教習所とか遠い、ダルい、メンドい、とか思ってたがそうでもなく楽しかった。
学校で何かを教わるなんてことは何十年ぶりだったろう。

楽しかった日々も終りとなり、本日は卒業検定。別に感極まって泣いたりしないが。

台風が近づき朝から雨、ついてない。

教習所に向かうころ雨がやんでる、ついてる。

教習所につくころまた雨が降ってる、ついてない。

一時間ぐらい教室で説明を受けてから検定場へいくと殆ど降ってない、ついてる。

大型、中型、小型の順で検定がある。
中型の男の子が、急制動距離オーバーで検定中止。残念だったねなどと話してたらその子がつけてたゼッケンがすがさんに。

縁起悪いぞ、ついてない。

などと恋する乙女の花占いのようなことをやりながら最後が小型のすがさんの番。

検定1コースを走る。

途中で止められることなくなんとか正念場の一本橋にたどり着く。

一本橋は、失敗イコール検定中止で、補習後再検定確定だ。


一本橋を前に深呼吸して自己暗示をかける。

渡る。必ず渡る。補習料金も再検定料金も、絶対払わんぞ。
私、失敗しないので(キリッ)。

とか念じてたら

私、失敗しかしないので!(キリッ)

っていう最近すがさんちででウケたフレーズが頭に浮かんで和んだ。

それでリラックスしたせいか、ちょっと秒数は足らんが落ちずに渡りきった。

あとはS字、クランクと問題なく終わり、最後まで検定は走りきった。

そうそう、小型はスラロームとか波状路とかはない。

で、試験官に、教室で発表を待てといわれて教室にいくと、本日の2輪検定4名中、すがさんを含む2名が残っていた。

あとの2名は教室にたどり着けなかったようだ。
検定中止の男の子は当然としても、最初の大型の人は最後まで走りきったのに。

走ったあと減点を計算したら間違いなくダメだったんだろうね。それでその場で不合格を言い渡されたんだろう。

と、いうことは教室に残っていれば合格の可能性はかなり高いということだ。

20分後、試験官が教室に入ってきた。


本日残っている方、2名とも合格です。おめでとうございます。

試験官はおもむろにそう告げた。

ヤッターと心でガッツポーズ。

嬉しくてあとの説明なんか上の空で聞いちゃいない。

でもまあ聞いていると、このまま免許試験場にいって手続きをすれば、本日免許が受け取れるらしい。

交付は後日と思っていたので、嬉しい誤算。

で、本日無事免許取得することができました。


ワー、パチパチパチ~。

原付の免許がなくなっているが、それはちと訳ありとゆーことで。