いて、勇気づけられた人がどれだけいたことか、想像に難くありません。そして、全日本に出場したことは、もしかしたら結弦くん自身にとっても人や社会との繋がりを実感する意味で良かったのかもしれない...そう感じました。(プレカンの昌磨くんのコメントも素敵でした!)




世界選手権の代表記者会見では、コロナ禍でのスポーツの持つ力を問われ、自分たち選手が率先して感染防止対策する姿勢を見せていきたいというメッセージがありました。


今回の2つの新プロに込められた意味もそうですが、試合の勝ち負け以上に、フィギュアスケートを通して世の中に何を発信していくかといった姿勢が、このコロナ禍を経てより一層強くなったように感じます。演技の進化だけでなく、トップアスリートとして、人として、一皮も二皮もむけて大きく成長されたのだなと、感銘を受けました。

 

今回の全日本、始まる前は様々な不安がありましたが、終わってみればこんなに幸せな全日本は今まで無かったと思うほど、素晴らしい大会でした。そして、自分もこの状況に負けずもっと進化したい、そう思わせてくれる5日間でした。

 

結弦くん、全ての選手達、お茶の間で現地で応援した皆さま、毎日熱気を伝えてくださったメディアの皆さま、影ながら大会を支えてくださったスタッフの皆さま、本当にお疲れ様でした!

 

波乱に満ちた2020年もあとわずかとなりました。2021年は皆さま健康で、希望に満ちた1年となりますように。

 

今年もありがとうございました。

どうぞよいお年をお迎えください。