皆さんこんにちは![]()
いよいよ年の瀬ですね。昨日で仕事納めという方も多かったでしょうか。
全日本、そしてN杯からの3連戦、本当にお疲れ様でした。何となく予想はしていたけれど、ここまで過酷な状況になるとは…
全日本は納得のいく結果ではなかったと思いますが、この状況でとにかく結弦くんが怪我無く最後まで駆け抜けられたこと、それ自体がもう本当に良かったと思います。優勝した昌磨くん、おめでとうございます。そして大輔さん、今まで男子シングルお疲れ様でした。
今回の全日本、幸運なことにFSを現地観戦することができました(チケットを当てて下さったTさん、ありがとうございます…!!)
久々の全日本でしたが、相変わらず独特の固い雰囲気がありました。上手く表現できませんが、発表会的な緊張感とでも言うのでしょうか…。色んな選手が「全日本は緊張する」という理由が、素人ながら少しだけ分かる気がします。
海外も含め、最近の試合では近くに結弦くんファンが多い状況が続きましたが、今回は前後の列に大輔さんand/or昌磨くんファンの方が多く、自分的には新鮮でした。私の周りでは特に何事もなく、お互い周囲に配慮しながら応援していたように思います。(席によっては悲喜こもごも、色々あったようですね)
結弦くん、SP~FS6分間までは何とか良かったものの、FSは大変でしたね…。A席だったため、全体を俯瞰して観られたのですが、滑り出した瞬間、いつもより大分スピードが遅くハラハラしました(遅いと言ってもあくまで羽生比なので、全選手の中では早い方かと思います)。そのスピードを観た瞬間、「あぁ、めっちゃ疲れているなぁ。調子悪いのかなぁ。」と感じました。
最初のクアド2本を何とか乗り切った後、3Lzがダブルになるという今までにないミスが起こった時、「あぁ、今日はまずい」と思いました。(恐らく皆さん同じ感覚でしょうか)。そこからはもう、「とにかく最後まで滑りきれますように!早く4分間終わりますように!」と願うばかりでした。手拍子も、力が入りすぎて手のひらが割れそうなくらい叩いていました(笑)
結果は2位。演技終了時には既にそんな気がしていたし、こういうショッキングな状況を今まで何度も目の当たりにしているせいか(^^;、順位が出た時そこまで驚きはしませんでした。ただ、様々な想いが巡り、言葉を失いました。
「お疲れ様!」。それが、ようやく振り絞れた言葉でした。本当に、よくぞここまで闘ってくれました。1ヶ月で3試合、しかも移動距離が半端なく、コーチが来られなかったり、理不尽な採点があったりする中、怪我無く2位以内に収まった。それだけで、本当は素晴らしいことだと思います。
ちなみにこの1ヶ月で、トロント→札幌→トロント→トリノ→トロント→東京と移動しつつ3戦していますが、これだけ移動すると体はもちろん、心理的にも混乱するという記事を読みました。心理学的に、自分がどこにいるのかよく分からない状態になるそうで、結弦くんが「心と体が乖離している」と言っていたのもそういう事に関係するのかなと思いました。
「まだまだ、こんなもんじゃない」
数あるインタビューの中で、そんなコメントもありました。そう、こんなもんじゃないです。25歳は25歳なりの新しい壁がまた立ちはだかった感があります。でも、絶対超えられる。超えた先の景色、また一緒に見に行きましょう![]()




