世の中のすべてのことは明日は我が身

 

コロナに世界が翻弄されているとき、突然職を失い、その日食べるものにも困ったなんて話をよく聞きました。

 

ニュースでも不安を煽るようなことがたくさん紹介されていましたね。

 

わたしは、あの時思ったのが「なぜ、1年くらい働かなくなっても大丈夫なくらいの貯蓄がないのか。」ってことでした。

 

とても冷たいように思われるかもしれませんが、コロナでなくても毎日ニュースで取り上げられているようなことは、全て明日は我が身です。

 

自分だけが、何もハプニングなく不幸が訪れないなんてことはありえません。

 

心配性によくかけられる言葉で、『不安に思っていることが実際に起こる確率は13%くらい(他の調べによると8.6%のみ)で、ほとんどが無駄な心配。』

 

確かにこれも事実です。

 

ただ、命に係わる衣食住を確保すること(=お金の心配がない状態にすること)くらいは、常に管理すべきだと思います。

 

 

 

モノの備えはするくせに何故お金の備えはしない?

 

ある税理士の言葉ですが、「相続時にモノで残されても困る。何と言っても現金があれば楽。」

 

これは、不動産など速攻換金できないモノをたくさん遺され現金が少ないと、相続税を支払うために遺族が大変な思いをするということです。

 

相続税を支払うために、自宅を売却する必要があるなんてことはザラにあります。

 

中流家庭くらいだと、相続税を生きている間から心配していて対策を取る人が非常に多いです。

 

遺品と同じで、お金は人の衣食住の手助けになるけど、モノはそこまで助けになりません。

 

捨てない人は口を揃えて、『いざというきに使える。』『何かあったときに役立つ。』と言います。

 

いざというときに備えまくっている(モノだけね)人が、契約している保険証書の行方が分からず、満期になった保険を放置し、備えのためのモノを買うために散財し運用できるお金もない。

 

モノを溜め込むのは、本当にいざというときのためですか?

 

  • ただ捨てるのが面倒
  • 捨て方がわからない
  • 捨てるモノしかない過去の自分を見たくない
  • 過去の栄光と今を比べて目の当たりにする勇気がない
  • 老化を受け入れられない

 

そんな理由ではないですか?

 

基本モノを過剰に買う人は不安が強い人が多いです。

 

不安が多く自分自身が心もとないから、お金をたくさん使ってガラクタを手に入れ、手に入れたことで自分を安心させようとする。

 

けど、手に入れることを繰り返すことでお金が減っていく不安で、捨てる人を攻撃します。

 

捨てる人を見て腹が立つようなら、ちょっと自分の心の危険信号だと捉えた方がいいでしょう。

 

ミニマリストはマキシマリストを見て腹が立ちません。

 

 

 

モノの持ちすぎは持っていないに等しい

 

ある程度の備えがあれば心丈夫だし、いざというときに役立ちます。

 

しかし、汚部屋・ごみ屋敷に住んでいて、この“いざ”というときにさっと懐中電灯やコンロやガスボンベが出てくる家は皆無です。

 

みんな持っているけど、持っていない状態になるのが、モノが多すぎる暮らしの代償なんです。

 

洋服1000着持っていても、衣装を提供するような仕事をしていない限り、全てを網羅して使いたおすことは不可能です。

 

毎日違う洋服を着ても、全部に袖を通すのに3年かかるのですから。

 

たくさん持っているのに、不安で孤独なのは、使いこなせておらず持っていないに等しいからです。

 

持っている状態になりたいなら、全部を自分の脳内で把握し、自分の手で手入れ管理できる量まで減らすことです。

 

 

 

モノではなく自分を頼りにする

 

 

まったく正反対のことを言っていると思われるかもしれませんが…

 

お金は持っていなくても、ちゃんと自分があれば安心して生活できます。

 

ただこれには実績が必要です。

 

  • パートを10年以上続けている→離婚してもしばらく食うには困らない
  • 語学が得意→いざとなったら、語学学校の非常勤講師になれる
  • コミュニケーション能力が高い→物販などのパートに出られる
  • 体力がある→掃除の仕事ならすぐできる
  • 家事を続けてきた→家事代行サービスですぐにでも仕事できる
  • 字がキレイ→習字の先生になれる
  • 運動が好き→インストラクターになれる

 

自信とは、お金ではなく経験がモノを言うのです。

 

お金が頼りになるのも、元々は

  • それだけのお金を貯められる自分が頼りになり
  • きっちり毎日家計簿をつけたりして管理できる自分が頼りになり
  • 毎月の支払いを把握するという俯瞰できる自分が頼りになるからです。

 

わたしは、掃除が好きなので、いざ、本当にすっからかんになったら掃除士にでもなろうかなと思っています。

 

家があるから、近所の子を集めて英会話教室もできるし、ヨガを教えることもできる。

 

大手で働くにはそれぞれ資格が必要かもしれないけど、それを広める目線で行けば全部資格がなくても、なんとかできることもあります。

 

実際に地方のおばあちゃんが、料理法を紹介するYouTubeが流行ったりしていますよね。

 

祖母の家の近くには、視覚障害の人が自宅でマッサージをしていました。

 

モノを増殖させてげんなりするような暮らしを送るより、自分の可能性に目を向ける生活を送った方が健康的で現実的です。

 

思考の邪魔になるような部屋ではナイスアイディアも生まれません。

 

 

 

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