𝙞𝙣𝙨𝙩𝙖𝙜𝙧𝙖𝙢 ストーリーズ毎日更新!
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𝙒𝙚𝙗 𝙨𝙝𝙤𝙥 ⇢ 旅する羊
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私の2人の母は、60代に入ってから不調と共に生きるようになりました。
義母とは同居しているので、自然と私がお供することが多く、ひとりっ子長女のため、実家のことも今後は私が。
義母とは、夫と結婚してからの付き合いなので、どれくらい大切に思えるのか未知数でした。同居前から、意気投合することが多く、人として義母のことが好きでした。
同居してからも、同じ気持ちでいられるのかは正直わからなかったけれど、共に暮らす毎日の中でますます好きになり、少しづつ本当のお母さんのように大切に思ったり、甘えたりすることが増えていて、実の母と同じように恩返しをしたいという気持ちが生まれています。
自然とそう感じさせてくれるのは、夫の存在がとても大きい。心優しくて、尊敬できる生き方を見せてくれるから、夫をこんな風に育ててくれたお義母さんへの感謝が、恩返ししたいという気持ちにさせてくれるのでしょう。
ということで、不調を和らげる場所へ、お義母さんをお連れする日々。幸いにも、私の仕事は場所を選ばずできるので、リュックにノートパソコンを忍ばせて、義母を待つ時間にひと仕事。
30代後半でフリーランスになったことも、車の免許を取ったことも、育ててくれた両家の父・母への恩返しを悔いなき時間とするための準備だったのでしょう。
年功序列で考えれば、私よりも先に旅立ってしまう恩人たち。いつまでもそばにいたいけれど、それは叶いそうもないので、一緒にいられるうちに心を込める。
きっと、どれだけ心を込めたって、言動・行動に表したって、別れのときは辛いのでしょう。
ずっと続く時間ではないと知っているから、大変だとか忙しいとかより「一緒にいられて、よかった」という感情を選び取ることができる。
今日も、お義母さんに心からの感謝を込めて、ご一緒したいと思います。
耳のおともにいかがでしょう @𝙑𝙤𝙞𝙘𝙮
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