2013年夏に父親が死んだ。
そして実家に残された2台のカメラとレンズ類。
誰も使わないし、そこそこ値段もつきそうだから、売ろうかと言ったら。
売るなと弟に言われた。
ほな一台ずつ分けて、それぞれで使おか？って言ったら
わしは使わん、と言われた。
誰も使わんもん持っててもしゃーないが、売るなというんで2台とも持って帰った。
売るなという理由は、今度欲しいと思ってもおいそれと買えないからだそうだ。
いまいちわからない理由だが、そーゆーことで売らずに２台ともウチにある。
使わんのももったいないし、一台は使ってみようと思っていじってみたら、DX機のD90の方が軽いしコンパクトだし、自動モードみたいなんもけっこうあって、失敗写真は少なかった。
だが、せっかく使うなら、ってことで重いしデカイし、なんか失敗写真ばかり写るFX機のD700をあえて使いだして、ちょっとずつ失敗が少なくなって今に至る。
さて、防湿庫に納めるべく5年ぶりに取り出されたD90。
レンズにカビも生えてないようで一安心。
寝る前に充電しといたバッテリーパックを入れてスイッチオン。
・・・起動しないぞ。
うわ、壊れたんかと思ったけど、D700機とバッテリーパックは共通なので、入れ換えてみたら起動した。
よかった。
バッテリーパックは死んでるのか、過放電してて充電できなくなってるのか。
充電器に入れてみたら充電ランプが5回ずつ点滅して切れる。
外して充電器に入れ直してみたら充電ランプが5回ずつ点滅して切れる。
また外して充電器に入れ直してみたら充電ランプが5回ずつ点滅して切れる。
あかんなー、電池パック買おうかなー。
でもめったに使わんし、2台とも持ち出すってことはないだろうから電池は使い回そうかなー。
とかおもいつつ、しつこく外して充電器に入れ直してみたら充電ランプがずっとついてる。
おお。
充電しとるやん。
で、この電池パック入れたら起動した。
おお、復活。
よかったー。
焦ったー。
普段使いはD700だけど、このD90はコンパクトな一眼レフカメラとして、モンキーツーリングのお供として使うよ。
D700はね。
デカイし重いし、失敗写真が多いんだけど、見た目のガッシリした感じとパシャリと落ちる重厚なシャッター音が好き。
両機のサイズ感が写真に出せんなと思ったけど、底から撮ったらよくわかる写真になった。
ズームレンズの分レンズは長いけど、左D90のコンパクトさがよくわかる。