今日は鈍銀の重爆機…フジ•フェザーコンポ2(後期型)のプチオーバーホール… | サイド7に単身赴任…

サイド7に単身赴任…

サイド7から…MSやら鉄道模型…パソコンに…飛行機…
古いクルマのお話しをいろいろと…と…言いながら…
クルマのお話し…していません…そのうちしようと思いつつ…
今度は…自転車のお話し…ばかり…です…。

今日は休みだったので…
この前の散歩で気になった…
毎日の通勤専用機である…鈍銀の重爆機…
フジ•フェザーコンポ2(後期型)の整備を…
 
特に気になった部分…ボトムブラケット部…
そのガタ付きの修復&修正…
軽い点検整備…プチオーバーホールを施工…
 
▲通勤専用機…フジ•フェザーコンポ2(後期型)はこうして玄関が駐機の定位置になっております…邪魔だとも言われます…
 
手でクランクを回して気になる部分…
ボトムブラケット部を良く見ると…
微々たるモノですがガタ付きが見られる…
その他…若干ザラ付き感もある…
 
最初は軽くベアリングを抑えている…
ワンを締め込んで…調整完了♪…と…
したかったのですが…
 
こりゃバラして…
グリスアップしないとダメだなぁ…
 
▲その玄関でプチオーバーホール開始…ペット用排泄マットを敷いて…その上で…バラします…
 
ちょっと手間が掛かりますが…
今後の事も考えると…一回バラして…
ちゃんと整備しておいた方が良いな…と…
 
ボトムブラケット軸…クランク軸から…
ペダル&クランクを外して…
左右のワンを緩め外して…
ボトムブラケット部を分解します…
 
▲バラしたボトムブラケット主要部品…球ベアリングは奮発してクロームモリブテン鋼のモノを採用しています…
 
この機体…平成生まれです…
でも…好みと耐久性を兼ねて…
敢えて9ベアリングのリテーナーを使わず…
旧い方式ではありますが…
11個のボールベアリングを…
そのまま直に入れて…
クランク軸を支持しています…
 
この方式をとった理由は…
以前の経験から…
数十年前…その昔に流行し乗っていた…
マウンテンバイクでの経験から…
 
▲写真上左から…左ワンロックナットに左ワン…右ワン…下左からウォーターシーフに球ベアリングとクランク軸…
 
普通に…街乗りや…
時に…悪路走行をしていたところ…
ボトムブラケット部の破損が頻繁に発生…
当初…その部分には安価で直しの効く…
リテーナー支持方式でした…
 
乗り方にもよると思いますけれど…
リテーナーも悪くは無いと思いますが…
少し…耐久性が無いような気がします…
私の踏み込み方なのかも知れませんけれど…
力任せに踏み込み…使い込んでいると…
ベアリング9球のリテーナーでは…
力が偏り一部に集中するようで…
ベアリングを保持する金属部分が…
経年でひしゃげ…千切れてしまい…
結果バラバラになり…
異音と…ゴリゴリ感が発生…
 
最悪の場合…千切れた破片で…
クランク軸やベアリング受け部分…
そしてベアリングそのものも損傷させる事に…
ベアリングの接する部分は傷つき…
俗に言う…虫食い状態になり…
ザラザラ…ボツボツの状態に…
耐水ペーパーで修正出来ますが…
その金属面は脆く…
直ぐにまた虫食い状態になるし…
金属面が薄く剥離してしまい…
再利用するには難ありの曲者になってしまう…
 
▲この…軟質プラスティックの筒が意外と大きな役割を持っています…今はなかなかないので大事に使っています…
 
ベアリングも傷付きますし…
割れの原因にもなります…
 
ワンもクランク軸もベアリングも…
それほど高価では無いのですけれど…
二〜三年で交換する…となると…
何だか…勿体無いし…面倒臭いモノ…
 
そこで…対策として…
旧い方式…旧態然としていますが…
球ベアリングを並べて支持する…
ベアリング支持方式を採用したのです…

リテーナーはベアリング数が少ない為に…
踏み込む力の偏りに耐えられず…変形し…
ひしゃげ…千切れ…バラバラになるので…
思い切ってリテーナー支持方式を廃め…
 
バラの球ベアリングを代わりに配置し…
9球支持から11球支持に支持点を増やし…
負荷力を均等に軽減&分散させられるように…
ベアリング支持方式への仕様変更したのです…
 
▲ボトムブラケット内ではこんな感じに組み込まれます…これで無駄に雨水が入りグリスが劣化するのを防ぎます…
 
何年…何十年か経ち…
再び自転車生活をしはじめて…
コレらの機体にも同じ不具合が生じた時…
ふと…思い出したのが…この方式…
 
こうして…私のところでは…
この機体をはじめ所有する全機に…
このベアリング支持方式を採用しています…
 
個人的な感想ですけれど…
この方式の方が…ワンにも…
クランク軸にも…低負荷なのかなと…
 
繰り返しの話しになってしまいますが…
リテーナーの9球での支持から…
11球へと支持点が増加したので…
踏み込みに対して…その力は分散し…
結果…経年による摩耗が減り…少なくなり…
その摩耗も均等に…綺麗に磨耗する感じ…
ワンもクランク軸も寿命が伸びているような…
 
▲バラした後のボトムブラケット部…ガランとしています…ですが…この部分の点検も怠らず…わりと重要です…
 
バラのベアリング支持方式…
旧式な方法ですが…
その効果と恩恵を気に入っております…
整備時に少しだけ…注意する点と…
面倒なところがありますけれど…
 
油断しているとポロッ…コロコロコロっと…
何処かへ行き…そのまま行方不明に…
まぁ…でもこの事は…
バラす際に注意さえすれば防げる事ですし…
 
バラした球ベアリングを…
ウエスの上で…旧いグリスや汚れを…
拭き…取り除き…綺麗に磨くのですが…
周りを汚さないように注意しないと…
思いがけないところにグリスがついていて…
後で大変な事になります…
 
それでも…この方式が気に入って…
ずっと採用しています…
 
▲球ベアリングを組み込んだワン…私は防水性を求め…グリスタップリ派なのでベアリングが埋まる程グリスを盛ります…
 
さて…作業の方は…
クランクと…左右のワンを緩め外し…
 
ワンの中を覗くと…うわっ…やっぱり…
古くなったグリスは…真っ黒というか…
このところの豪雨で水分も含み…
グレーと黒のマーブル状…
更に銀のラメで…キラキラと綺麗だなぁ〜♪…
じゃないっ…金属粉だわな…コレ…
 
グリス自体の粘度はあるけれど…
劣化が進んでる…金属粉が出てるしね…
こりゃどう見ても整備時期だったなぁ…
これ以上乗りっぱなしにしていたら…
球ベアリングが逝ってる可能性が…
 
▲寄って見るとこんな具合…まるで栗きんとん…これなら組んでいる最中に…ベアリングがポロって事も無く楽ちん…
 
ワンから球ベアリングを指で掬い出して…
ウエスの上に並べ…グリグリ…モミモミ…
旧いグリスと汚れを落としに掛かります…
 
あまり調子に乗っていると…
ウエスから球ベアリングが転げ出し…
ポロッ…コロコロコロォ〜っと…
各が逃亡するので注意しながら…
慎重かつ大胆に…拭き取り…磨きます…
 
ひと通り磨きが済んだ球ベアリング…
摩耗具合や傷を目視で検査…
ベアリング支持方式にした際…
採用する…この球ベアリングはすべてを…
耐久性を考えクロモリ鋼のモノにしております…
 
▲私の場合…組み付けは左ワンから…軽く手で締め込んでおきクランク軸を差し込みます…
 
なので…眼で確認する限り…
傷も…破損も…変色もなく綺麗なモノ…
 
一方の…ワンとクランク軸の方も…
古いグリスを拭い…磨き…
当たり面を見て…問題の無い事を確認…
どちらも再使用可能な事を確認できたら…
フレームへ組み込み…
元通りに組み上げて行きます…
 
まず…ワンにグリスをたっぷりと盛ります…
人により…この部分へのグリス量は…
抵抗を気にされ…最低限の少量で済ませる方や…
隙間からハミ出て来る程に塗り込む方が居りますが…
私は後者で…かなり多めにグリスを守るタイプです…
 
まぁ…この手の旧車に低抵抗を求めるより…
いつまでも末長く保って欲しいので…防水性と…
金属への負荷を減らし長持ちさせる方を取りました…
 
▲その後は…ウォーターシーフを中に入れて左ワンに嵌め込んでから…右ワンを捻じ込み…こちらを締め込みします…
 
さて下ごしらえが済んだら…
その次は…
 
たっぷりとグリスを盛ったワンの中へ…
先程磨いた球ベアリングを…
ワンの内側の端へ…ポトポトと落とし…
盛ったグリスの中へ埋めて行き…
見た目…殆ど栗きんとん状態にして…
球ベアリングを縁へ綺麗に並べ整えたら…
 
先ずは…フロントチェーンリングとは反対側の…
左ワンをフレームへ軽く捻じ込み仮組みします…
そこへ…慎重にクランク軸を通したら…
忘れてはいけないモノ…ウォーターシーフを…
ボトムブラケット内に納めます…
 
ウォーターシーフは…
ちょっとした軟質プラスティック製の筒…
この部品…その目的は…
雨水等からボトムブラケット部を守るモノ…
ですが…コレが有ると無いとでは違います…
グリスの持ちが格段に違いますし…
ボトムブラケット内の腐食予防にも大きく貢献…
こういった旧車には欠かせない部品の一つですが…
最近なかなか手に入れ難い部品でもあります…
 
▲そうしたら…左ワンに戻り…球アタリを調整して…左ワンのロックナットを取り付け…締め込みます…これで完了…
 
さて…左ワン(仮組み状態)と…
クランク軸に…ウォーターシーフ…と…
そこまでをきちんと組み込めたところで…
フロントチェーンリング側にあたる右ワンを…
ワンの中へ収めたベアリングが外れないよう…
慎重に嵌め…捻じ込みます…
こちら側はきっちりと締め込み固定します…
 
右ワンを固定出来たところでは…
クランク軸はまだグラグラ状態です…
この後…左ワンを締めて…
ボトムブラケットの球当たり調整と…
左ワンの固定を行います…
 
ある程度までは…左ワンを手で締め込み…
クランク軸に当たったところから…
ワン用のカニ目レンチを使って…
左ワンを少しキツ目に締め込み…
左ワンのロックナットを嵌め…
締め込み完全に固定します…
 
▲ボトムブラケット部が組み上がったら…スクエアテーパー部へクランクを嵌め込みナットで締め込み…取り付けます…
 
クランク軸を手で回してみて…少し硬め…
少し力を入れないと回らないくらい…
そんな感じで調整します…
これが…手で簡単に回るようだと…
直ぐにガタが出て来るか…
最悪はワンやクランク軸の破損につながると…
馴染みの自転車屋のオヤジは言っておりました…
 
なので…多少抵抗にはなりますが…
ずっとこの感覚を守り調整しております…
自転車屋のオヤジ曰く…
手で…指で軽く回るようじゃ…
その時点で既にガタついてる証拠…
指の力より脚の力の方が大きいし…
ましてや…乗っている時は体重も掛かる…
ペダルを漕ぐにはそんな大きな抵抗にならない…
ちょっと硬く締め込むくらいが…
緩まないし部品も痛まない…ちょうど良いんだ…
と…実践して全くその通りだったので…
今も忠実にその教えを守って実行しています…
 
▲フロントチェーンリング側は…チェーンを嵌めるのを忘れなきよう…後でも良いのですが…気分的な汚れた感が違います…
 
作業の方は…これで…
ボトムブラケット部の組み上げは完了…
 
あとは最初に外した…
クランク&チェーンリングを取り付ければ…
今回のプチオーバーホールは終了です…
 
スクエアテーパーのクランク軸へ…
クランクを嵌め込み…ナットで締め付け固定…
フロントチェーンリング側は…
チェーンを嵌めるのを忘れずに嵌め込んで…
クランク軸へ…組み込みます…
 
自転車は180度対向のクランク位置…
蒸機ガマ…SLのようにズレていないので…判り易い…
昔のこと…一度…クランクをお遊びで…
90度に組み付けて乗ってみましたが…
なかなか…漕げません…って…当たり前か…
 
この機体をはじめ…所有している機体は…
全てスクエアテーパーのクランク軸を持つ旧車…
回転部分も旧式なカップ&コーン式…
こうして簡単に手入れが出来る点と…
なかなか壊れない耐久性に…
惚れ込み…気に入り…好んで使っています…
 
▲人から勿体無いと言われる…SAKAEの合金製クランクキャップ…でもコレ実は真ん中の穴が使えない廃品利用なので…
 
考えてみたら…私の所有機で最新式なのは…
魔改造を施された…Super MIYATA Pick-Up(改)の…
SHIMANO NEXUS Inter3…って…
カップ&コーン式とは関係ないじゃん…
機体の本体自体は1980年…もう四十年モノだった…
 
最近のボトムブラケットって…
カセットタイプで凄い事になってるんですよね…
クランク取り付け部分も…
四角いスクエアテーパーではなくて…
リアのギアカセット部分みたいに…
細かく…ギザギザしてるし…
 
そういえば…リムブレーキ…
これからどんどん減って行くのでしょうか?…
何かの記事で…部品供給が無くなるかもって…
まぁ…そんな深刻な事態には…
私が生きている間は…無いでしょうけれど…
 
だって…自転車屋さんでも…
どんなに古い部品でも探せばあるよ…って…
その言葉を信じて…こうして…
旧いマスプロツアー車ばかり乗っているんですから…
 
▲良く見ても判りづらいのですが…クランク軸向きを間違えると左右クランクがズレて…微妙に乗り難くなります…
 
あと…そうそう…
今回のこのプチオーバーホールで…
慣れているので普通に外したクランク軸…
あれ…一応ちゃんとした左右の向きがあります…
良く見ると判りますが…間違えると…
乗った時になんか変だなぁって事になります…
 
話しが脱線してばかりですが…
 
クランクが取り付けられたら…
最後に…クランクキャップを取り付けて…
この鈍銀の重爆機に取り付けているのは…
お古ですがSAKAEの合金製クランクキャップ…
真ん中の六角穴が舐めて馬鹿になったモノを…
その両脇にカニ目レンチで回せるように…
適当に穴を開けて廃品利用…再使用しています…
 
勿体無いと言われる事もありますが…
肝心な六角穴が使えない事を言うと…
なる程…捨てずに済むね…となります…
 
なんとなくこのクランクキャップを…
ネットオークションやショップで探したら…
うおっ…と唸るくらい高価になってる…
マジか…良いのがあったら…
取り替えようと思っていたのに…
 
▲ボトムブラケットのプチオーバーホールが完了して…これで再び安心して通勤に乗れます…鈍銀の重爆機…
 
まぁ…そんなこんなで…
所要時間は…写真撮ったりしたので…
1時間くらいといったところで完了…
 
プチオーバーホールを済ませ…
再び…これでまた暫くは…
快適•快調に通勤できるでしょう…
 
関東は…この数日…
台風の影響もあり…風雨厳しいので…
通勤専用機は万全にしておきたいモノですから…
あとは雨具も見ておかないと…なぁ…。