私は注意散漫になりやすい発達障害と気にしやすいHSPの気質があります。また、本や漫画は私にとって大切な「安心できる時間、居場所」です。
けれど、その大切な本たちが増えるにつれて、本棚の前に立つだけで疲れてしまうことがありました。背表紙の情報が一気に目に入ってきて頭が混乱したり、どこに置いたか分からなくなったり…。
そんな中で少しずつ工夫を重ね、今の「落ち着ける本棚スタイル」にたどり着きました。今日はその体験を3つの工夫として紹介します。
1.ジャンル別ではなく「読む場面」で分ける
昔は「小説コーナー」「ビジネス書コーナー」みたいに分けていました。でも実際は「今日は気分転換したい」と思った時に、ジャンルをまたいで探すことが多いんですよね。
そこで思い切って 「どんな時に読みたいか」で分ける ようにしました。
気分を切り替えたいとき → 漫画や軽い読み物の棚
自分を高めたいとき → 資格本や自己啓発書の棚
落ち着きたいとき → エッセイや詩集の棚
こうすると「今の自分に合う本」がすぐに見つかるので、探すストレスが減り、本を開くハードルも低くなりました。
2.収納は「隠す」が基本
本棚にずらっと本を並べると、カラフルな背表紙の洪水に圧倒されて疲れてしまうんです。HSP気質の私は特に、視覚的な情報が多いとすぐにエネルギーを消耗してしまいます。
そこで取り入れたのが 「隠す収納」。
無印や100均の箱に入れる
棚に布をかける
よく読む本だけ見える位置に出す
たったこれだけで本棚がすっきりして、部屋に入った時の安心感が全然違います。「見せない」という工夫は、心を守る大事な仕組みだと感じました。
3.電子書籍はサブ、紙の本をメインに
一時期は「電子書籍の方が便利かも?」と思ったのですが、画面で読むと目が疲れたり、記憶に残りにくかったりしました。私にとって読書は「体験」なので、やっぱり 紙の本がメイン だと実感しています。
紙の本なら書き込みや付箋で自分だけのノートにできる
誰かに貸したり、一緒に読んだりする楽しみがある
ページをめくる感覚や紙の匂いが安心につながる
電子書籍は試し読みや外出時のサブとして便利ですが、「ワクワクできるか?活用できるか?」を大事にすると、自然と紙の本を中心にしたくなりました。
おわりに
以前は「本が多いと散らかるし疲れる」と思っていましたが、工夫を重ねたことで、今は「自分を守ってくれる空間」に変わりました。
読む場面で分ける
見せない収納で落ち着きを作る
紙の本を中心に、楽しく活用する
この3つを取り入れたら、本棚が「ただの収納」ではなく「安心できる居場所」になったんです。
同じように本に助けられている方の参考になれば嬉しいです。