いざ、電気屋へ。母が気に入った炊飯器を私がプレゼントした。
母ったら、喜びいっぱいに、
「ありがとう。大事に使わせて貰うね。」
と嬉しそうに言ってくれた。
母「生きているうちに、もう炊飯器を買い替えることはないと思っていたよ。」
私「お母さんは、100歳まで生きるからまだまだ3回は買い替えるよ?」
母「そんなに生きたら、迷惑しか掛けないよ。あんたのが先に死んじゃうかもしれない。」
やばい、冗談から切ない現実や。
帰り道。
私「スーパー寄っていいかな?」
母「今日は、炊飯器に扇風機に、買って貰ったから、黙って乗ってます。スーパーに行ったら、日陰に座って待ちます。」
→謙虚すぎるやないかーい
父「それは暑いだろ!」
→まともだ!
そんな両親。
母「マスクがない!おかしいな」
探す母を運転席から眺めたら…
耳にかけてるやーん!!
母「え?あっ、やだ!あはは。」
父は、父で…
父「マスク失くした!無い!」
一緒に探したら…
父「あった
」
被っていた帽子から出てきた。
そんな隠し場所、わかるかーい!

