聴いていると幸せな気持ちになる歌、って人それぞれあると思うの。
運転している時、ランダムに曲をかけていて流れてきた曲が、その時の自分が求めている曲が流れると嬉しくなる。
そんな曲がバチっとはまって流れてきた日。
いちにち、この曲がテーマになっていて幸せな気持ちだったな。
椎名林檎さんの "ありあまる富"
僕らが手にしている 富は見えないよ
彼らは奪えないし 壊すこともない
世界はただ妬むばっかり
もしも彼らが君の 何かを盗んだとして
それはくだらないものだよ
返して貰うまでもない筈
何故なら価値は 生命に従って付いている
彼らが手にしている 富は買えるんだ
僕らは数えないし 失くすこともない
世界はまだ不幸だってさ
もしも君が彼らの 言葉に嘆いたとして
それはつまらないことだよ
なみだ流すまでもない筈
何故ならいつも 言葉は嘘を孕んでいる
君の影が揺れている 今日限り逢える日時計
何時もの夏がすぐそこにある証
君の喜ぶものは ありあまるほどにある
すべて君のもの 笑顔を見せて
もしも彼らが君の 何かを盗んだとして
それはくだらないものだよ
返して貰うまでもない筈
何故なら価値は 生命に従って付いている
ほらね君には富が溢れている
本当にその情景が浮かんで
ひとつの文学を読んだみたい
とても幸せな気持ちいっぱいになる
夏の描写なのに
生きることへの儚さもあって強さもある
歌にも行間を読むと言うことがあるんだ
林檎さんの歌にはそう思わされる
すごく荒んだ世界なのかな
とも思うけれど そうではなくて
満たされる幸せが溢れている
今の時代こんな心待ちでいられたらないいな
この日は
ありあまる富、ヘビロテでした。
椎名林檎さん自身のお子さんが、いじめにあっている時につくった歌だと人伝いに聞いて、だからこんなに暖かくて、優しさが溢れる歌詞なんだと余計に感動した歌。。。