私の中の通勤車の本家…国電の王…103系も10輌…高運転台車の貫通編成を増備… | サイド7に単身赴任…

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サイド7から…MSやら鉄道模型…パソコンに…飛行機…
古いクルマのお話しをいろいろと…と…言いながら…
クルマのお話し…していません…そのうちしようと思いつつ…
今度は…自転車のお話し…ばかり…です…。

このところ…
通勤運用の増強に力を入れている当鐵道…
 
通勤電車の王…と私は思っています…
国電…国鉄型通勤電車…103系も…
10輌の貫通編成を一本…導入…
 
以前より…当鐵道で所属している…
通勤電車…103系は…
短編成の初期型ばかりでしたが…
この度…ステンレスの飾り帯輝く…
後期型…高運転台車も転属して参りました…
 
▲ウグイス色の103系高運転台車も10輌…転属して来ました…当鐵道では初期の埼京線仕様として運用する予定…
 
切っ掛けは…ふと…
埼京線の103系…懐かしいなぁ…と…
 
そんな事を思い始めると…止まらない…
転属元をいろいろと探し廻り…
数ある中から…
求める条件を見事満たしていた…
この編成を見付けて…
 
当鐵道へ…
思い切ってフル編成一本を…
導入する運びと…なりました…
 
▲非冷房の低運転台車の多い当鐵道に…冷房付きの後期型…高運転台車の103系…貫通フル編成を一本…導入…
 
これなら…昭和の山手線も再現できて…
一編成で二通りの楽しみ方が出来る…
との…一石二鳥的な思いも…
 
とても都合良かったのは…
後年の…列車無線アンテナを…
装着している仕様だった事…
南シナ…南ヤテ…東ヤテから…
東ハエまで…再現できるじゃない…
これは最適な一本です…
 
▲低運転台の旧製品ばかりを見ているので…このモデルを見るだけでも…ちょっと新鮮味を感じてしまいます…
 
編成が到着直ぐに全検を施工…
特に…不具合も無く…
問題も…調整も必要なく…
通電接点を無水アルコールで…
磨き直した…ぐらいで…工事完了…
 
試走も…もちろん問題無く…
連結器も当鐵道標準仕様だったので…
本当に…更新するところも無く…
あっさり…当鐵道の所属になりました…
 
▲動力車のモハ103…関水金属(KATO)の車体構造が切り替わる過渡期のモデルなので…新旧入り混じった構造です…
 
このモデルは…
関水金属(KATO)の103系の中でも…
後年になり製品化されたものなので…
それまでの…同社でいう…
103系一般型と比べようの無い出来…
 
特に…客室窓サッシの進化は大きく…
窓サッシの横桟は…
嵌め込みの窓ガラス部品に形成され…
更に銀箔がプリント刻印されて…
色分けがなされており…
格段な技術の差を見せ付けられます…
 
▲嵌め込み式の窓ガラスに…サッシの横桟を刻み銀箔印刷して…窓サッシを表現…邸運転台車とは大きく異なる部分…
 
この編成も…メーカーの遊び心が…
車体端の…所属車輌区表記…
然りげ無く…関スイ…と印刷されています…
これも古き良き時代を感じます…
 
この頃の関水金属…
ブランド名…KATOって…
とても真面目に…
車両をモデル化しているのに…
こういった細かな部分で…
遊びがあって…好きです…
 
▲車体端の所属区表記が…関スイ…こういうの…大好きです…真面目な印象があるだけに…遊び心を感じます…
 
このモデルが出た時期は…
当時…その界隈の双璧を成す…
TOMIXからも103系が登場しており…
Nゲージの細密化が始まり…
若干オーバーな雰囲気のTOMIXから…
繊細なディティール表現のTOMIXに…
 
関水金属も…ブランド名KATOを…
正式なメーカー名とし…
カッチリとしていて…繊細な…
CADを用いた造形を…
更に細かく突き詰め…
後に…部品同士のチリや合いが…
より一層ピッタリとしたモノになり…
マスキング塗装と見紛うモノになって行きます…
 
▲屋根上も…配線•配管…クーラーキセなど…とても繊細になりました…が…グローブ型ベンチレーターは旧型の方が良い感じ…
 
ですが…まだ…この頃のモデルは…
現在ほど…デジタルな部分は無く…
かといって…
黎明期ほどの試行錯誤も無い時代…
 
関水金属製品…KATOとしての…
統一された仕様が確立する直前なので…
同じような時期に生産された…
通勤電車の201系試作車とも…
特急電車…485系や183系1000番代とも…
微妙に違う仕様…部品構成や構造でした…

▲妻面の配線•配管もちゃんと表現されています…パンタグラフ無しモハと共通車体の…201系900番代車とは違います…
 
この…103系高運転台車…
KATOでの製品名…新103系では…
内部構造については…
従来からある車両で培った…
部品構成を踏襲しつつ…
ヘッドライトが標準装備となり…
ヘッドライトユニットを新たに設計…
編成両端の…クハなどの制御車に…
ユニットブロックを装着する構造へ変化…
 
動力ユニットについては…
基本的…この直前に…
変化したモノと大きな変化は無く…
モーターを床板に埋め込み…
客室スペースを設けられるようになり…
薄く平坦な動力ユニット上面には…
簡素な室内ディティールパーツを設置…
室内灯対応になっています…

▲103系高運転台者と205系二次生産車…共に埼京線で運用されていた車輌…過去帳入りの車両も当鐵道では現役です…
 
車体外観については…他社製品に負けじと…
車体ディティール再現に拘りを持たせ…
更にカチッとしていて繊細になり…
 
この…ノッペリしがちな…
ただ…四角い…103系の車体に…
良い感じのアクセントが加えられ…
各路線のラインカラーの華やかさと併せ…
しっかり…カッチリとしている…
関水金属(KATO)を…印象付けてくれます…
 
▲右から…103系…201系…205系…と時代により進化して行った国電の姿…大きく違うようで似ている部分もある三車…
 
私としては…
今回導入したこの編成…その動機は…
通勤新線…後の埼京線の再現です…
 
ふと…思いました…
そういえば…ここの205系も転属してた…
これで…開通数年後の埼京線も再現できます…
103系の牙城を崩し始めた頃の埼京線です…
 
でも…その頃の…
新鋭車である205系はまだ…
前面スカート未装着なので…
同時走行時には前面スカートを…
外して共通運用したい…かなぁ…
 
▲新旧20m級4扉の通勤車輌…現車は構成している素材も鋼体車体からステンレス車体に変わり…ガラスの固定法なども進化…
 
車輌の進化も…みて取れます…
今回転属して来た…103系高運転台車と…
ほぼ同時期生産の…201系900番代…
そして…後年の…205系二次生産車…
それぞれを並べ…比べると…
 
各モデルの車体構造は…
103系高運転台車と201系900番代は…
ほぼ同時期のモノの為…
部品の形状…構造は殆ど同じです…
ただ部品の統一化は完全ではなく…
車体剛性に不足を感じる部分もみられます…
分解に難があるが剛性高い旧製品との…
過渡期的な試行錯誤が見て取れます…
 
▲側面は客乗降扉位置に変わりはなく…側窓位置にも大きな変化は無し…運転台扉位置が搭載機器により多少位置が変化…
 
後期の…ある程度…
その部品構造や仕様が確立された…
205系では…
旧製品並みではありませんが…
車体剛性もある程度確保されており…
分解…組み立てが容易になっています…
 
各部品のユニット化も進み…
車種に合わせた専用品ではありますが…
その基本的な構成は統一され…
同じ要領で分解…組み立てが可能です…
 
▲年代毎に…ヘッドライト位置や前面窓処理に大きな変化があるものの…テールライト位置は…ほぼ同じ事に気付きました…
 
それにしても…
こうして三車種を並べてみると…
その前面デザインに…
国電の進化も同時に見る事が出来て…
なかなか興味深いものです…
 
年代を追う毎に…
その…構成素材や各部の処理など…
大小様々な部分の進化が見て取れます…
 
また…面白い事も…
ヘッドライト位置…前面窓廻りの処理など…
その辺りは大きく変化しているのに…
テールライト位置に変化は無かったり…
 
更に…これ以前の車輌と…
見比べてみる事も出来ますし…
国電の…車輌の進化を見られるのも…
模型の楽しいところ…です…。