まるい。さんから、趣味のモノに関してコメントをいただきましたので、お答えしたいと思います。

 

ミニマリストが捨てるモノとあえて置いてあるモノ←この記事に対してのコメントです。

 

いつもこちらのブログを拝見していると自分も他人から見ても片付けやすい家になりたいと思いつつ趣味的な物。

自分だったら好きな人のライブで買う物販や漫画や好きな作家さんの関連性の物等購入するのですが
ミニマリストさんの場合は趣味的な物とかは購入したりするのでしょうか?

分かりずらい質問かも知れませんが?

 

まるい。さんはじめましてですね。

 

いつもブログを読んでくださってありがとうございます。

 

まるい。さんの趣味的なモノは推し活グッズだと思います。

 

わたしにも経験があるので、推しグッズとの付き合い方をご紹介したいと思います。

 

 

 

ミニマリストの追っかけ歴史

 

最近は、好きな芸能人などを応援することを推し活というようですが、若年寄のわたしにはいわゆる“追っかけ”の方がしっくりきます。

 

ミニマリストは人やモノに興味なく、そういった応援系のグッズなんて関係ないと思われがちですが、わたし、がっつり追っかけ体質です。

 

まるいさん。のいう趣味的なモノが増える経験しています。

 

わたしの親世代は、テレビに録画機能がなかったので、仕事帰りに好きなアーティストが出ている音楽番組を観るために猛ダッシュして家に帰っていたそうな。

 

ひろみ派、秀樹派、五郎派?なんて会話が女子の間では盛んでした。

 

(60代前後の方はわかってくれるかな。)

 

今みたいにSNSが普及していないので、コンサートの出待ちや入り待ちもすさまじかったみたいで、小さいときに母から昔のスターとファンの様子などの話を聞くのが大好きでした。

 

DNAなのか追っかけ体質の母の子どもであるわたしも、常に誰かしらを応援し続けている人生です。

 

  • タッキーが好きだった頃は、祖母がジャがつくショップへ行っては消しゴムやらノートやら写真やら買いこんでくれていたし
  • 祖母は、好きなアーティスト番組を全部わたしように録画してくれそのVHS
  • 3歳から25歳くらいまでは歌手の追っかけをしていて、マルベル堂(アーティスト写真を販売している店)で、写真を一式買いファイリング
  • CDも聴く用・保存用・ストック用と3枚ずつ
  • コンサートへ行けば、その年の全グッズを買いこむし
  • 追っかけで使った新幹線のチケットも記念に保存
  • ヤフオクでは、手に入らなかったグッズを買い
  • ファンクラブもダブって入会しているので、会報も4冊5冊は当たり前
  • レコードも聴く機械はないけど、全部持っていたし
  • 高校野球の追っかけをしているときは、応援している高校のグッズや写真を高校別に保管
  • プロ野球が好きなときは、ユニフォームに応援バッドに優勝した時の新聞
  • よく応援するもんだからどんどん増えるサイン
  • 握手会のために大量に買った本
  • 挙句の果てには女子プロゴルファーの追っかけまでしていて、ゴルフグッズ
  • 雑誌の切り抜きは当たり前で、チラシやコンサートパンフも全部少なくても10部ずつ
  • ファンレターもよく書いていて、森高千里さんはサイン入りのお葉書をくれそんな神対応をしてくれるアーティストのグッズまでありました

こういったモノが祖母の好きな人関連・母の好きな人関連・わたしの好きな人関連で、ぜ~んぶ持っていました。

 

増え続けても常に家がキレイだったのは、整理整頓と掃除が得意で、そのときに好きでないモノは大量に持たないミニマリスト気質だったから。

 

でも、改めて追っかけグッズを見てみると、『あんたの家がファンクラブの本部かい?』って言うくらい大量にありました。

 

(実際にファンクラブから貸してって頼まれて貸したことがあるくらい。)

 

39歳になった今、これらはどうしているかというとほとんど売りさばいて手元にありません。

 

少しはあります。

 

森高千里さんのお葉書も、あります。

 

ミーハーなミニマリストが捨てたもの

 

 

 

捨てるきっかけは人の死

 

何故捨て始めたかと言うと、35歳くらいのときに、恩師や友人や友人のお母さんが亡くなって形見分けということを初めて経験しました。

 

またミニマリストなので、ご両親が亡くなった後の家の片付けを手伝うことも増え、死ぬときに膨大な量のモノを残して旅立つ人をたくさん見ました。

 

そのときに、わたしはこういう風に跡を濁して旅立ちたくないと強く思い、捨てるようになりました。

 

みなさんも自分のモノは固執するのに、家族のモノは「そんなもん捨てればいいのに~。」と自分のこと棚上げして思っていませんか?

 

家族でさえそうなのだから、客観的に他人の家を見ると「ちょっと先生、さすがにこれは洋服多すぎでしょ!」「1人暮らしなのに、毛布こんなにいらんでしょ!」とか突っ込めます。

 

それをわたしは全部自分に当てはめました。

 

明日わたしが死んだら親が片づけることになるでしょうが、もし知人や友人に「杏はもう使えないから使って。」と部屋を見せられたときに、自分が思ったことを思われないような部屋で暮らしたいと思ったからです。

 

 

想い出の品を手放す方法

 

 

 

趣味のモノは捨てはじめやすい

 

趣味のモノって、捨てづらいんですが実は捨て始めやすいモノなんです。

 

理由は、好きな人のモノって何でも多めに置いておくからです。

 

①最初は、とりあえず1つは残してダブっているモノを全て売りました。

 

捨てても手元にその商品は残るので、とっかかりは非常に手放しやすかったです。

 

なんの迷いもなくダブっているモノをただひたすらに売り続けること1年。

 

1年間ずっと売り続けていると、それでもまだあるモノの量にうんざりしてくるので、そうなると1つしか残っていないグッズも、使わないモノは全部手放せるようになってきます。

 

2019年から本格的にモノを減らしていますが、②“置いておくモノはしっかり使い、使わないモノは売る”を徹底しています。

 

あり過ぎたアーティストグッズは日常的に愛用していて、タオル、エコバッグ、コンサートグッズのTシャツやポロシャツ、化粧ポーチや写真立ては、いまだにかつての推しだった人のグッズを使い続けています。

 

今までただの観賞用・保管用だったモノを使いこんでいるので、買い足す必要もなく節約にもなりました。(タオルとかエコバッグは特に買いがちなモノですから。)

 

  • ジムへ行くときもアーティストの名前が入ったバッグを持っているし(最初は芸能人の名前入りバッグが恥ずかしかったのですが、見事に誰にも突っ込まれない=他人は人のモノに関心ない証拠)
  • 水筒も応援チームの名前が入っている

③使っていると見慣れてちゃんと飽きてくるので、壊れたりしても残念がらずに捨てられます。

 

この3ステップで、わたしはほとんどの推しグッズを手放しました。

 

 

 

モノに価値を与えるのは、いつも人間

 

いつもここに書きますが、モノを格上げしているのは人間です。

 

CDだって毎日聞いてケースがボロボロになったら、そのケースはたやすく捨てられるのに、保存用とか言って新品未開封のまま置いてあると、そのCDは自分にとってずっと価値のあるモノになります。

 

人間がモノを神格化して、余計にモノを手放せない環境づくりをしているんですね。

 

ブランド物のバッグもそうです。

 

高かったからという理由で使わずに置いておくと、どんどん捨てづらくなります。

 

なので、モノは使ってなんぼだと申し上げるのです。

 

シャネルのバッグだって、「シャネルだから高いのよ!」と人が価値を上げているのです。

 

 

 

応援している人をご近所さんだと思って見てみる

 

純粋に応援している気持ちがあって、応援している人のグッズを身につけることで自分のパフォーマンスが上がるから買う。

 

これは健全です。

 

ただ、人間どうしても、アーティストに覚えられたいからたくさん買うとか、他のファンより上に立ちたいから買うとかそういったよこしまな気持ちもあります。

 

わたしはそうでした。

 

他の人よりたくさんお金を使っているという優越感で、同じコンサートを10回見に行き、10回目なんてバラードのときに寝る始末。

 

人間関係は腹八分と言いますが、それは好きな人にも同じことが言えます。

 

同じ新幹線に乗ったら、アーティストがごみを放置したまま、座席も元に戻さないまま降りている姿を見たり、ホテルに彼女を連れ込んでいる姿を見たり、追っかけることで粗が見えてきます。

 

そうすると、冷静にただの人として見るようになりました。

 

相手は芸能人でわたしより大金持ち。

 

一般庶民のわたしが、お給料をやりくりして必死にお金を使うことないかと考えるようになったのです。

 

わたしはオトコに貢ぐという感覚が大嫌いな人間なのに、これ相手が芸能人でなかったら同じことだなと思うようになりました。

 

職業欄を抜いたらただの日本人。

 

もしお隣さんがその好きな人で、大豪邸で裕福な暮らしをしているのに、毎日お裾分けしに行くかな?と自分に問うてみた。

 

いや、せんな。

 

ってことで、推しにお金を使いすぎる暮らし、卒業しました。

 

 

 

グッズがなくても、楽しめる

 

今は、コンサートへ行くと、全員が同じペンライトを振っている中、1人手だけ振っています。

 

アーティスト側も商売ですから、その年のコンサートの内容にあったグッズを作り、「この曲ではこれを振ってね。」と言います。

 

でも来年、そのグッズは使えません。

 

来年は、また違う曲に違う何かを買わされる仕組みになっていますから。

 

手だけ振っている今の方が純粋にコンサートを楽しんで帰ってきています。

 

先日も野球を見に行ってきましたが、バッドを叩かず手を叩いて、翌日いい感じの筋肉痛、二の腕知らずの暮らしはモノに頼らないからね~と翌日までいい気分でした。

 

 

 

保管用はただ保管しているだけ

 

家中のクローゼットや収納スペースにあった推しグッズは、全てどこかに嫁いでいき、棚1つ分だけ、CDやDVDが少々残っています。

 

3~4年前に9割は捨てましたが、それからCDもDVDも1回も聴いたり観たりしていません。

 

そんなモノです。

 

最近、捨てるモノがなくなってきたのでそろそろ重い腰を上げて、あのCDやDVD売ろうと思っていますが、面倒で放置しています。

 

モノってそんなものんですよ。

 

好きなアーティストがいてその人のエンターテインメントを見たいなら、グッズを買うお金で2回コンサートへ行き、生身でその臨場感を味わう方がずっといい経験になります。

 

その時の興奮でモノを買って帰りがちですが、家に着いたらその臨場感はモノから放ってくれません。

 

モノに頼らず自分の体で感じる暮らしを楽しんでください。

 

 

まるい。さん多分、まるい。さんよりわたしの方がすさまじい物量でビックリされたかと思いますが、モノが無くても相変わらず適度に押し活は楽しんでいますので、グッズ関連を買う頻度や量を少し減らしながら、買い方を見直してみてはいかがでしょうか。

 

またお話聞かせてくださいね。

 

 

 

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